国際デザイン&広告賞「D&AD賞」特別レクチャー

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
国際デザイン&広告賞「D&AD賞」のセミナーに行きました。

danddaawardsentry02.jpg

セミナーは、GOOD DESIGN EXHIBITION 2018の中で
国際デザイン&広告賞「D&AD賞」特別レクチャー
として開催されました。

第1部は「Creativity for Excellence - 卓越した創造力」
として、D&AD 最高執行責任者のDara Lynch氏の講演でした。

D&ADの紹介やデザイン、広告のトレンドの話がありました。

D&AD(Design & Art Direction)は、1962年にイギリスの
非営利団体として創立されました。

デザインと広告の発展、支援を目的に
創設されたD&AD賞は審査も厳しいです。

約80か国から約20,000作品の応募があり、
受賞は700作品程度です。

国別では日本は米国や英国に次いで3番目に多い受賞数のようです。
webサイトでは48の受賞がありました。

ちなみに今年の日本の受賞作品を例示として、リンクを貼ります。
ご参考まで。
https://www.dandad.org/awards/professional/2018/graphic-design/26936/laforet-grand-bazar-2017-summer/
https://www.dandad.org/awards/professional/2018/product-design/27139/cogy-wheelchair/

広告は、時代を切り取って映し出すところもあります。

今はグローバル化、難民・移民の受け入れ、
人間や文化の多様性、自国第一主義、
といったものを意識した広告やデザインが
現在のトレンドになっているようです。

第2部は「Creative Directors In Conversation-審査会から見た世界のデザイン」
として、中村至男氏(D&AD賞 グラフィックデザイン部門審査員)、
堀宏行氏(D&AD賞 デジタルデザイン部門審査員)、
Tommy Li氏(2016年D&AD賞グラフィックデザイン部門審査員/AGI中国代表)、
菅付雅信氏(モデレーター)のパネルディスカッションでした。

審査の特徴について話してくれました。

審査員も50か国から250名、男女もおよそ半々で多面的な評価をしています。
D&AD賞の審査の特徴として、審査員による議論が多いと話していました。

まるまる3日間ディスカッションするらしいです。

審査基準は次の3つですが、
An original and inspiring idea.
Exceptionally well executed.
Relevant to its context.

おおざっぱに解釈すると、
独創的であること、
丁寧に作られていること、
時代や社会・文化の流れを意識したものであること、
という感じです。

コンテクスト評価の難しさが語られていました。

その土地由来なものが外国では新鮮に映ります。

例えば、日本では魚拓になじみがあるが、
外国の審査員には刺激的に見えるようです。

世界中から審査員を集めて、
ディスカッションすることで
その地域の文化も理解しながら
審査するよう努めています。

私は最近、消費において、
文化の香りを与えることの魅力を感じます。

広告で楽しく美しい生活の提案ができるとよいですね。

11月から来年のD&AD賞のエントリーが始まっていました。
https://www.dandad.org/en/d-ad-awards/

danddaawardsentry01.jpg

審査料は応募する部門によって異なり、
数万円から10万円を超える部門もあります。

これからも日本のクリエイティブが
世界に積極的に発信されることを期待したいです。

インテリアデザイン展示会「スペイン色彩の静物」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペイン大使館での展示会
「スペイン色彩の静物 Spanish Chromatic Still Lifes」に行きました。

スペイン静物の色彩01.jpg
スペイン静物の色彩02.jpg
スペイン静物の色彩04.jpg

スペインのインテリア、
家具や照明器具、ラグと張り地の展示会で、
10月30日から11月1日までの短い会期でした。

スペイン貿易投資庁とスペイン大使館が、
スペインの企業の販路拡大のために開催したのでしょう。
スペインの10社の製品が展示されていました。

スペイン静物の色彩03.jpg

仕事が終わって日が暮れて、スペイン大使館へ行ったところ、
大使館前には行列がありました。
もしかして並ぶかと思いましたら、
チェロのコンサートの入場を待つ人たちでした。

大使館の活動はテレビや新聞で知っていましたが、
大使館は同じ日にさまざまな取り組みを行っているのですね。
スペイン大使館は結構大きい大使館です。

私は大使館に行くのが初めてで、入館は少し緊張しました。
トルコのサウジアラビア大使館のニュースを見てから時間が
経っていないこともあり、
日本のルールが及ばない異国の地に踏み入れる緊張感はありました。

手荷物検査を終えて入館しました。
展示室以外は写真撮影禁止です。

ただ、皆さん日本語で私に声をかけてくれます。
日本人の職員の方と思われる方も多く、明るく、フレンドリーでした。
次からはあまり緊張せずに行けそうです。

スペイン静物の色彩05.jpg

展示は会社ごとではなく、色彩ごとに各社の製品を混ぜて
ひとつの静物画のように展示していました。
大きく分けて10色の構成です。

「スペイン色彩の静物」として再編成されたような
コーディネート提案されたような面白い展示でした。

素材も、木材や植物のつる、アルミや
布地、生地など多様で、加工技術もアピールしていると思います。

写真はできるだけ人が写らないように撮ったので、
人が少なく見えますが、18時くらいにもかかわらず、
あちこちで会話、商談が行われていました。

私も日本語や英語で話しかけられました。
インテリア業界の人ではないと伝えたので、
突っ込んだ会話はしませんでしたが、
業界関係者であれば、じっくり話したいところでしょう。

スペイン静物の色彩06.jpg
スペイン静物の色彩07.jpg

照明器具のデザインがおしゃれでした。
輪が月食のように輝いて見えます。

「TATAMI MIX BLACK」というカーペットがありました。
畳からアイデアを借りて作ったのでしょう。
ござに近いです。

スペイン静物の色彩08.jpg
スペイン静物の色彩09.jpg
スペイン静物の色彩10.jpg

イグサではなく、硬い紙のような繊維で編んで作られていました。
ござよりは硬いですが、
靴を履いて過ごす文化ですから、これでよいのかもしれません。

普通の「TATAMI」として茶色のパターンもありました。

会期中には関連するスペインのデザインのセミナーも開催されてました。

各国の大使館で行われるイベントにも
興味深いものがたくさんあるのでしょうね。

映画「日日是好日」から二十四節気、おもてなし、文化、芸術の良さを感じよう

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
映画「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)を観ました。

にちにちこれこうじつ01.jpg

先日、お亡くなりになった樹木希林さんの出演作で、
お茶の世界に興味があり、映画の舞台が横浜でもあったので観ました。

二十歳の女性が茶道を学びながら気づき、大人へと成長していく話です。
とても美しく、清々しい映画でした。

主人公は、世の中には「すぐにわかるもの」と
「すぐわからないもの」の二種類がある、と語ります。

20年以上茶道を学んで、やっと気づくことがあると、
茶道の奥深さが垣間見えました。

樹木希林さんをはじめとした俳優の演技や映像は素晴らしかったです。

映画では、二十四節気にあったお茶のおもてなしや作法、
茶室のしつらえなどが出てきます。

お茶を淹れる、飲むという行為を
文化、芸術の域に昇華させている茶道は
精神の豊かさにあふれています。

映画の原作にも興味を持ち、買って読みました。

「日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」
森下典子 新潮文庫

にちにちこれこうじつ03.jpg

著者の自伝随筆です。著者が茶道から学んだことを語っています。
映画の内容ををさらにかみしめることができました。

映画を見て、エッセイを読んだだけですが、
「日日是好日」、毎日が良い日と感じる感受性や
感謝の気持ちをもって生きる人生は美しいと思います。

私は二十四の季節を味わう幸せが大好きです。

ビジネスの視点から話すと、こうした幸せはプライスレスで、
季節感や文化、芸術には、お金を惜しまない豊かな層もいるのです。

戦国時代には、城をひとつ建てられるような値段で、
ひとつの茶碗が売買されたという話も聞きます。

店づくり、応接室、商品、サービス、SNSに
季節感や文化を取り入れること、
おもてなしの気持ちをもつことは
経営にも良い効果をもたらします。

映画をご覧になって、茶道から学ぶのもよいのではないでしょうか。

にちにちこれこうじつ02.jpg

私も家で、ささやかに嬉野茶と栗の和菓子で一服しました。

今は霜が降り始める霜降。秋が深まっています。
来週は立冬。冬は間近です。

バルセロナデザインミュージアム(3)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
バルセロナデザインミュージアムのレポートの最終回です。
http://ajuntament.barcelona.cat/museudeldisseny/en

入口の先に広がる吹き抜けです。

バルセロナデザインミュー24.jpg

地下1階に下りた先に
インフォメーション(チケット売場)があります。
常設展と企画展をあわせて8ユーロです。

バルセロナデザインミュー25.jpg

常設展である4階のレポートです。

バルセロナデザインミュー26.jpg

1980年から2003年にかけての
グラフィックデザインが展示されていました。

バルセロナデザインミュー27.jpg
バルセロナデザインミュー28.jpg

ビジュアルコミュニケーションと題して、
Webサイト、インタラクティブデザインも対象とした展示ですが、
画面や映像は少ないです。

バルセロナデザインミュー30.jpg

ポスター、商品パッケージなどが中心です。
ロゴの展開も。

バルセロナデザインミュー29.jpg

1992年のバルセロナオリンピックのデザインも多く展示されていました。

バルセロナデザインミュー31.jpg

おそらく常設展とは別だと思いますが、
0階には新しい素材に関する展示がありました。
チケット売場の反対側にあって無料で見られます。

バルセロナデザインミュー32.jpg

同じく0階には企画展の展示がありました。
こちらは現代美術のような内容でした。

バルセロナデザインミュー34.jpg

バルセロナデザインミュー35.jpg

写真の左はカフェで、右は資料室です。

バルセロナデザインウィークと題した、
バルセロナの街中でのイベントや展示などの案内もあり、
バルセロナデザインミュージアムが、
その中核施設になっていると感じました。

とても充実していて、デザインの街としての認知が
これから高まっていくでしょう。

バルセロナデザインミュー33.jpg

バルセロナデザインミュージアム(2)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
バルセロナデザインミュージアムのレポートの続きです。

バルセロナデザインミュー11.jpg

建物正面にはDisseny Hub Barcelonaの看板がありました。
バルセロナのデザイン結節点ハブ、ということです。

0階(日本でいう1階)はロビーで、
パンフレットが置いてありました。

数か国の言語版があり、
日本語版はありませんが英語版があります。

バルセロナデザインミュー22.jpg
バルセロナデザインミュー23.jpg

1階は先週ご紹介したとおり、プロダクトデザインの展示でした。

バルセロナデザインミュー12.jpg

2階は装飾品、工芸品の展示です。

バルセロナデザインミュー13.jpg
バルセロナデザインミュー17.jpg

小箱、たんす、椅子、ガラス食器、
陶器、タイルなどが展示されていました。

3世紀くらいから20世紀までと展示品の時代は長く、
バルセロナやフランスの装飾品の展示が中心ですが、
東洋やアラブ文化を感じさせるデザインもありました。

バルセロナデザインミュー16.jpg

貴族でしょうか、裕福な人が使っていたと思われる
工芸品がたくさん並んでいました。

バルセロナデザインミュー15.jpg

18世紀の馬車までありました。

バルセロナデザインミュー14.jpg

3階はファッションの展示です。

バルセロナデザインミュー18.jpg

16世紀から現代にいたる
スペイン、フランスを中心とした織物、
衣装、刺しゅうが展示されています。

バルセロナデザインミュー19.jpg
バルセロナデザインミュー20.jpg
バルセロナデザインミュー21.jpg

4階その他の展示は来週ご紹介します。

バルセロナデザインミュージアム(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペインのレポートを再開します。バルセロナ編です。

今日はバルセロナデザインミュージアム
(Museu del Disseny de Barcelona)のご紹介です。

バルセロナデザインミュー01.jpg

2014年12月に開館した、新しいデザインミュージアムです。

もともとバルセロナの別の地にあった
3つの博物館を集約して、
新しい展示も加えて開館したようです。

バルセロナデザインミュー02.jpg

館内には英語も多く、大きな英語の館内案内がありました。

1階(日本でいう2階)は、
世界のデザイン、プロダクトデザイン、文化遺産の展示です。

バルセロナデザインミュー04.jpg

展示は、プロトタイプ、エルゴノミック、
エコデザインなど、さまざまな切り口で行われていました。

バルセロナデザインミュー03.jpg
バルセロナデザインミュー10.jpg
バルセロナデザインミュー06.jpg
バルセロナデザインミュー07.jpg

家具、家電、輸送用機器などのデザインが多めです。

しかし、イノベーターズの展示では、
シリコンの調理器具もありました。
Lékué(ルクエ)のシリコンスチーマーです。
展示のジャンルは幅広いです。

バルセロナデザインミュー08.jpg

デザインミュージアムですので、
美術館のような作品の「解説」はそれほどありませんが、
説明はカタルーニャ語、スペイン語、英語の3言語で記されています。

バルセロナデザインミュー09.jpg

やはりバルセロナ、カタルーニャの文化、
カタルーニャのデザインが多く展示されています。

時代に沿ったプロダクトデザインの紹介もありました。

写真では左の1940年代から始まり、
右端は1990年代あたりまで写っています。

バルセロナデザインミュー05.jpg

1階のプロダクトデザインだけでも、
展示品は多く見ごたえがあります。

他のフロアのレポートは次回以降に。

モダンアート再訪 ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横須賀美術館で開催中の
「モダンアート再訪 ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展」に行ってきました。

モダンアート再訪.jpg
モダンアート再訪3.jpg
モダンアート再訪4.jpg

工事で休館中している福岡市美術館の
コレクションのうち67点を厳選した展覧会です。

私の訪問は平日で、雨が降っていましたから空いていました。

モダンアート再訪2.jpg

藤田嗣治、ミロ、シャガール、ダリ、ウォーホル、
リキテンスタイン、草間彌生、マーク・ロスコ、
横尾忠則などが見られます。1930年代以降の作品です。

シュルレアリスム、抽象表現主義、ポップ・アートなど、
近代美術の流れをその時代背景とともに見ていく展示会です。

近代美術を網羅しているわけではなく、
一部の流れではありますが、ダイジェストのように紹介しています。

とかく難しいと言われる現代アートで芸術家は何を目指したか、
この展覧会を見ると少しつかめるような気がします。

日本の近代芸術、九州派や具体美術協会の作品も多く、
福岡市美術館コレクションとしての魅力も十分です。

展示室の撮影はできないので、
作品を画像でご紹介できずに申し訳ありませんが、
お勧めしたい展覧会です。

芸術とは何か、絵画とは何か、芸術家が考えた結晶があり、
芸術家が鋭く切り取った近代や人の営みが
社会を感じさせます。

会期は11月4日まで。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:00Comment(0)芸術・美術

コンサルティング体験セミナー

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

明日、資格の学校TAC新宿校にて無料公開セミナー
「中小企業診断士のお仕事がわかる!コンサルティング体験セミナー」
の講師を務めます。

タイトル:「中小企業診断士のお仕事がわかる!コンサルティング体験セミナー」
日時:2018年9月29日(土)14:00~15:30
場所:TAC新宿校
参加費:無料
http://shindanblog.e-tac.net/archives/1919619.html

中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格です。
経営診断や経営コンサルティングを行っています。

ただ、経営コンサルティングの具体的な進め方を
知っている方は多くないと思います。

今回のセミナーでは、事例を題材に
グループワークで経営戦略の策定をします。

政府の統計データを使って市場分析をしたり、
事例企業が持っている良い点を探りながら、
中小企業へ経営戦略を提案します。

経営診断報告書や経営コンサルティングの模擬が体験できます。

セミナー後に、中小企業診断士の資格や、
TACのコースなどについても個別相談も承ります。

予約不要です。明日、TAC新宿校に直接お越しください。
https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_gd_gd.html

IT導入補助金は今が絶好のチャンス!

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
IT導入補助金のご紹介です。

itdounyuuhojyokin.jpg

IT導入補助金は、ソフトウェアやクラウド利用費と、
それらの導入関連経費など、の2分の1、
最大50万円までもらえる政府の補助金です。

例えば、ホームページ制作、
財務会計、税務申告、
給与計算、労務管理、シフト組み
顧客管理、予約受付、商談管理
原価計算、在庫管理、
グループウェア、社内SNS、ビジネスチャットツール
などに補助金がでます。

さらには、AI(Artificial Intelligence人工知能)や、
RPA(Robotic Process Automation)による業務効率化も
対象になりますし、

POSシステム、ポイントシステム、
インストアマーチャンダイジング支援(棚割り、POP)、
社内資産管理(器具、備品、ファシリティ、OA、IT資産等)、
CAD/CAM/CAE、
生産計画、製造管理、品質管理、購買管理、
車両運行管理、
電子カルテ対応レセプトコンピューター、などの
特定の業種で使われる専門のソフトウェアやシステムも
対象になります。

IT導入補助金の対象は、
IT導入支援事業者(IT企業、ITベンダー)が
事務局にあらかじめ登録したソフトウェア、システムに
限られますが、登録しているソフトはとても多いです。

また、補助金の申請は、
IT導入支援事業者による代理申請ですので、
中小企業の申請の負担は小さく、お勧めです。

ハードウェアは補助金の対象になりません。

また、既存のホームページの改修も対象外ですが、
ホームページを全て作り変えることは対象になります。

企業ブランドを意識した情報発信や、
スマートフォンユーザー向けに
予約受付や問い合わせ対応、顧客管理機能を
持たせたデザイン性の高いwebサイトに刷新できます。

ただいま平成29年度補正の三次公募が行われていますが、
今は補助を受ける大チャンスです。

なぜ大チャンスであるのかご説明します。

一般的に、補助金には審査があります。
予算に限りもありますので、
申請しても応募が多いと採択されません。

ところが、IT導入補助金の予算は昨年度の5倍、
今年度は500億円です。

今年度は約13万件に補助したいと
政府は当初言っていましたが、
5か月経過した現在で21,000件程度の採択とみられます。

おそらく350億円以上の予算がまだあるでしょう。

審査が厳しいのではなく、
応募件数が想定よりも少ないので、
採択件数が伸び悩んでいます。
(ちなみに採択率は高く、1次公募では9割超と推測しています。)

つまり、今年度は予算がないために審査に落ちることはなく、
公募要領にしたがって要件を満たせば、
補助金を受けられる可能性は極めて高いです。

応募には、経営診断ツールの活用と、
「SECURITY ACTION」の自己宣言が必須です。

経営診断ツール」はIT導入補助金のwebサイト上で
無料で利用できます。

webサイトで決算書の数値や経営方針などを打ち込むと、
簡単な経営診断(財務分析)の結果が出力されます。

これをもとに経営課題を把握して、IT導入につなげます。

また、情報処理推進機構(IPA)の
SECURITY ACTION」の宣言も無料です。

情報セキュリティに取り組んで、自己宣言すると
ロゴマークがもらえます。

security_action_hitotsuboshi-small_color.jpg

「SECURITY ACTION」宣言して、
ロゴをwebサイトに貼り付けることは良いことですから、
これを機会に宣言をお勧めします。

必須ではありませんが、サービスデザイン推進協議会の
おもてなし規格認証「紅」(べに)の取得もすると
補助金の採択の可能性がより上がるでしょう。

事務所移転のお知らせ

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
本日より事務所を移転しました。

新所在地
〒230-0063 神奈川県横浜市鶴見区鶴見1丁目13-1-601

郵便物などは上の住所にお送りください。

開業10周年の今年、少しだけ広くなりました。

もともとの所在地の近所で、
しばらくは行ったり来たりの日々が続きます。
引っ越しもこれからです。

これからも横浜市鶴見区で頑張ります。
よろしくお願いいたします。
posted by ブランド経営コンサルタント at 15:00Comment(0)お知らせ

目次(0661~0680)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は目次をお届けします。
気になる記事があったらクリックしてください。

今回は海外レポートが多くなりました。

2018年4月27日~2018年9月14日分

記事ナンバーとタイトル

680 目次(0661~0680)

676~679はスペインのマドリッドのレポートです。

679 スペインの国立装飾美術館
678 ティッセン・ボルネミッサ美術館も素晴らしかった
677 ピカソの名画ゲルニカが展示されているソフィア王妃芸術センター
676 パセオ・デル・アルテでプラド美術館へ

674、675はスペインのビルバオのレポートです。

675 グッゲンハイム・ビルバオ美術館の展示
674 グッゲンハイム・ビルバオ美術館は川岸の豊かな建築

673 産業競争力とデザインを考える研究会の報告書
672 デザイン料金の相場の目安

662~671はイタリアのデザイン、アートのレポートです。

671 イタリアの面白いもの
670 「時」に生きるイタリア・デザイン
669 イタリアの食のレベルは期待通り!
668 イタリアの製品デザインと書体デザイン
667 イタリアのショップデザイン
666 カピトリーニ美術館でローマの歴史を感じる
665 ローマ現代美術館(MACRO)
664 MAXXI(イタリア国立21世紀美術館)
663 システィーナ礼拝堂に心を打たれる
662 荘厳なサン・ピエトロ大聖堂は芸術の塊でもあった

661 パンのペリカン人気に驚いた!ペリカンカフェで炭火焼トーストを食べる

660 目次(0641~0660)
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:39Comment(0)目次

スペインの国立装飾美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
関西への非常に強い台風、北海道の大きな地震と自然災害が続いています。
行方不明の方は早く助かってほしいです。

さて、今日はスペインの国立装飾美術館(Museo Nacional de Artes Decorativas)をご紹介します。

国立装飾美術館01.jpg
国立装飾美術館02.jpg

プラド美術館から歩いて10分くらいのところにあります。

スペインの16世紀くらいからの
美術工芸品が展示されています。
マドリードの観光サイト「国立装飾アート博物館」

国立装飾美術館03.jpg

5階建ての建物に陶磁器、金細工、ガラス、
カーペット、家具が展示されています。

国立装飾美術館04.jpg
国立装飾美術館05.jpg

スペインのデザインですから、
イスラム文化の影響を感じさせるものもあるかと思いましたが、
時代が異なることもあり、欧州の他の国と大きく異なる感じは受けませんでした。

国立装飾美術館12.jpg
国立装飾美術館06.jpg
国立装飾美術館11.jpg

スペイン語でも説明はそれほど多くなく、
日本語のリーフレットはないので展示をじっくり見るのみです。

スマートフォンアプリによる英語のガイドはあります。

国立装飾美術館14.jpg
国立装飾美術館13.jpg

人は少なく静かに落ち着いて鑑賞できます。

貴族の部屋や、昔の生活を表現した人形のセットなどもあり、
入場料は3ユーロですが見応えがあります。

国立装飾美術館07.jpg

美術館建築も上品でおしゃれです。

1階には現代美術やプロダクトデザインの展示もあります。
企画展もあるので幅広く楽しめます。

国立装飾美術館08.jpg
国立装飾美術館10.jpg

帰るときの自動ドアには
「じゃあまたね」と日本語があり、目にとまってしまいました。
横書きですが下から上に。

国立装飾美術館09.jpg

ティッセン・ボルネミッサ美術館も素晴らしかった

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
ティッセン・ボルネミッサ美術館のご紹介です。

ティッセンボルネミッサ01.jpg

ティッセン‐ボルネミッサ美術館は、
ハインリッヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵と
ハンス ハインリッヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵の
親子2代のコレクションがもとになっています。

スペイン政府が作品を買い取り、
ビリャエルモサ宮殿を改装して1992年に開館しました。
プラド美術館の斜め向かいにあります。

最上階の2階(日本でいう3階)から鑑賞すると、
時代の流れに沿って楽しめます。

ティッセンボルネミッサ03.jpg

15世紀からの20世紀までの西洋絵画があります。

主にイタリア、オランダ、ドイツ、スペイン、
アメリカ、フランドルの絵画があります。

ビットレ カルパッチョ「若き紳士」
ティッセンボルネミッサ04.jpg

レンブラント「帽子と2本の鎖を身に着けた自画像」
ティッセンボルネミッサ05.jpg

芸術運動では、ルネサンス、バロック、
印象派、フォービズム、キュビズム、
シュルレアリスム、ポップアートなどがあります。

肖像画や風景画が多いです。

ゴッホ「オーヴェルの風景」
ティッセンボルネミッサ06.jpg

アンドレ ドラン「ウォータールーの橋」
ティッセンボルネミッサ07.jpg

ロイ・リキテンスタイン「入浴中の女」
ティッセンボルネミッサ08.jpg

日本語の美術館ガイドと
オーディオガイドもあります。
じっくり楽しめます。

日本語ガイドへのリンク
https://www.museothyssen.org/sites/default/files/document/2017-03/Folleto_JAPONES_ES.pdf

ティッセンボルネミッサ02.jpg

ちなみにガイドの表紙の絵は、ドメニコ ギルランダイオの
「ジョバンナ ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」です。

息子のハンス ハインリヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵の
妻カルメンのコレクション、
カルメン ティッセン‐ボルネミッサ コレクション
も増築して加わりました。

ティッセンボルネミッサ09.jpg

私の訪問時には、さらに2つの特別展が開催されていました。

ハンガリー系フランス人のアーティストの
ヴィクトル・ヴァザルリの特別展と、
クロード・モネとその師匠、ウジェーヌ・ブーダンの特別展です。

「ヴィクトル・ヴァザルリ:オプ・アートの誕生」展
https://www.museothyssen.org/en/exposiciones/victor-vasarely-birth-op-art
ティッセンボルネミッサ10.jpg
ティッセンボルネミッサ11.jpg

「モネ/ブーダン」展
https://www.museothyssen.org/en/exposiciones/monetboudin
ティッセンボルネミッサ12.jpg

2週前にご紹介した
Paseo del Arte(パセオ・デル・アルテ)では
特別展は見られません。

今回は時間もなかったので特別展はあきらめました。

ただ常設展だけでも2時間は鑑賞しました。
見ごたえは十分にあります。
作品数はおよそ1000点あるそうです。

プラド美術館の陰に隠れがちですが、
先週ご紹介したソフィア王妃芸術センターと、
ティッセン・ボルネミッサ美術館もとても素晴らしかったです。
両館ともお勧めします。

美術館に隣接するカフェレストランも
よい雰囲気で、美味しかったです。
ティッセンボルネミッサ13.jpg

ピカソの名画ゲルニカが展示されているソフィア王妃芸術センター

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
マドリッドのソフィア王妃芸術センターをご紹介します。

ソフィア王妃芸術センター01.jpg

20世紀以降の近現代美術を収集、展示しています。
1992年に開館しました。

サバティーニ館とヌーベル館の2つの建物からなります。
上の写真はサバティーニ館です。

ソフィア王妃芸術センター10.jpg
ソフィア王妃芸術センター09.jpg
英語版の美術館案内です。

常設展、ピカソ、ダリ、ミロなどの作品は
サバティーニ館の2階、4階にあります。

ソフィア王妃芸術センター02.jpg
ソフィア王妃芸術センター03.jpg
ソフィア王妃芸術センター04.jpg

もともと病院だった建物だったようで、
中庭からの光が差す廊下は
明るく開放感がありました。

ソフィア王妃芸術センター05.jpg

ゲルニカのあるRoom206は撮影禁止です。
ミュージアムショップで買ったマグネットでお許しを。

ゲルニカ06.jpg

本物は高さ3.49m、幅7.77mの大きな作品です。
ゲルニカの前には多くの人がいて、じっくり見ていました。
私も見入ってしまいました。反戦平和を訴える名画です。

Room206はゲルニカの展示室の他にも部屋があり、
オスカーシュレンマーの作品や
シュルレアリスムのコレクションがありました。

下の写真は企画展です。
企画展は5~6つは実施されていて現代美術を楽しめます。
広いので見ごたえがあります。

ソフィア王妃芸術センター07.jpg

ヌーベル館はサバティーニ館と廊下がつながっています。
ヌーベル館にもCollection 3(常設展)がありました。

ソフィア王妃芸術センター08.jpg

現代アートの展示で、作品の解説もあまりありませんが、
じっくり鑑賞して、鑑賞者が作品から何を感じるかを
考えると観念を刺激されます。

ピカソ、ダリ、ミロのあるソフィア王妃芸術センターは
考えれば考えるほど、さまざまな物の見方が感じられる美術館です。

パセオ・デル・アルテでプラド美術館へ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペイン、マドリッドのプラド美術館のレポートです。

プラド美術館は世界でも指折りの美術館です。
1819年に王立美術館として開館し、
スペイン王家のコレクションが展示されています。

prado01.jpg

12世紀から19世紀にかけてのスペインや
フランドル地方やイタリア、欧州各地の絵画が展示されています。

特にスペイン画家の巨匠、
エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤの
3人の作品をたくさん見られます。

prado02.jpg

プラド美術館の正面にはベラスケスの像があります。
建物正面は修復中でした。

写真はゴヤ像です。
正面から左に回った入場券売場の近くにあります。

goya03.jpg

私は「Paseo del Arte」(パセオ・デル・アルテ)で入場しました。

パセオ・デル・アルテは、
プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館、
ソフィア王妃芸術センターの3館セット入場券です。
29.6ユーロです。

paseodelarte01.jpg

3館の入場料は、プラド美術館が15ユーロ、
ティッセン・ボルネミッサ美術館は12ユーロ、
ソフィア王妃芸術センターは10ユーロなので、
7.4ユーロお得です。

チケットは1年間有効なので同じ日に行く必要はありません。

パセオ・デル・アルテの注意点は、
ティッセン・ボルネミッサ美術館では
パーマネントコレクション(常設展)だけが見られます。
企画展は見られないので注意です。

私はソフィア王妃芸術センターを
一番初めに訪問して
ソフィア王妃芸術センターで買いました。

プラド美術館はチケット売り場が
混んでいることもあるみたいなので、
ティッセン・ボルネミッサ美術館か
ソフィア王妃芸術センターで買うのもよいでしょう。

prado04.jpg

写真は平日15時のプラド美術館の入場券売場です。
入場券を買う列はありませんでした。
12時には少し人が並んでいました。

入場券のある人は、ベラスケス像のある正面から
左にぐるっと裏手にまわったところから入場します。

prado05.jpg

展示室は撮影禁止なので、
館内写真は入口からの写真だけです。
リュックサックなどの荷物はロッカーに預けます。

エル・グレコ「正三位一体」「羊飼いの礼拝」
ディエゴ・ベラスケス「ラス・メニーナス」
フランシスコ・デ・ゴヤ「マドリッド、1808年5月3日の銃殺」「着衣のマハ」「裸のマハ」

他にもデューラー、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンスほか巨匠の作品がたくさんあります。
圧巻です。

有名な作品は以下のURLからご覧ください。
https://www.museodelprado.es/en/mi-prado/recorridos-recomendados

プラド美術館には日本語の美術館ガイドがあります。
表紙の絵はエル・グレコの「胸に手をあてた貴人の肖像」です。

prado06.jpg

日本語のオーディオガイドもあります(6ユーロ)。

プラド美術館は大きく、35000点の作品を収蔵し、
常設展だけでも1300作品展示されているらしいので、
すべての作品を見るのは困難です。

オーディオガイドの対象も注目の作品だけですが、
すべて聞いて鑑賞したら丸一日かかるでしょう。

素晴らしい作品ばかりなので、駆け足で見るよりも
気になった作品をじっくり鑑賞した方がよいと思います。

約800年間の西洋絵画の粋を集めており、
歴史や表現手法の幅や厚みを感じます。

ヘロニモス館がビリャヌエバ館(本館)に隣接しており、
企画展が行われていました。

ヘロモニス館の展示は小さく、
ビリャヌエバ館と一緒に無料で見られますので
時間が許せば立ち寄るとよいでしょう。

カフェとミュージアムショップもあります。

グッゲンハイム・ビルバオ美術館の展示

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館の展示作品を見ましょう。

夜のグッゲンハイム・ビルバオ美術館も美しいです。
夜20時まで開館しています。
bilbao09.jpg

展示は20世紀後半以降の現代芸術です。
世界の芸術家の作品が並びます。屋外から見ます。

bilbao10.jpg
美術館の左にある赤い橋脚・アーチは
ダニエル・ビュランの「Arcos rojos」です。これも作品です。
2007年に美術館開館10周年で作られたそうです。

maman11.jpg
上の写真は、ルイーズ・ブルジョワの「Maman」(ママン)です。
六本木ヒルズにもある作品です。
蚊を捕まえる蜘蛛に母を重ね合わせているようです。

puppy12.jpg
右の花の犬は、ジェフ・クーンズの「Puppy」(パピー)です。
パンジーが彩り、季節によって見え方が変化します。

Tulips13.jpg
同じくジェフ・クーンズの「Tulips」(チューリップ)

TALLTREEandTHEEYE13.jpg
アニッシュ・カプーアの「TALL TREE & THE EYE

館内展示を見ましょう。
bilbao14.jpg
平日の11時前、入場券の購入に列ができています。

入場料は13ユーロです。
オーディオガイドを無料で渡してくれます。
日本語がないので英語を受け取りました。
bilbao15.jpg

観光客は外国人が多く、世界から集まっています。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館では、
日本人を夫婦2人しか見ませんでした。

この美術館で一番有名な作品は
リチャード・セラの「The Matter of Time」です。
bilbao16.jpg

大きさは約100メートルあるらしく、高さも4メートルあります。
bilbao17.jpg

巨大な鉄の彫刻の中を歩くと、
他には味わえない独特の感覚がありました。

ビルバオは鉄の街ですから、ふさわしい作品ですね。
この作品のためにこの展示室が用意されたらしいです。

まるでペトラ遺跡の渓谷のような、
両側に迫る崖の間を歩くような感じです。

鉄ですが建築物の中を歩く感じではなく、
どこかにわずかに温かみを感じました。

展示室の入口には、撮影禁止、作品に触らない、
作品に近づきすぎない、という注意事項がありました。

中で写真や動画を撮りたいし、彫刻も触りたいですが、
彫刻の中は狭いところもあってぶつかったり、渋滞しそうですし、
鉄が錆びそうですから仕方ないですね。

1階の他の常設展示を紹介します。

bilbao18.jpg
ジェニー・ホルツァーの「Installation for Bilbao

WishTreeforBilbao19.jpg
オノ・ヨーコの「Wish Tree for Bilbao」(ウィッシュツリー)

2階と3階で展示されていた企画展は撮影禁止でした。

私の訪問時には
「Art and China after 1989 Theater of the World」
と「Chagall」が行われていました。
天安門事件以降の中国の芸術と、シャガールの展示です。
bilbao20.jpg
bilbao21.jpg


3階の常設展示らしき部屋には、
マーク・ロスコやアンディ・ウォーホルがありました。
bilbao22.jpg
バスク地方の作品もしっかり展示されています。
これらの作品も撮影禁止でした。

ミュージアムショップもあります。
bilbao23.jpg

スミスキーが売っていました。
bilbao24.jpg

バスク地方は美食で有名です。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館はレストランも充実しています。

ミシュランで星を獲得している高級レストラン「Nerua」(ネルア)と、
ビストロ「Bistro Guggenheim Bilbao」があります。
nerua25.jpg

昼食をビストロで思ったのですが予約で満席でした。
ビストロもきちんとしたレストランで良い雰囲気でした。写真右です。
bilbaobistro25.jpg
写真左のバルは気軽に食べられます。こちらも昼は並んでいました。

半日でも楽しめますが、1日じっくり楽しめる美術館です。

ビルバオはマドリッドから特急列車で5時間、
バルセロナからは6時間半かかります。
飛行機でもそれぞれ約1時間かかります。遠いです。

夜はバル巡りしながら宿泊して、
ゆったり滞在しながら現代芸術を楽しむところです。

グッゲンハイム・ビルバオ美術館は川岸の豊かな建築

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
この夏にスペインを訪問しました。
スペインのデザイン・アートをレポートします。

今日はグッゲンハイム・ビルバオ美術館のレポートです。

bilbao01.jpg

グッゲンハイム・ビルバオ美術館は
スペインの北部、バスク地方の都市ビルバオにあります。

ビルバオは港湾・工業都市として発展しましたが、
1980年代に衰退してしまいました。

都市の再生計画プロジェクトの一環で
グッゲンハイム美術館を誘致し、
フランク・ゲーリーの建築で1997年に開館しました。

bilbao02.jpg
bilbao03.jpg

チタンで帆船のような複雑な曲面をもつ建築です。

いまはこの美術館目当てに世界から観光客が集まり、
年間100万人が訪れるそうです。
都市の再生モデルとして世界に知られています。

bilbao04.jpg

グッゲンハイム・ビルバオ美術館は、
展示作品もよいのですが、
この建築デザインそのものが最大の見どころでしょう。

bilbao05.jpg

建物内部3階から撮影した天井です。
吹き抜けの高さは50mあるそうです。

joanavasconcelosegeria.jpg

真ん中の作品、Joana Vasconcelosの「Egeria」に目がいきますが、
外から建物内に差す光や、建物の形状、
ガラスから透けて見える壁やエレベーターや空は変化に富み
まるで回遊式の庭園のように歩くと風景が変わり、
美術館内を歩く楽しみがあります。

bilbao06.jpg
bilbao07.jpg

この建築に合わせて芸術作品や、
触発された作品も多く生まれたと思います。

建物の形と大きさの迫力、
うねる曲面が反射する豊かな光は
川岸の立地を生かしています。

bilbao08.jpg

ビルバオは曇りや雨が多いです。
晴れた日に行けたら幸運ですね。

次週は展示作品などをご紹介します。

産業競争力とデザインを考える研究会の報告書

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

経済産業省と特許庁が
「産業競争⼒とデザインを考える研究会」の報告書
5⽉23⽇に公表しました。
http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/20180523001.html

デザイン経営宣言.jpg

研究会は、学者、企業役員、デザイナー、
経営コンサルタントなどで構成し、
昨年7月から議論していました。

報告書にはデザイン経営の定義、
デザインの投資効果、デザイン経営の実践の
具体的取り組み、政府への政策提言が記されています。

デザイン経営を「デザインを企業価値向上の
ための重要な経営資源として活⽤する経営である。」
と定義しています。

このあたりは話し合って決めたようで、
デザイン経営には
「経営チームにデザイン責任者がいること」と
「事業戦略構築の最上流からデザインが関与すること」
が必要としています。

「デザイン責任者とは、製品・サービス・事業が
顧客起点で考えられているかどうか、
またはブランド形成に資するものであるかどうかを判断し、
必要な業務プロセスの変更を具体的に構想するスキルを持つ者をいう。」
などとも記されています。

デザイン投資効果は、
イギリスの研究などを引用したもので、
独自調査は行われていないようです。

政府が運営した研究会ですので、
研究結果にはバイアスがかかっています。

経営はデザイン以外の
さまざまな要素を考えるもので、
業績はデザイン以外のさまざまな取り組みも含んだ結果です。

しかし、デザイン経営について、
人によって話すことにばらつきがあったので、
専門家が集まって報告書として
見解がまとまり、合意ができたことは意義があります。

報告書はデザイン経営を進める指針にもなります。

ブランド力向上やイノベーション促進に
デザイン経営が有効なことは間違いはありませんし、
経営の中でデザインを
もっと考慮すべきである企業も多いことは事実です。

報告書だけでもそれなりにボリュームがありますが、
研究会の各回で委員が提出した資料も
面白いのでご興味がある方はご覧になるとよいでしょう。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/economy.html#sangyo_design

それぞれの委員の提出資料のほうが
とがっていて面白いかもしれません。

デザイン料金の相場の目安

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

相談を受けていると、
「デザイナーに頼むといくらかかりますか?」
という質問をよくいただきます。

おおよそのイメージはお答えしていますが、
仕事内容やデザイナーによって価格は大きく異なるのも事実です。

参考になるwebサイトをご紹介します。

名刺、ハガキ、チラシ、ポスター、ロゴの
グラフィックデザインの料金について、
平成の終わり汁さんがTwitterに投稿しています。
https://twitter.com/anmain2525/status/1014519373103443972

design-47さんがwebサイトの制作費用について
ブログ「デザインを相談してみよう」に記しています。
【料金表第2弾】Webサイト制作いくらかかるか?フリーランス・SOHOの制作代金 100社まとめ
http://design-47.hateblo.jp/entry/webdesign

多くの企業のデザイン料金表を見たうえで、
全10ページ程度の簡単なウェブサイトの場合、15万円~30万円程度くらいでしょうか。

とまとめています。

design-47さんはロゴ制作についても調べています。
【第三弾】ロゴ制作をデザイン会社に頼むといくら?73社の料金表をまとめてみた
http://design-47.hateblo.jp/entry/logo

ロゴについては
ロゴデザイン(テキスト部分)で3万円くらい、ロゴマークで5万円くらいのようです。
全て一括で依頼する場合には予算を10万円くらいに設定にしておくと良いでしょう。

とまとめています。

以前は、design-47さんのブログ「デザインを相談してみよう」で
【2015年】チラシのデザインを頼むといくらかかるか?97社の料金表を調べてまとめてみた。
という記事があって、そちらもご紹介したかったのですが、
今は残念ながら見られなくなっています。

プロダクトデザイン(製品デザイン)は、
私が12年前に東京都中小企業振興公社で
「デザイナー活用ガイド」を制作しましたので、
その内容を一部お伝えしましょう。(今は絶版で見られません)

designer活用guide.jpg

工業デザインの製品企画、基本デザイン、詳細デザイン、
デザイン修正、デザイン評価までをすべて行うと
175~1050万円と幅をもって記されています。

具体例もデザイナーに伺って、イメージとして
コンセプト提案、基本デザイン、詳細デザインを通して
270万円から340万円で行う例を3つ記しました。

これらはあくまで価格表です。
グラフィックデザインにせよ、プロダクトデザインにせよ、
依頼の仕方や、デザイナーとの関係の築き方によって
実際の価格は変わりますので、そこには工夫の余地があります。

イタリアの面白いもの

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
イタリアレポートも最終回にします。
イタリアで興味を惹いたものをご紹介します。

ヴェネツィアの水路にあった、
おそらく「ゴンドラ通行可」の標識です。

ゴンドラ通行可.jpg

ローマのコロッセオの中にあった看板です。

コロッセオ.jpg

コロッセオの外や中には、
日本語案内がほぼありませんでしたが、
階段の注意書きだけはなぜか日本語がありました。

イタリア語、英語、フランス語、スペイン語の下に日本語が。
日本人はよくつまづくのでしょうか。

ミラノトリエンナーレのトイレにあった
トイレットペーパーです。

トイレットペーパーイタリア.jpg

ロールが長くて厚みがありました。

ミラノではバイクシェアのステーションを
あちこちで見かけました。
おそらくレンタサイクルだと思います。

ミラノレンタサイクル01.jpg
ミラノレンタサイクル02.jpg

annualですから1年で36ユーロだったら安く良いですね。

ミラノはおしゃれな街ですが、
路面電車は古びた感じの車両が多く走っていました。

ミラノ路面電車1.jpg

イタリアでは街中で水を持っている人がたくさんいました。
私が夏に訪問したためですが、
乾燥しているイタリアでは
片手にペットボトルを持っている人をよく見ました。

ペットボトルイタリア03.jpg
ペットボトルイタリア02.jpg
ペットボトルイタリア01.jpg

日本より鞄や荷物を持っている人は少ないです。

最後にイタリアにいた「ちょい悪オヤジ」を。

ヴェネツィアのゴンドラセレナーデで、
カンツォーネを歌ってくれた左の歌手です。

ゴンドラセレナーデ2.jpg

サングラス、白シャツ、ボタンは2つ開ける、
アクセサリーはネックレスに、大きな指輪がたくさん、
ポケットに手を突っ込んだまま歌うなど、LEONの世界でした。

イタリアにはこんな感じの人が本当にちょくちょくいました。
ちなみに右下のアコーディオン奏者の方は、
やさしそうな笑顔が絶えない方でした。