2017年01月13日

いわた書店「一万円選書」に小企業マーケティングを学ぶ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2週にわたり、小さい企業のマーケティング事例を
ご紹介します。

今日は北海道砂川市のいわた書店
一万円選書」をご紹介します。

「一万円選書」は、
お客様ひとりひとりにあった本を
店主の岩田さんが一万円分選んで
送ってくれるサービスです。

顧客はカルテと呼ばれるアンケートに答えます。

岩田さんがそのカルテを読んで、
その人に薦めたい本を選びます。

カルテには、印象に残っている本BEST20や、
人生で嬉しかった、苦しかったことなどの
質問が並んでいます。

じっくり考えて選んでいるので、
1日に数人分しか対応できないそうです。

ベストセラーを避け、
なるべく多くの本を読んで欲しいと
文庫を中心に選んでくれます。

その人の生い立ちや価値観をもとに、
普段の自分が選ばない分野や、
自分の知らない世界も提示してくれるのです。

手紙を添えて送ってくださるのも素晴らしいですね。

オーダーメイド型のセレクトショップです。

顧客へのサービス精神と豊富な商品知識が
このサービスを支えています。

店主と顧客の心が通ったサービスであることも
人気の要因でしょう。

たくさんの注文が届いているため、
現在は抽選でサービスを提供しているようです。

小規模な書店をとりまく経営環境は厳しいです。

雑誌の販売部数が減少しているだけでなく、
Amazonなどのネット企業の
利便性や品揃えに押されています。

電子書籍も脅威になっています。

どの書店で買っても
商品である書籍や雑誌は同じですし、
再販売価格維持制度のため価格も同じです。

そんな中で、商品や価格は同じでも、
資金量が大手に及ばなくても、
商売のやり方があることを
示してくれているのではないでしょうか。

次回は銀座の森岡書店を取り上げます。

参考webサイト
ライブドアニュース NEWSポストセブン
「北海道の書店店主が個別に対応 「1万円選書」に注文殺到」
http://news.livedoor.com/article/detail/11423548/

キナリノ「vol.48 いわた書店・岩田徹さん」
http://urx.mobi/AQuj
(URLが長いので短縮URLサービスを利用しています)
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2017年01月06日

Tokyo Midtown Award 2016

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は「東京ミッドタウンアワード2016」のご紹介です。

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10月から11月にかけて東京ミッドタウンで
受賞作品が展示されていました。

デザインコンペとアートコンペがありますが、
今日はデザインコンペについて取り上げます。

今年のデザインコンペのテーマは
「Anniversary」でした。

1249件の応募の中から選ばれた
受賞作をいくつかご紹介します。

グランプリは「おつかれさま通帳」でした。

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会社が個人に給料を振り込む際に、
取引内容欄に「今月もお疲れ様でした。」などの
文章を入れられるサービスの提案です。

単純なアイデアですが、喜ばれると思います。

あんまりひどい言葉を入れられると、
通帳記入をする気持ちがなくなるので、
前向きな言葉の定型文から選ぶ形が良いかもしれません。

準グランプリは「おめでたい紙コップ」です。

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紅白幕を柄にした紙コップです。

こちらも単純なアイデアに見えますが、
赤と白の太さの細かい調整などが
施されています。

華やかですから、商品化されそうです。

意匠権や著作権で類似品を防げるのか
知財専門家の意見も聞いてみたいです。

小山薫堂賞の「THE BIRTH」も良かったです。

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子どもが生まれた年に醸造された
ウイスキーと樽です。

ウイスキーの量は子どもの出生時体重と同じです。

子どもの生まれた命の重さと、
20歳になってウイスキーを飲む楽しみを
感じられるデザインです。

お米などでも赤ちゃんの体重と同じにする商品が
ありますが、ウイスキーは熟成させるものなので、
(実際にこの樽で熟成させて
美味しくなるのかわかりませんが)
実現できたら素敵な商品になると思います。

最後にご紹介するのは、
佐藤卓賞の「MIZUHIKI PEN」です。

mtaward1605.jpg

水引きを簡単に描けるペンです。

水引き以外にも単に装飾するために描く
需要もあるので、
もしかしたら売れるかもしれません。

他にも良い作品が展示されていました。
アートコンペと合わせて楽しく拝見しました。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | デザインイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

謹賀新年2017 124万ページビュー突破!

あけましておめでとうございます。
中小企業診断士の山口達也です。

2017.jpg

おかげさまで当ブログのアクセス数も増え、
124万ページビューを突破しました。
ありがとうございます。

検索エンジン経由でのアクセスを
もっと増やしたいので、希少性の高い記事を
これまで以上に書くように努力してまいります。

応援よろしくお願い申し上げます。
posted by ブランド経営コンサルタント at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

2016年をデザインで振り返る

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今年のデザインの話題としてはポケモンGOと
東京五輪・パラリンピックのエンブレムが
印象に残りました。

「ポケモンGO」は、ナイアンティックと
任天堂の関連会社のポケモンが、
共同開発したスマートフォン向けのゲームです。

拡張現実(AR)の技術が使われており、
現実の位置情報とゲームの世界が重なっています。

スマートフォンを持って街を歩くと、
ポケモンと会え、ポケモンを集めたり、
育てたりするゲームです。

移動しないとゲームが楽しめないしかけで、
ゲームによって、新しい場所へ出かける
動機を産みました。

ゲームに夢中になったまま移動する人もおり、
事故を誘発してしまう側面があることは
残念ですが、新しい技術の楽しみ方を
提示したことも事実だと思います。

もちろん、ヒットにはキャラクターや
ゲーム性の良さも大きいと思います。

ゲームはバージョンアップしていくようです。
よりよいゲームに進化することを期待します。

もうひとつの話題は、2020年東京五輪・
パラリンピックのエンブレムです。

最初に決定したエンブレムの撤回を
決めたのが昨年9月でした。

昨年の秋にエンブレムの公募を開始し、
今年の4月に最終候補4作品を発表しました。

そして4月25日に、野老朝雄(ところあさお)さん
がデザインした「組市松紋」(くみいちまつもん)
に決定しました。

tokyo2020emb.jpg

日本らしい藍色と市松模様を活かしたデザインで、
精緻な造形も日本らしく思えます。

ちなみに、最終候補4案の中で
私が一番良いと思ったデザインでした。

エンブレムにこめられたメッセージなどは、
以下のURLをご覧いただくとよいです。
https://tokyo2020.jp/jp/games/emblem/

エンブレムが、どのように使われるかも大切です。
今後注目していきましょう。

今年一年間、当ブログにお付き合いいただき、
ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様、よい年をお迎えくださいませ。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン上級 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月22日

2016年をブランドで振り返る

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2016年もあとわずかとなりました。

今年のブランドの話題を振り返ります。

商標権に関する新しい話題をご紹介します。

今年の4月1日から商標審査基準が改訂され、
商標法第3条第1項第6号に関する基準が
変わりました。

タグラインやキャッチフレーズについて
宣伝広告や企業理念としてだけでなく、
造語としても認識できる場合には、
登録できることになりました。

例えば、カゴメ株式会社は
「自然を、おいしく、楽しく。」
(商標登録第5887037号)を
今年4月1日に出願し、登録しています。

キャッチフレーズは原則として登録できない、
という基準ではなくなりましたが、

その商品の宣伝広告として、
一般的に使用される語句や他社も使用している語句は
どの企業の商品かわからないので、
引き続き登録は難しいことに変わりありません。

また、昨年に当ブログで取り上げた
色の商標はまだ特許庁で審査中のようです。

現時点で登録されていないようです。
かなり慎重に審査しているのでしょう。

登録第一号は話題のニュースになりそうです。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 商標 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月16日

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016(3)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2016のレポートの最終回です。

グッドデザイン・ベスト100から
私の目に留まったデザインをご紹介します。

本日のひとつめは、LIXILの「アクアセラミック」です。
グッドデザイン金賞を受賞しました。

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こちらはデザインより
技術や発明と言った方が近いかもしれませんが、
陶器の表面を超親水性にした商品です。

2016年02月23日
株式会社LIXIL「アクアセラミック」のニュースリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2016/020_water_0223_01.html

汚れの下へ水が入り込み、汚れを浮かすそうです。

動画の1分05秒あたりからご覧になると、
ペンで書いた汚れが水で浮くシーンが見られます。

Youtube動画【LIXIL】マテリアルコネクションに
認められたアクアセラミックの実力


水できれいな状態が続き、清掃が簡単になりそうです。
同社は「キレイが100年続く」とうたっています。

本当にこんなに汚れが落ちる状態が続くなら、
素晴らしいです。

次はSIXの「Lyric speaker」です。

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歌詞が音楽に合わせて表示されて、
その文字も音楽に合わせて動くような
見ることも楽しめるスピーカーです。

面白いアイデアですね。
会場で見入ってしまいました。

最後はTESSの車椅子「COGY」です。
グッドデザイン金賞を受賞しました。

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自分の足でこぐ車椅子です。
どちらかの足が少しでも動かせれれば、
ペダルがこげるようになっています。

自分の足を使って動ける楽しさや
リハビリ面での効果も期待できるようです。

受賞展では試乗もできました。
私も試乗しました。
操作性や乗り心地は良かったです。
すぐに慣れると思います。

足でこぐ車椅子は、私の固定概念を打ち破りました。
驚きましたし、
このような商品を望んでいる人がいることを知りました。

他にも素晴らしいデザインがたくさんありました。
また来年も行きたいと思います。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | グッドデザイン賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月09日

講演「ゼロから始める、失敗しない値決めのイロハ」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

12月15日の東京都中小企業振興公社の
女性起業家サポートラウンジ「Women's cafe」で
講演します。

テーマ:「ゼロから始める、失敗しない値決めのイロハ

日時:平成28年12月15日(木)10:00〜13:00
場所:東京都中小企業振興公社 住友商事神田和泉町ビル 9F 会議室

主催:東京都中小企業振興公社
参加費:無料
定員:20名
対象:ビジネスアイデアや想いをもっており、
前向きに現状を変えていきたいと考えている女性

カリキュラム
・PSM分析を試してみよう
・値段を決めるために必要なこと
・価格と顧客心理の関係
・値段をあげるためのテクニック
・個別質問コーナー

価格を決めるときに使うアンケート手法の
PSM分析を参加者を対象に実施しますので、
顧客ターゲットが女性の方は特にお勧めです。

価格をどのようにつけたら悩んでいる方、ぜひお越しください。
消費者心理や値上げの仕方についてもお話しします。

詳細・お申込みは以下のリンクをご覧ください。
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/sogyo/women/event.html

申込締切は前日の14日までです。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 講演・研修・講師業務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月02日

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

3週ほど間が空きましたが、
GOOD DESIGN EXHIBITION 2016のレポート続編です。
私が良いと思ったデザインをご紹介します。

まずは「東京防災」です。

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東京都が発行した防災のガイドブックです。
300ページ以上もあります。

内容はいたって真面目ですが、
イラストが多く、漫画も取り入れるなど、
読みやすさに配慮しています。

多くの人に読んでもらわなければ意味がないので、
このような努力は素直に評価したいです。

ホームページ上でも内容は公開されています。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/08/20p8l300.htm

都外の人でも電子書籍で無料でダウンロードできます。

あらかじめ読んでおいて、
いざというときに再度見返すと役に立ちます。

次は「ジャックオーランタン型のゴミ袋」です。
グッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞しました。

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ハロウィンに六本木や渋谷に大量のゴミが発生しますが、
そのゴミ拾いを促すデザインと言えます。

このゴミ袋の裏面には、燃える、燃えないなどの
見分けがつくようになっているのですが、
オレンジにこだわらずに黄色や紫、黒などを使って、
ごみ収集のしやすさまで踏み込んでも良いと思いました。

本日の最後のご紹介は
株式会社ミヤゲンの「キャリーカップ」です。
グッドデザイン特別賞(ものづくり)を受賞しました。

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さまざまな大きさのカップを持ち運べるレジ袋です。

今までは紙製カップホルダーを使い、
ホルダーごと袋にいれて運ぶことが多かったですが、
資材の削減を考えると、この袋は優れています。

袋にカップを入れると、
アジャストシールが必要な分だけ剥がれて、
ぴったりはまります。

以下のwebサイトを見るとわかりやすいでしょう。
http://miyagen8.co.jp/ja/products/chemical-products/carrycup/

1個用と2個用の袋があります。
コンビニコーヒーがこれだけ売れていますから、
需要はあるでしょう。

他にもご紹介したいデザインがあります。
また後日に。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:50| Comment(0) | TrackBack(0) | グッドデザイン賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月25日

講演「小規模事業者持続化補助金にも使える経営計画の上手な作り方」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
12月の昭島市商工会の講演のご案内です。

テーマ:「小規模事業者持続化補助金にも使える経営計画の上手な作り方

持続化補助金セミナー.jpg

日時:平成28年12月12日(月)15:00〜17:00、19:00〜21:00
   同日の午後と夜の2回、同じ内容で講演します。
場所:昭島市勤労商工市民センター2階
主催:昭島市商工会
参加費:無料
定員:30名

カリキュラム
・経営計画を作るねらいと勘所
・優れた経営計画が満たす3条件とは
・上手にアピールできる書き方のコツ
・読み手の心をつかむためにやりたいこと

小規模企業持続化補助金の募集が始まっています。

経営計画づくりに取り組んでいる
小規模企業も多いと思います。

しかし、経営計画を作っても
業績に結びつかない企業や、
補助金に採択されない企業も少なくありません。

経営計画を結果に結び付ける企業とは、
どこが違うのでしょうか。

優れた経営計画には実は3つの条件があります。

本講習会では
「小規模事業者持続化補助金」の書式を使って
経営計画の上手な作り方をお伝えします。

審査員の心をつかむ計画作りのヒントにしてください。

詳細・お申込みは昭島市商工会のチラシpdfファイルをご覧ください。
講習会案内(経営計画の上手な作り方_28 12 12)Ver1 02.pdf
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 講演・研修・講師業務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月18日

目次(0561〜0580)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は目次をお届けします。
気になる記事があったらクリックしてください。

2016年7月1日〜2016年11月18日分
記事ナンバーとタイトル

580 目次(0561〜0580)

579 GOOD DESIGN EXHIBITION 2016
578 21_21 DESIGN SIGHT「デザインの解剖展」

567〜573、575〜577はドイツのレポートです。
567〜572は世界遺産のバウハウスのレポートです。

577 Hackesche Hofe(ハッケシェ・ヘーフェ)

576 旧東ドイツの信号機のキャラクター「アンペルマン」
575 ハンブルク駅現代美術館

574 講演「新規客を2倍にする!小さな企業のマーケティング戦略」

573 ベルリンの絵画館

572 バウハウス・アーカイブ・ミュージアム
571 マイスターハウス(2)
570 マイスターハウス(1)
569 デッサウのバウハウス校舎(3)
568 デッサウのバウハウス校舎(2)
567 デッサウのバウハウス校舎(1)

566 藤沢SSTの中にある湘南T-SITE

565 ビジネスチャンス・ナビ2020
564 イノベーションと企業家精神

562、563はクレマチスの丘のレポートです。
自然と芸術が両方楽しめる美しい場所です。

563 芸術文化施設が集うクレマチスの丘

562 まるで天国のイメージのようなヴァンジ彫刻庭園美術館

561 日経デザイン「中小企業にデザインの力を!」


560 目次(0541〜0560)
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2016年11月11日

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2016のレポートです。

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今年のグッドデザイン賞を受賞した
デザインなどが展示されていました。

東京ミッドタウンと渋谷ヒカリエで
10月28日から11月3日まで開催されました。

4085件の審査件数の中から1229件が
グッドデザイン賞に選ばれています。

グッドデザイン・ベスト100の会場には
たくさんの来場者がいました。

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今年のグッドデザイン大賞は
「オーサグラフ世界地図」が選ばれました。

authagraph01.jpg

長方形でありながら、面積や形の歪みをおさえた
地球の全体像を示す四角い世界地図です。

丸い地球を陸地を切らずに
長方形の平面にする難しさは
数学や文化の深い知見があったからこそ
成し遂げられたのでしょう。

authagraph02.jpg

球からいきなり平面にするのではなく、
途中に一度、正四面体にすることが
ポイントなんだそうです。

授賞式の記者発表で、
受賞した鳴川肇さんが話していました。

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新しいものの見方を提示されたように思います。
大賞にふさわしいデザインです。

もうひとつ私がとても気に入ったデザインは
ノバルス株式会社の「MaBeee」(マビー)です。

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「MaBeee」は、乾電池で動く製品を、
スマートフォンで
コントロールできるようにする製品です。

単3電池を入れるところに「MaBeee」を入れます。

「MaBeee」には、市販の単4電池を入れ、単4電池を
単3電池として使えるアダプターのような形状ですが、
電池の出力をBluetoothで通信した
スマートフォン経由でコントロールできます。

電気を流したり、止めたりできるのです。

電池で動くおもちゃなどの遊び方が広がる製品です。
希望が広がる、楽しいデザインです。
グッドデザイン金賞を受賞しています。

他にもご紹介したいデザインがあります。
後日あらためてレポートします。
posted by ブランド経営コンサルタント at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | グッドデザイン賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月04日

21_21 DESIGN SIGHT「デザインの解剖展」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

21_21 DESIGN SIGHTで現在開催されている
「デザインの解剖展」のレポートです。

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「きのこの山」、「明治ブルガリアヨーグルト」、
「明治ミルクチョコレート」、
「明治エッセルスーパーカップ」、「明治おいしい牛乳」
の5商品をデザインの視点で、解剖、分析した展覧会です。

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実際の企業の商品が題材ですから、
かなり実務的な展覧会です。

商品開発の裏側やロゴ、ネーミング、
パッケージの成り立ちを知ることができます。

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検証や微調整を繰り返して、ロングセラー商品に
なっていることが良くわかります。

中小企業や学生が見ても、
大企業の商品開発やデザインプロセスは
参考になる点が多いです。

かなり丁寧に分析しています。

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解説文もとても多い展覧会ですので、
すべて読むと2時間では足りないです。

準備にはかなりの時間がかかったと思いますし、
明治の協力は大きかったと思います。

ディレクターの佐藤卓さんとの関係も深いのでしょう。

技術や消費者ニーズ、競合の動向や企業の思いだけでなく、
商品の細かい成分や原材料を取り巻く社会背景なども
しっかり把握した上でデザインすることは素晴らしいです。

デザインの本来あるべき姿を見せていると思います。

佐藤さんのデザインへの思いもよく伝わる展覧会でした。

「写ルンです」の外装フィルムロールも
印刷工程を普段見ることのない私には興味深かったです。

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会期は2017年1月22日まで。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 21_21 DESIGN SIGHT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月28日

Hackesche Hofe(ハッケシェ・ヘーフェ)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はHackesche Hofe(ハッケシェ・ヘーフェ)をご紹介します。

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Hof(ホーフ)は中庭です。
ヘーフェはドイツ語でホーフの複数形のようです。

ハッケシェ・ヘーフェは
ベルリンで一番有名なホーフです。

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8つの中庭をおしゃれな店やレストラン、
ギャラリーが囲んでいます。
カフェや劇場もありました。さわやかな空間です。

デザイナーやアーティストが手がけている
服や雑貨、アクセサリー、ギャラリー、化粧品などの
お店が多く、興味のある女性は多そうです。

ベルリンのデザイナーやアーティストの
商品を見るには良い場所です。

先週ご紹介したアンペルマンショップもあります。

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入り口から入ってすぐのひとつめの中庭は
タイルが美しいです。まるでイスラム世界のようです。
カフェもにぎわっていました。

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散策のひと休みやお土産探しにも向いています。
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2016年10月21日

旧東ドイツの信号機のキャラクター「アンペルマン」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
このキャラクターをご存じでしょうか。

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アンペルマン(ampelmann)といいます。
旧東ドイツの歩行者信号機から生まれたキャラクターです。
写真は携帯電話につけるアクセサリーです。

この信号機はベルリンの旧東ドイツ地域を中心に
見かけることができます。

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アンペルマンは、交通心理学者のカール・ペグラウが
歩行者を守るために、視認性に優れ、親しみやすい
マークとしてデザインしました。

愛らしいデザインです。
大人が見ても和やかな気持ちになります。
優れたデザインですね!

東西ドイツの統合後、
東ドイツの信号機は撤去されていったようですが、
西ドイツ出身の産業デザイナーの
マルコス・ヘックハウゼンが、
アンペルマンのデザインに着目しました。

アンペルマン信号機の復活運動につなげ、
その後は、キャラクターとして
キーホルダーやカバンなどグッズにも展開しています。

アンペルマン・ショップはベルリンに数店舗あります。
日本にも東京の白金高輪にお店があります。

アンペルマン日本公式WEBショップ
http://www.ampelmann-shop.net/

下の写真はベルリン大聖堂近くのアンペルマンショップです。
http://www.ampelmann.de/en/shops-cafes-and-restaurant/shop-at-berliner-dom/

ampelmann004.jpg

店内にはTシャツなど、さまざまな商品があります。
下の写真はグミ(右)と店の袋(左)です。

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ちなみに、キャラクターのアンペルマンは右を向いていますが、
信号機は左を向いています。

この謎は訪問しても、調べてもわからないままでした。
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2016年10月14日

ハンブルク駅現代美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

ハンブルク駅現代美術館は、ややこしいのですが
ハンブルクではなくベルリンにあります。

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ハンブルクへ向かう鉄道の駅だった建物を
美術館に改装しています。

館内は広いです。まともに見ると2〜3時間はかかります。
展覧会も複数開催されています。

訪問時に一番、力を入れていた展覧会は
かなり広いホールから、さまざまな展示がありました。

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撮影は一部しかできませんでしたが、
「もの派」を連想させる、石や鉄板などが
置いてある部屋がたくさん続いていました。

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昔が駅舎だったのはオルセー美術館を思い出させますが、
オルセーよりも明るく、天井も高く感じます。

広い空間を活かした自由な作品が多いです。

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駅をリノベーションされた建築を楽しむのもよいでしょう。
駅の名残も随所にあります。

現代美術らしい、解釈が難しい作品もありますが、
絵画などの作品も展示されていて
一般的な美術鑑賞もできます。

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カフェレストランもあります。

ベルリン中央駅から徒歩で10分くらいと、
行きやすい場所にありますので、
さまざまなものの見方をしたい、刺激を受けたい人はぜひどうぞ。

ドイツ語の解説がわからなくても、
十分に楽しめる美術館とも言えるかもしれません。

美術館の案内はこちらのwebサイトもわかりやすいです。
ご参考までに。

MMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)
ハンブルガー・バーンホフ現代美術館

http://artscape.jp/mmm/contents/c_00032.html
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2016年10月07日

講演「新規客を2倍にする!小さな企業のマーケティング戦略」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
東京商工会議所のセミナーで講演します。

タイトル:「新規客を2倍にする!小さな企業のマーケティング戦略

日時:平成28年11月17日(木)14:00〜16:00
場所:興産信用金庫 本店3階会議室
主催:東京商工会議所 ビジネスサポートデスク東京南
共催:東京商工会議所 千代田支部、中央支部、港支部、目黒支部
参加費:無料
定員:50名(先着順)

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経営者に新しいお客様をつかむノウハウは
絶対に必要です。

実は、小さな企業には小さな企業に合った
マーケティング戦略があるのです。

お金をかけなくても知恵を絞れば売上は伸ばせます!

さまざまな事例をヒントに
貴社に合った新規客獲得法を見つけてください。

以下のテーマでお話しするつもりです。
・小規模企業のマーケティングの方向性
・人+サービスで勝つ
・その企業らしさ、個性を伝える

「その企業らしさ、個性を伝える」では、
ブランド戦略やデザインにも触れる予定です。

お申込み・詳細は以下のURLをご覧ください。
http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-72964.html

岩崎先生、大内先生のセミナーも
私のセミナーの前後の週に開催されます。
こちらも合わせて、ぜひご参加ください。
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2016年09月30日

ベルリンの絵画館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ベルリンの絵画館のご紹介です。

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絵画館はベルリンのポツダム広場から少し歩いたところにあります。
文化フォーラムという複合施設の中にあります。

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13世紀からのドイツ、オランダ、イタリア、
フランスなどの絵画が展示されています。

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カラヴァッジョの作品です。
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フェルメールの作品です。
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その他、ボッティチェッリ、レンブラントなどもあり、
なかなか豪華な美術館です。

来場者も多くなく、じっくり見られます。

近くには新ナショナルギャラリーがあります。
バウハウスの校長も務めた巨匠、
ミース・ファン・デル・ローエ設計の有名建築ですが、
現在は改修工事のための休館中です。

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ガラス張りの開放感と
鉄の屋根と柱が力強い建築です。
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2016年09月23日

バウハウス・アーカイブ・ミュージアム

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ベルリンのバウハウス・アーカイブ・ミュージアムをご紹介します。

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ヴァイマール、デッサウ、ベルリンと拠点を移した
バウハウスの資料館です。

内部は撮影禁止ですので写真をお見せできません。

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展示の様子は下のURLから少しうかがい知れます。
http://www.bauhaus.de/en/ausstellungen/sammlung/

決して広くはありませんが、
教育方針や授業の様子が伝わる資料、
校舎の模型、教授や生徒がデザインしたグッズなど、
さまざまな展示品があり充実しています。

パスポートを預けると
日本語のオーディオガイドを借りられます。

オーディオガイドもとてもよく、
ひとつひとつの解説が3,4分あるので、
丁寧に聞いていると2時間はかかってしまいます。

バウハウスの教育をよく理解するには、
デッサウよりも、こちらのアーカイブの方が
オーディオガイドが優れていると思います。

デッサウは建築物の実物を前に、ガイドも趣がありますが、
アーカイブではヴァイマールやベルリン時代も含めた
15年弱のバウハウスの教育全体を理解できます。
資料もこちらの方が豊富です。

小規模ですがカフェやミュージアムショップもあります。

ベルリンの中心部にありますので
デッサウと異なり気軽に行けます。

ここは火曜日定休ですのでご注意を。
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2016年09月16日

マイスターハウス(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
マイスターハウスの紹介の続編です。

マイスターハウスもバウハウス校舎と一緒に
世界遺産に登録されています。

http://www.meisterhaeuser.de/de/Haus_Walter_Gropius.html

http://www.bauhaus-dessau.de/neue-meisterhauser.html

写真はモホリ・ナジとファイニンガーの家です。

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窓の形が独特です。どんな狙いでしょうか。
土足入れのような棚も壁づたいに広がっています。

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壁にも幾何学模様の装飾が実はあったりします。

右側のファイニンガーの家の扉を開けて入ると、
青い階段が2階へつながっています。

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生活感のただよう空間になっています。
展示もありました。

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ムッヘとシュレンマーの家です。

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こちらは理由がわかりませんでしたが、
私が訪れた時は内部の見学はできませんでした。

最後にカンディンスキーとクレーの家です。
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壁一面の大きな窓が印象的です。

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部屋によって赤やピンク、黄色、青など
壁がカラフルに塗り分けられていました。
やはりこれも実験なのでしょう。

ドイツやマイスターハウスについて
私が真っ先に思い描くイメージと異なりましたが、
面白かったです。

私は時間の関係で参加できませんでしたが、
マイスターハウスにもガイドツアーがあります。

火曜から金曜は12時30分と15時30分から、
土日には13時30分にもツアーが行われています。

一方、マイスターハウスには
日本語のオーディオガイドはありません。

ドイツ語の展示解説を読まなければ、
1時間程度でさっと4軒見ることも可能です。
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2016年09月09日

マイスターハウス(1)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。

今日はマイスターハウスのご紹介です。
デッサウのバウハウス校舎から歩いて数分の距離にあります。

http://www.meisterhaeuser.de/de/Haus_Walter_Gropius.html
http://www.bauhaus-dessau.de/neue-meisterhauser.html

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マイスターハウスは、
バウハウスの教授が住むために作られた家です。

初代校長のグロピウスが設計したとされます。

グロピウス、モホリ・ナジ、ファイニンガー、
ムッヘ、シュレンマー、カンディンスキー、クレー
が住みました。

新しい建築に挑む、実験的な家であったようです。

今日、ご紹介するのはグロピウスの家だけです。

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裏側からの写真です。
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グロピウスの家は1945年に空襲で壊されてしまったようです。
私が入ったのは復元された家のようです。

入ると受付があって入場券などを買えます。

コンクリートに何か塗っている壁のようです。
表面は白く塗られています。
単なるコンクリートより、少しだけ温かみがあります。

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かつての記録となる写真展示などもあります。

2階から吹き抜けを見ると、1階の受付の男性も写っています。

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残りのマイスターハウスは次週ご紹介します。
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのデザイン・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする