Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
先週に続き、東京ミッドタウンデザインタッチ2019の
レポート後編です。

ミッドタウン・ガーデンでは「デザインの森」と題して、
いくつかの展示がありました。

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「六本木カラー渓谷」というインスタレーションは、
夜にライトアップで表情が変化したそうです。

「Moment」は、風の形を彫刻にしています。

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「デザインのひろば」では子供が楽しそうに遊んでいました。

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芝生広場には、スイスの時計ブランド
Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)の
展示パビリオン「時計以上の何か」がありました。

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予約なしだったので、並んで入場しました。

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ヴィンテージ時計やムーブメントの展示のほか、
デジタルアートもあって刺激的でした。
ブランド力向上に貢献したと思います。

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特設webサイトはスマホで見ると、
オーディオガイドにもなりました。

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かなりお金のかかった展示ですが、
デザインタッチの中では一番見応えのある展示でした。

すべて無料で家族で気軽に楽しめるのがデザインタッチの魅力です。

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は昨年10月18日から11月4日まで開催された
東京ミッドタウンデザインタッチ2019のレポート前編です。

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デザインタッチでは、
先日ご紹介したグッドデザイン賞受賞展以外にも
さまざまなデザインイベントを行っています。

2019年のテーマは「FUSION/融合」でした。

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デザインと景色、サイエンス、遊びなどが
融合する新しい価値を探っています。
展示を紹介します。

東京ミッドタウンの入り口には、
「intree table(インツリーテーブル)」
という作品がありました。

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木の中にある机と椅子で、椅子は適度に揺れます。

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座ると、風で葉がそよぐ音がして心地よく、
樹木に囲まれながら、外と仕切られた空間で
座っている人と自然に笑顔で向き合えました。

ミッドタウン内では、
GOOD DESIGN STOREが今年もありました。

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先週ご紹介したロングライフデザインの商品も
販売されていました。

GOOD DESIGN STOREの向かいには、
パリのステーショナリーブランド「パピエティグル」と
福井のプロダクトブランド「モヘイム」の期間限定
ショップがありました。

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色の美しい商品が多く、配色の魅力を考えると
セットでいろいろ買いたくなる商品でした。

ミラノサローネで活躍する
日本人デザイナーや日本企業の作品を紹介する
「Salone in Roppongi」では
柿木原政広さんの「Pieces」が展示されていました。

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丸いものをプレスで打ち抜いた「かけら」を
吊るす装飾のモビールに仕立てています。

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役に立たない、無駄だと思われている存在の価値を
問うている作品のようです。

他にもProdact Labの「Hanzoo!」という
手や指の動きを感じられる展示もありました。

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無料の展示ですがデザインをしっかり楽しめます。

レポート後編はまた次週に。

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞2019

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日の話題は2019年度の
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞です。

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グッドデザイン・ロングライフデザイン賞は、
10年以上、使用者から支持を得ている商品やサービスで、
時代と共に変化する価値観を超えて、
スタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞です。

2019年度のロングライフデザイン賞は15件が受賞しました。

123件の審査から選ばれているので、
グッドデザイン賞よりも狭き門です。

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受賞したデザインを展示する
ロングライフデザイン賞受賞展は、
グッドデザイン賞受賞展と時を同じくして
2019年10月31日から11月4日にかけて、
21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で開催されました。

受賞したデザインをいくつかご紹介します。

三越の包装紙「華ひらく」です。
猪熊弦一郎さんと、やなせたかしさんのデザインです。

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三越の包装紙
https://mitsukoshi.mistore.jp/sogogift/wrapping/index.html

私は「華ひらく」が好きです。

折りたたまれていない包装紙だけを見ると、
いまひとつに見えるのですが、
商品を包むと上品で華があります。

さまざまなものを包んでも美しく見えるよう
デザインされていて、本当に素晴らしいデザインです。

大きさの異なる包装品を重ねたりすると、
同じ模様がただ繰り返されて、
下に置いた商品と同化して見えてしまうようなる
他店の包装紙とは違う、圧倒的な魅力があります。

続いて、ファミリアの新生児用肌着です。

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デザインのポイントは、
肌を刺激しないようタグや縫い目を外側にしたことや、
脇下のひもで身幅を調整できる打合せ型で
生後4か月頃まで着用できることです。

これらの点は、多くのメーカーが今では追随していて、
新生児用肌着のスタンダードになりました。

当然の受賞でしょう。

次は、アルネ・ヤコブセンがデザインした
「アリンコチェア」です。

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1952年にデザインされましたが、
座面と背を一枚の板で成形された最初のデザインです。

軽くてスタッキングでき、
座り心地や大量生産が考慮されています。

デンマークの有名なデザインのひとつです。

次は、フォント「Neue Frutiger(ノイエ ・フルティガー)」
1970年代に作られたフォント「Frutiger」の改刻版です。

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安心感のあるデザインです。
誰からも好かれるロングセラーでしょう。

こんなものも受賞しています。
「キューピー3分クッキング」です。
50年以上続く長寿番組です。

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最後にご紹介するのはこちらです。

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何も展示されていないと思われるでしょうが、
「ラジオ体操」です。

展示ケースは空で音が流れていました。

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謹賀新年2020 165万ページビュー突破!

あけましておめでとうございます。
中小企業診断士の山口達也です。

昨年は令和に元号が変わり、新しい時代になりました。

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平成は中小企業の数が大きく減少しました。
現在は事業承継が大きな課題となっています。

世界に目を広げると、
経済活動に持続可能な社会への取り組みや、
株主第一の会社運営の修正が求められているように感じます。

人々の暮らしを支え、社会に貢献する
中小企業を懸命に支援してまいります。

今年は東京オリンピック、パラリンピックの年です。
楽しく、実りのある年にしたいです。

本年もよろしくお願いいたします。
posted by ブランド経営コンサルタント at 15:45Comment(0)お知らせ

2019年をブランドで振り返る(サブスクリプションとキャッシュレス)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今年も残すところわずかとなりました。

今年はサブスクリプションとキャッシュレスが話題になりました。

サブスクリプションは、もともと雑誌や新聞などの定期購読を意味します。

近ごろは、NetflixやApple music、
マイクロソフトの「Office365」やAdobe Creative Cloudなどの
サービスが普及し始めました。

買って所有するのではなく、
月額料金でサービスを受ける契約です。

今年はインターネットを使わない事業でも
サブスクリプションのビジネスが注目されました。

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トヨタも今年「KINTO」というサブスクリプションの
サービスを始めました。
https://kinto-jp.com/

2019年2月5日トヨタのニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/26466090.html

KINTOは報道によると、契約が伸び悩んでいるようですが、
トヨタとしても「所有から利用」の流れに向けて
一歩踏み出してみたところでしょう。

MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)への流れも
意識していると思われます。

中小企業でもサブスクリプションに取り組んでいます。

例えば、Toysub!(トイサブ!)
乳幼児の知育玩具のレンタルを行っています。
https://toysub.net/

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coffee mafia(コーヒーマフィア)では
会員になるとコーヒーが毎日飲めます。
http://coffeemafia.jp/

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毎月、顧客に料金を払い続けてもらうのは
簡単ではありません。

サブスクリプションのビジネスを成功させるには、
工夫がいる事業も多いと思われます。

もうひとつの話題、キャッシュレス決済は
今年、当ブログでも何度も取り上げました。

私が訪問した、伊豆諸島の新島や神津島でも
今年はキャッシュレス決済が使える店が増えました。

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こうして、サブスクリプションやキャッシュレスに
取り組んだ企業は、先進的、革新的、時流に乗る
ブランドイメージに寄与したと思います。

また、中小企業がキャッシュレス導入をして、
消費者還元に参加することが顧客満足の姿勢を示しました。

サブスクリプションとキャッシュレスを
もろ手を挙げて称賛したいわけでありません。

サブスクリプションとキャッシュレスにもデメリットはあります。

しかし、私は新しい試みに挑む企業が好きです。
また、キャッシュレス決済を導入しない店は避ける傾向があります。

中小の小売、サービス業では、キャッシュレス決済の有無で、
「新しい試みで不安だけど、
お客様がお得になるならやってみようという店」と、
「わからないし面倒だからやらないという店」
のイメージ分けがついたように思います。

ブランドでは、ロゴやネーミング、webサイトや
店舗の内外装などが注目されますが、
ブランドイメージは企業の姿勢からも生まれます。

今年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
良い年をお迎えくださいませ。

2019年をデザインで振り返る(ワークマンの躍進)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2019年のデザインを振り返ります。

今年はワークマンの躍進が話題になりました。

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ワークマンは、作業服や軍手、安全靴などを
販売していますが、業務用ではなく、
一般の個人客に向けて、スポーツウェアや
アウトドアウェアなどを商品開発して
販売したところ、高機能、低価格で人気を博しています。

昨年の9月には、作業着などを置かず、
一般個人客だけをターゲットとした
「ワークマンプラス」を出店したところ、
ワークマンの商品が大きな話題になりました。

ワークマンの既存店売上は前年から26%増えています。

ワークマンは長年ずっと右肩上がりで成長してきた
企業ですが、この1年あまりで多くの
マスメディアに取り上げられました。

ユニクロやニトリに続くと評価する声もあります。

ワークマンの商品は良いデザインです。

ファッションデザインとして異論もあるでしょうが、
トレンドを追わず、数年かけて定価で売り切る
デザインや、消費者の声を商品に反映させる姿勢は良いと思います。

ワークマンの商品は、
グッドデザイン賞も受賞していないようですが、
応募していないか、審査を通過しなかったのかは
私にはわかりません。

ただ、デザイン業界からよく聞かれる
「デザインは外観の美しさだけでなく、デザインの範囲は広い」
「経営にデザイナーを関与させるべき」
という意見に基づけば、デザイナーは
ワークマンから多くを学ぶべきです。

中小企業にとっては、
ワークマンのような大量生産のスケールメリットは
取り入れにくいですが、
業務用商品を消費者向け商品に
展開していく手本になります。

ワークマンの事業ではありませんが、
近年、人気のあるコインランドリーも、
家庭用洗濯機にない性能が喜ばれています。

また、家電や調理器具、デジタル一眼レフでも
プロレベルの性能の商品が
一般個人向けに販売されています。

限られた人だけが使う商品から、
多くの一般の個人が買うようになれば
生産数量は増えます。

高い商品開発力とデザイン力が
高機能と低コストを両立させるためには重要です。

高機能と低価格が両立している
ワークマンの躍進はまだ続きそうです。

グッドデザイン賞受賞展2019(5)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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グッドデザイン・ベスト100には
入らなかったもののグッドデザイン賞を受賞した
デザインを紹介します。

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ここでは今年らしい受賞を紹介します。
今年はQRコード決済が大きく浸透した年になりました。

「Alipay Paybox R0」は、
アリペイのQRコード決済から
販売・在庫管理まで使える端末です。

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中国で使うもので、日本では使えないと思いますが、
こうした製品の応募もあります。

ライバルのテンセントも
「WeChat Scan&Go」を受賞しました。

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商品のバーコードを
自分のスマートフォンで読み込んで、
「WeChat Pay」で決済して完了です。
レジが要らなくなります。

LINEも「LINE Pay Terminal」で受賞しました。
https://pay.line.me/portal/jp/business/payment-service/device

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また、社内SNS、グループウェアである
「LINE WORKS」も受賞しています。

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ちなみに、同分野では「SLACK」が
グッドデザイン・ベスト100に選ばれています。

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以前、当ブログでご紹介したDeNAの「MOV」も受賞しました。
2019年02月19日:タクシー配車アプリMOV(モブ)で素早く移動
https://brand-design.seesaa.net/article/464211999.html

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最後にご紹介するのは「うんこミュージアム」。
展示やディスプレイの分野で受賞しました。

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グッドデザイン賞の範囲は広いです。

グッドデザイン賞受賞展2019(4)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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今日のひとつめにご紹介するのは、
米国のMonotypeの「Neue Frutiger World
ノイエ・ フルティガー・ ワールド)」です。
https://www.monotype.com/fonts/neue-frutiger-world

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150以上の言語に対応し、
10ウェイトとイタリックも用意されています。

欧文書体に合うアラビア文字やタイ文字などの
書体は見つけづらいです.

このサンセリフ書体をベースとしたフォントによって、
世界で事業展開する企業にとって、
世界で一貫したイメージを伝えやすくなります。

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ちなみに「Neue Frutiger World」に日本語書体はなく、
「たづかね角ゴシック」を組み合わせて使うそうです。

簡単で高いレベルで統一できるので、
このフォントは中小企業にこそ向くと思います。

続いてご紹介するのは、
ファーウェイの「Mate X」です。

折り畳んだディスプレイを拡げると
8型のディスプレイになるスマートフォンです。

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タブレット端末が不要になりそうな商品です。
思わず触りたくなる魅力があります。

ディスプレイパネルの技術がすごいです。

サムスンの「Galaxy Fold」は
見かけませんでした。
来年のグッドデザイン賞に応募でしょうか。

ベスト100の展示の横には、
インドネシア、インド、タイの
デザイン賞の展示もありました。

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また、来年のグッドデザイン賞の応募のチラシがありました。

グッドデザイン賞への応募件数は増加傾向ですが、
今年は昨年に比べて微減で、伸びが一服した感じです。
積極的に広報することはよいですね。

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ちなみに、今年のグッドデザイン賞受賞展は入場無料でした。

多くの人に関心を持ってもらうには良いと思います。
レポートは次週以降も続きます。

グッドデザイン賞受賞展2019(3)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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今日のひとつめは、
グッドデザイン賞の特別賞である
「グッドフォーカス賞(技能・伝承デザイン)」を
受賞した中小企業の例として、
神戸マッチの「hibi 10MINUTES AROMA」を紹介します。
https://hibi-jp.com/

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デザインが「播磨のマッチ」と「淡路島のお香」
の技術を活かした商品です。

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マッチのように火をつけるお香スティックです。
着火具がなくても使えます。

炎が消えたらマットに置きます。
10分間良い香りが漂います。

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ギフトとして売れそうです。

次は、グッドデザイン・ベスト100から
リビルディングセンタージャパンを紹介します。
http://rebuildingcenter.jp/

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テレビでも以前見たことがあるのですが、
解体する建物から、古材や古道具を引き取り、
リユースしているます。

古材を循環させて、環境負荷を減らしています。

古民家などの木造建築の建材には優れたものも多いです。

風合いなど古材ならではの魅力もありますし、
こうした活動は素晴らしいです。

リビルディングセンターでは、カフェもつくり、
一般の人も古材を学び、触れ合う機会を増やしています。

次はモリタ宮田工業の住宅用消火器です。
https://www.maffs.jp/c/extinguisher/vf1ham

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グッドデザイン・ベスト100だけでなく、
グッドフォーカス賞(防災・復興デザイン)も受賞しています。

消火器の色を変えただけと見えますが、
家庭で消火器の保有率は4割であることを考慮すると、
意味があります。

家庭では家族の他に消火器を使う人もほとんどいないので、
消火器の置き場所が決まっていれば、
赤で目立たせなくても見つけやすいです。

赤の消火器では、
インテリアコーディネートを重視する人は、
消火器を買ったとしても、目立たないところや
目につきにくいところに追いやってしまうかもしれません。

それでは本末転倒です。

このようなカラーリングにすることで、
台所や居間に置いてもらえるなら大きな前進です。

生活者の気持ちに合わせて、
消火器の設置を促すデザインです。

続いて大企業になりますが、
スノーピークの「HOME&CAMPバーナー」を紹介します。
https://www.snowpeak.co.jp/sp/hcburner/

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美しくコンパクトに収納できる卓上ガスコンロです。
たたむと写真左のようにガスボンベの収納空間に
五徳が収まります。

安定感にも配慮し、
インドアでもアウトドアでも使えます。

本日最後にご紹介するのは、NECの
「税関検査場電子申告ゲートを中心とした
Smart Airportの取り組み」です。

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顔認証技術とスマートフォンアプリを使って
税関をスムーズに通過できる仕組みです。
https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/egate.htm

今後は入出国審査や航空機搭乗、
チェックイン、保安検査などにも顔認証が使われることが
期待され、安全性とスピードアップが図られそうです。

ソフトウエアだけでなく、さまざまな国の人が使いやすい
ナビゲーションデザインも評価されたと思います。

レポートは次週以降にまだ続きます。

グッドデザイン賞受賞展2019(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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私が面白いと感じたのは、
「NHK回想法ライブラリー」です。

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年配の方にとって、昔の風景を見て、
思い出を語り合う回想法は、
脳を活性化し情緒を安定させ、
認知症の進行予防になると言われます。

高齢者施設や家庭で手軽に回想法を行えるよう、
NHKウェブサイトで映像を無料公開しています。

VR版もあり、ゴーグルをつけると、
まるでタイプスリップしたような気分です。

スマートフォンでも見られますのでお試しあれ。
https://www.nhk.or.jp/archives/kaisou/

次にご紹介するのは、ソニーの
グラスサウンドスピーカー 「LSPX-S2」です。
https://www.sony.jp/active-speaker/special/glass-sound/

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キャンドルのような見た目ですが、
高音質・ハイレゾに対応したスピーカーです。

ガラス管も広域を再生するために振動しています。

部屋のテーブルに置くと、360度音が広がります。

実際の音の良さは会場ではわからなかったのですが、
家電量販店に行けばわかるかもしれません。

38,000円くらいで販売されていて、買いやすい価格です。

続いてご紹介するのは、
デザインフィル(ミドリ)の
「ノンスリップアルミ定規」です。
https://www.midori-store.net/SHOP/42276006.html

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一般的な定規は、カッターで紙を切るときや、
線を引くときに滑ることがあります。

この定規は底面に滑り止めがあります。

しかし、滑り止めがあると、
紙の上で狙ったところに
定規を合わせにくくになります。

この定規は裏面の一部を斜めにカットしてあり、
後方を押さえると簡単に滑らせることができます。

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アルミで軽く、滑り止め機能が付いていて、
動かしやすい定規です。

喜んで欲しがる人がいそうです。

文具でもうひとつご紹介したいのは、
MAXのホッチキス「HD-10TL」です。

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同じサイズでは、針を従来100本までしか
装填できなかったのが、
150本まで装填できるようになり、

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ホッチキスの形状や針を留める感触が
ヘビーユーザー(仕事で使う作業者)の負担を
軽減するに仕上がりになっています。

試しましたが軽いです。

本日、最後にご紹介するのは
株式会社ウェルリッチの
スマートコーヒーメーカー 「ジーナ」です。
https://wrjapan.com/pages/gina

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コーヒードリッパーに入る
コーヒーの粉や水の重さを計測して、
Bluetoothでスマートフォンアプリへ通信します。

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コーヒーの粉や水の量や、抽出時間を計り、
コーヒーを淹れられます。
データ(レシピ)も保存できます。

ご興味あれば動画も参照してください。
https://youtu.be/7T6J2ARNqY8


「プアオーバー」、「イマージョン」、
「コールドドリップ」の3つ抽出方法が楽しめます。

コーヒーにこだわりを持つ人に向けた商品です。
いろいろ試しながら理想の一杯を目指す喜びがあります。

レポートは次週以降に続きます。

グッドデザイン賞受賞展2019(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展2019
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)に行きました。

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10月31日から11月4日にかけて
東京ミッドタウンにて開催されました。

数週にわたって
私が注目したデザインをご紹介します。

今年のグッドデザイン大賞は
富士フイルムの「結核迅速診断キット」です。

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開発途上国向けの検査キットです。
結核はHIV感染者の一番の死因だそうです。

ただ、HIV陽性患者では、
痰を出すことが難しい人も多いようです。

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このキットは、尿を検査に用い、
写真現像の「銀増幅技術」を応用して、
結核菌の存在を判定して、早期治療につなげます。

富士フィルムの技術や、
使い方がわかりやすいグラフィックデザイン、
小さく、操作性の高いプロダクトデザインが
評価されました。

電気を使わないため、
電力が不安定な地域でも診断できます。
素晴らしいです。

富士フィルムは、
グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)の他に
金賞(経済産業大臣賞)も4件受賞しています。

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グッドデザイン賞受賞展でも
大きな展示スペースがありました。

衛生や保健に関連して、私が注目したのは
キッコーマンバイオケミファの
ルミテスター Smart」です。
https://biochemifa.kikkoman.co.jp/la/smart/

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飲食店の厨房や医療現場などで、
見えない汚れを測定し数値化します。

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綿棒で検査対象をふき取って、
機械に挿入すると、食品や菌などの有機物がもつ
ATPという物質を測定します。

目に見えない汚れを測定するために
行われてきた菌検査は費用や時間がかかりますが、
この測定キットは簡単で、
計測データの管理も容易です。

LIXILの「レジリエンストイレ」も良いと思いました。
https://www.lixil.co.jp/lineup/toilet/resilience/

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被災時に簡単な操作で1リットル洗浄へ切り替えできます。
水を節約できます。

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水の備蓄が前提になりますが、
トイレの衛生状態を保つことも大変重要で、
避難所などでの採用が期待されます。

次にご紹介したいのは、
グッドデザイン金賞を受賞した
富士通の「体操AI自動採点システム」です。
https://sports-topics.jp.fujitsu.com/sports_digital_solution/gymnastics-scor
ing-support/


選手の体に何もつけずに、
3Dレーザセンサーで、選手の体の動きを検知し、
360度あらゆる方向から演技も確認できるので、
目視に頼っていた審判を助けます。

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2020年の東京五輪で採用を目指しているそうです。

本日、最後にご紹介するのは、
サンカの「ゴミ拾いトング」です。

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鉄やステンレスではなくアルミを使って軽量化し、
結合部の樹脂にも工夫を凝らして、
軽くて、よれにくく、つかみやすいトングです。

昔のトングは重くて、
つかむのにも力がいりましたから、
このトングを触って驚きました。
飛躍的な進歩です。

続きは次週以降に。

商標権更新登録申請を自分で行う方法

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
商標権の更新を自分で行いました。

弁理士に依頼せずに自力で更新する方法は、
中小企業診断士の私によく相談されますので記します。

更新したのは商標登録第5218807号です。

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更新の申請方法は、
書面で特許庁へ持参して申請する方法、
書面を特許庁へ郵送する方法、
電子出願(インターネット出願、オンライン手続)
の3つがあります。

書面と電子出願のどちらにするか迷うと思いますが、
書面は、電子化手数料1,900円が登録料に上乗せしてかかります。

電子出願は、個人の電子証明書の取得が必要です。
例えば、マイナンバーカードに
ICカードリーダライタがあれば、
無料のソフトウェアで申請できます。

しかし、めったに手続きしない人は、
紙で作る方が簡単だと思います。

私は、出願時は
発明協会のパソコンで電子出願しましたが、
今回の更新登録は、紙の書類で
特許庁へ行って更新登録申請をしました。

以下、書面で特許庁へ行って更新した方法を記します。

作成する書類は「商標権存続期間更新登録申請書」です。

工業所有権情報・研修館が運営する
「知的財産相談・支援ポータルサイト」で
様式をダウンロードします。
https://faq.inpit.go.jp/industrial/faq/search/result/10939.html?event=FE0006

特許庁のサイトにも様式があります。
https://www.jpo.go.jp/system/process/toroku/touroku_yousiki.html

商標権存続期間更新登録申請書の書き方は、下のサイトを参照ください。
特許庁「様式・記載方法」
https://www.jpo.go.jp/system/process/toroku/youshiki_kisaihouhou.html
「知的財産相談・支援ポータルサイト」→「登録移転」→「商標」
https://faq.inpit.go.jp/industrial/faq/flow.html

作成したあと、他の仕事のついでに特許庁へ行きました。
https://www.jpo.go.jp/

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以前にも行ったことがありますが、
一般の人でも比較的入りやすい官庁です。

地下には特許庁図書館があり調べ物もできます。
セブンイレブンもあります。
入口近くには来庁記念スタンプもあり親しみやすいです。

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入口で氏名や訪問目的を書いて、
身分証明書を見せて、手荷物検査を受けてから
セキュリティゲートを通過します。

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ロビーを進んでいくと、1階に出願課がありますが、
2階にある工業所有権・情報研修館の「産業財産権相談窓口」へ行きました。
https://www.inpit.go.jp/consul/consul_about/index.html

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相談は丁寧でとても親切でした。
日ごろ相談を受ける側の私が
見習わなくてはいけないと思いました。

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私は登録更新と事務所移転の手続きをいっぺんにやりたかったので、
やり方の確認で相談窓口に行きましたが、
作成した書類をチェックして欲しい方も利用するとよいでしょう。

書類は問題がなかったので、
1階の特許印紙販売所(発明推進協会)で
特許印紙を買って貼ります。

商標権の更新登録の登録料は、区分数×38,800円です。
今回は3区分ですので、
116,400円の特許印紙を申請書に貼って、
控えのコピーを取り、出願課で書類を提出しました。
これで完了です。

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私は昨年、事務所を移転したので、
「登録名義人の表示変更登録申請書」も併せて提出しました。
この申請には収入印紙1,000円を貼ります。
(特許印紙ではないので注意してください。)

収入印紙も特許印紙販売所で買えます。
また、電子化手数料1,900円も
特許印紙販売所で払いました。

私が行ったときは、
相談窓口、特許印紙販売所、出願課のそれぞれに
訪問者が少しいましたが、待ち時間は数分でした。
スムーズです。

特許庁へ行かず、集配郵便局で特許印紙を買い、
商標権存続期間更新登録申請書に
特許印紙を貼って郵送しても構いません。

書類がきちんと作成できれば、特許庁へ行くよりずっと楽です。

申請から1か月あまりで更新登録され、
特許庁から通知のはがきが届きます。

商標権は登録から10年間有効ですが、
権利が満了するにあたって、
特許庁から通知が来るわけではありません。

自分で商標権の期限を確認して、
期限が切れる前に更新登録しましょう。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:57Comment(0)知的財産権

サンジョセップ市場とサンミゲル市場と巨大自販機

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペインレポートも今回で区切りにするつもりです。

市場は活気があり、その土地柄を表すので、
旅先で行くのは大好きです。

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バルセロナのサンジョセップ市場(ブケリア市場)は
ランブラス通り沿いにあり、
地元の人や観光客でにぎわっています。

スペインといえば、イベリコ豚や生ハムが有名です。
肉屋(ハム屋)は多いです。
ハム屋では大きな骨付き肉が吊り下がっています。

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肉の種類は豊富です。
日本と同じように重量あたりの単価が記されています。

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レストランでもバルでもスーパーでも
ハムはあって、たくさん食べました。

美味しかったですが、
塩分が強いので食べ過ぎには注意ですね。

果物店やフルーツジュースの販売は
ヨーロッパでよく見かけます。

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面白かったのは、
お菓子(グミもしくはゼリー)の量り売りでした。
大人も食べるのでしょうか。

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マドリッドにはサンミゲル市場があります。
夜遅くに訪問しましたが、多くの人でにぎわっていました。

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バルやカフェテリアもあって、飲食も楽しめます。
オリーブ専門店はスペインらしかったです。

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スペインでは辛くない、ししとう揚げや
アヒージョ、チュロスも多くいただきました。

最後に面白かったものをご紹介します。

バルセロナのlesseps駅にあった巨大な自動販売機です。
壁に埋め込まれているようです。

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ジュースやお菓子などが売られています。
選んでから会計をするために、
硬貨の投入口へ向かう感じになります。

スペインでは、水が1.5ユーロ、
ジュースが2ユーロくらいします。

東京より乾燥していると思います。
水分補給でよく買いましたが、
他の自動販売機は一般的な大きさでした。

スペインにはカトリック、イスラムの文化があり、
長い歴史の中で他国の影響や交流を感じることがありました。

食文化は豊かで、接した方は真面目で優しい方ばかりでした。

目次(0721~0740)

目次(0721~0740)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は目次をお届けします。
気になる記事があったらクリックしてください。

2019年6月11日~10月29日分
記事ナンバーとタイトル

740 目次(0721~0740)

話題は大きく3つで、キャッシュレス決済と
スペイン訪問レポートと瀬戸内国際芸術祭です。

キャッシュレス決済は721、722、726、727、730です。
スペインレポートは723、724、725、728、739です。
瀬戸内国際芸術祭は731~735、737、738です。

739 スペインのバル巡りとガストロノミーツーリズム

738 瀬戸内国際芸術祭2019(7)女木島編
737 瀬戸内国際芸術祭2019(6)女木島編

736 消費税率10%。PayPayは10%還元、LINE Payは7%還元始まる

735 瀬戸内国際芸術祭2019(5)女木島編
734 瀬戸内国際芸術祭2019(4)豊島編
733 瀬戸内国際芸術祭2019(3)豊島編
732 瀬戸内国際芸術祭2019(2)豊島編
731 瀬戸内国際芸術祭2019(1)高松、宇野編

730 講演「キャッシュレス決済導入のポイント&レジ補助金」

729 国立西洋美術館開館60周年記念「松方コレクション展」

728 暑い夏をガスパチョで乗り切る!

727 キャッシュレス・消費者還元事業への登録手続きはお早めに
726 キャッシュレス導入がブランドに与える影響の2パターン

725 Villa Rosaでフラメンコの熱量を感じる
724 アントニ・ガウディの建築
723 バルセロナ現代美術館とバルセロナ現代文化センター

722 ブランドファインがLINE Pay加盟店になりました
721 講演「レジ補助金&キャッシュレス決済」

720 目次(0701~0720)
posted by ブランド経営コンサルタント at 09:23Comment(0)目次

スペインのバル巡りとガストロノミーツーリズム

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は即位礼正殿の儀の祝日です。

スペインのレポートを再開します。
スペインではバル(Bar)がたくさんあり、いろいろ見てきました。

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タパ(複数形はタパス)と呼ばれる一品料理や
ワインなどを楽しみます。

ワインだけでなく、ビールや、
ワインベースの果実酒であるサングリア、
リンゴの発泡酒であるシードラなど飲みました。

下の写真の奥がシードラです。
手前右がガスバチョ、左がピンチョスです。
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ピンチョスは、パンに串に刺した料理がのっている一口サイズのつまみです。

バルは、日本のバーとは異なり昼も営業しています。
お酒を頼まなくても大丈夫です。
ノンアルコールもあります。

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立ち飲みスタイルの店では、
店内で何を注文しようか戸惑っていたら、
現地の親切なお客さんに、
「カウンター越しに注文するんだよ」と話しかけられました。

楽しそうに過ごしている地元の人と、
下手な英語で少し会話を楽しみました。

下の写真左はトルティーリャです。
ジャガイモや玉ねぎが入ったスペイン風オムレツです。
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写真の右は串に刺したつまみ、ピンチョスです。

カウンターのある立ち飲み屋のようなバルだけでなく、
レストランに近いバルもあります。

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レストランに近い店では、
ホールのスタッフが注文を取りに来てくれます。

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上の写真の奥、魚のフライは「Pescaditos Fritos」(ペスカーディドスフリートス)です。
生ハムの他に、魚やオリーブを使った料理が特徴的でした。
美味しかったです。

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バスク地方のサンセバスチャンは料理人が切磋琢磨して、
美食の街として知られています。

レストランだけでなく、バル巡りを目的に
世界中から多くの観光客がやってきます。

食事をその土地の風土や文化をともに楽しむ美食の旅は
「ガストロノミーツーリズム」と呼ばれ、
近年話題になっています。

政府もすこしづつ動き出しているようです。
観光庁「「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」における国内開催候補地の募集を開始!」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics03_000085.html

食文化を見つめることは、観光客を呼ぶだけでなく、
食を通じて地域の魅力を再認識することにもなるので、
地域おこしにも有効だと思います。

農林水産業や食品製造業にもプラスで、
地方創生や中小企業の活性化につながります。

以前は当ブログで街バルをご紹介しました。
2017年12月07日:函館西部地区バル街がグッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞
https://brand-design.seesaa.net/article/455381704.html

スペインのバルから中小企業が学べることは多いです。

瀬戸内国際芸術祭2019(7)女木島編

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。

横浜も先月の台風15号に続いて台風19号の被害を受けました。
私は元気で仕事をできていますが、
被災された方のことを思うとつらいです。

さて、瀬戸内国際芸術祭の女木島編の最終回です。

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女木島で特に楽しみにしていたのが、
レアンドロ・エルリッヒの作品と
「瀬戸内ガストロノミー」でした。
それらのレポートです。

レアンドロ・エルリッヒの作品は2つありました。
ひとつは「ランドリー」です。

洗濯機と乾燥機の反対側に、
洗濯物が回転する映像が流れる虚構の洗濯機を置き、
鑑賞者を戸惑わせます。

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もうひとつの作品は「不在の存在」です。
撮影禁止のため、写真はありませんが、
誰もいないのに砂地に足跡ができる作品や
和室で錯覚を感じられる作品があります。
https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/megijima/32.html

レアンドロ・エルリッヒの作品は、
不思議な感覚にとらわれ、
どうなっているんだろうと、
すごく興味をかきたてられます。

人の知覚は、情報処理のスピードを上げるためか、
これまでの経験によって、外観をおおざっぱに認識して、
少ない特徴で判断するので、
それが裏切られると脳が活性化する感じがします。

「不在の存在」は
レストランイアラ女木島に併設されています。

レストランイアラ女木島では、
EAT&ART TARO監修のランチが食べられる
「瀬戸内ガストロノミー」があります。

EAT&ART TAROは、食をテーマにした作品をつくる現代美術作家です。
「瀬戸内ガストロノミー」は、目の前で料理や解説をします。
食材や料理を通して瀬戸内の文化を学べます。

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春、夏、秋でメニューを変えているようです。

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私が訪問した時は次のメニューでした。
メロン酢
真鯛とジャガイモのカルパッチョ
鶏肉の酢煮 クリームタルタルソース
トマトとナスの冷たいそうめん
イアラの足クッキー

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女木島では野生のメロンが取れるそうです。
大きさは2センチくらいで、
美味しくないと地元の人に言われたそうで、
料理では市販のメロンが出ました。

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酢や醤油の醸造文化、香川の小麦、
さわらや、からすみ、オリーブオイルなどの
話を伺いました。

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料理は大変美味しかったです。

イアラの足クッキーは、建物の名前をつけ、
レアンドロの足型の作品にちなんだクッキーでした。

瀬戸内国際芸術祭は、地域の生活を大切にしています。
島の魅力を感じました。
芸術祭が島の人たちを元気にしています。

小豆島や男木島では人口が増加しているそうです。
芸術祭が地域活性化につながっていることを
はっきり体感できた訪問でした。
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:50Comment(0)芸術・美術

瀬戸内国際芸術祭2019(6)女木島編

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の女木島編の続編です。
素敵な作品がたくさんありました。

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女木港で目を引くのが「カモメの駐車場」です。
風見鶏のようにカモメが向きを変えます。

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カモメがどこか愛らしく、風を目で感じられます。

前回のレポートで、女木島は風が強いと書きましたが、
その風土を生かした作品です。

港の近くには「20世紀の回想」という作品があり、
帆のあるピアノから音楽が流れて、
海や風、波の音と音楽を感じる作品がありました。

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「BONSAI deepening roots」は
盆栽の新しい形を追求しています。

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音や光、置かれている空間と盆栽の関係など、
新しい表現がありました。

また、3年前の芸術祭で島民に託した
「島盆栽」の今も見ることができます。

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「ピンポンシー」は民宿、海の家だった建物に
島民や芸術祭の来場者が楽しめるよう、
卓球台を設置した作品です。

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吹き抜けに置かれた卓球台では、
自由にルールを考えて楽しめそうです。

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「世界はどうしてこんなに美しいんだ」は
ホイールライトに作品題名を照らす自転車で
さまざまな風景を走る様子を見せる映像作品です。

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瀬戸内はとても美しく、
この自転車で走る姿を見ると、
見た人も改めて、その美しさを再認識します。

また「世界はどうしてこんなに美しいんだ」と
感じる心も豊かで美しいと感じます。

世界のどこでも走ってほしいですし、
ライトですから、夕暮れや夜の美しさを
特にかみしめられます。

「un… こころのマッサージサロン」は、
座って右手の近くにあるハンドルを回すと、
楽器が鳴り、釣り竿が垂れて、
水の中に落ちたりします。

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ギシギシした動き、楽器の音もユーモラスです。
ポンコツな感じがするのですが、
興味がそそられ、微笑ましく、
心が確かにほぐれましたす。

身体のマッサージチェアーの隣に置いてあります。
対比されていました。

レポートは次週に続きます。
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:53Comment(0)芸術・美術

消費税率10%。PayPayは10%還元、LINE Payは7%還元始まる

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
本日から消費税率が10%に引き上げられました。

瀬戸内国際芸術祭のレポートは日を改めます。
今日は消費税とキャッシュレス・消費者還元についてです。

私も昨夜までお客様のレジの
軽減税率設定を支援しました。

皆様は混乱なく運営できていますでしょうか。

また、キャッシュレス・消費者還元事業も始まりました。
https://cashless.go.jp/

中小企業にキャッシュレスで買い物をすると、
原則、5%もしくは2%のポイント還元を受けられます。

キャッシュレス・消費者還元事業の開始に合わせて、
PayPayではキャンペーン
「まちかどペイペイ」第1弾を行っています。

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「まちかどペイペイ」第1弾キャンペーン詳細
https://paypay.ne.jp/event/meti-20191001/

11月末までの2か月間、5%還元の店の買い物に
PayPayで5%のポイントをさらに上乗せします。

LINE Payも、来年6月まで最大2%を上乗せして
7%還元するキャンペーンを行っています。
https://linepay.line.me/event/cashless-subsidy.html

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当事務所ブランドファインへのご相談にも
適用されますので、PayPay、LINE Payの
QRコード決済をご利用ください。

PayPay、LINE Pay、それぞれに
ポイントを上乗せに必要な条件がありますので、
適用条件の詳細は、それぞれのリンク先をご覧ください。

先日、ニュースを見ていたら、
キャッシュレス決済の導入に
慎重なお店の映像が流れていました。

たいへん残念なことです。

お客様は5%のポイント還元を受けられるのに、
「うちのお客様はほとんど現金だから」と
その店の人は話していました。

日本経済新聞には「キャッシュレスを導入するなら、
店に立つのをやめる」と話す、
店主の母の声が先日、載っていました。

確かに、一部のクレジットカード端末のように、
決済に時間がかかる場合も一部あります。

キャッシュレスを導入すると
お客様が困る、不便になるなら、
導入しないのもわかります。

しかし、ほとんどのケースでは、
お客様はキャッシュレス決済の選択肢を歓迎します。

困るという消費者の声は、ほとんど聞きません。

お客様の満足を追求しようという気持ちがあれば、
キャッシュレス決済の導入を検討しましょう。

少し参加が遅れますが、今からでも申し込めます。

私の支援先では、PayPayを導入した店で、
PayPayを利用する人の割合は、
実はそれほど高くありませんでした。

ただ、今日からPayPayのポイントは
3%から10%になります。

導入された企業の皆様、
キャッシュレスの利用は大きく伸びるはずです。

やらない競合店もまだまだありますので、
どんどんお客様を奪っていきましょう!

瀬戸内国際芸術祭2019(5)女木島編

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の女木島編です。

女木島(めぎじま)は高松からフェリーで20分で着きます。
フェリーに多くの人が乗船していました。
外国人も目につきます。

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女木島は鬼ヶ島とも呼ばれます。
桃太郎の話で有名な鬼ヶ島です。

港の防波堤の先端には鬼の石像があります。

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また、鬼ヶ島の山の上に大洞窟があります。

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洞窟は実際に人が掘って作られたらしく、
海賊が根城にしていたのでしょうか。

海賊が鬼とされて物語になったと思います。

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そんな大洞窟は観光スポットで、
人形なども置いてあるのですが、
瀬戸内国際芸術祭では洞窟内に
「オニノコ瓦プロジェクト」の展示があります。

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鬼が住んでいた洞窟の中でに、
県内の中学生が伝統工芸士が指導を受けて作った
たくさんの鬼瓦が並べてあります。

2013年の芸術祭で展示され、
今回も手を加えて展示替えしています。

さまざまな鬼の表情が楽しめ、
鬼は洞窟への侵入者から鬼を守っているようです。

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地域の人がつくる芸術は、芸術祭を華やかにします。

女木島は鬼だけではありません。

冬の強風から家屋を守るために
オ-テと呼ばれる石垣も特徴です。

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オーテは芸術祭の作品ではありませんが、
石の種類や石積みが家によっても違いがあり、
こちらも楽しめます。

ただ、私が訪れた夏の日は、風が穏やかでした。
天気が良く、島の散策には良かったです。

「風の番人」という作品の後ろには、
砂浜で海水浴を楽しむ人がいます。

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芸術を楽しむ人、島を観光する人、
海水浴を楽しむ人、
みんな余暇をゆったり思い思いに楽しんでいました。

芸術祭の作品の紹介は次週へ続きます。
posted by ブランド経営コンサルタント at 09:54Comment(0)芸術・美術

瀬戸内国際芸術祭2019(4)豊島編

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の豊島編の最終回です。

豊島美術館はいまや人気の美術館となりました。
海や棚田の近くにあります。

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建築と館内の水の流れや音や風を光を感じる美術館です。
館内は撮影禁止なので、webサイトをご覧ください。
http://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html

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絵画や彫刻はありません。
入場前に館内では静かにするように案内されます。

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ここにいると感覚が研ぎ澄まされます。
セミの声や、風に流される雲は、
美術館に入らなくても感じられるのですが、
館内でじっくり聞いたり、見たりしてしまいます。

丸い穴から差し込む外光も、天候や時刻によって変化し、
館内の水(泉)の見え方に変化をもたらします。

この水がどこから湧き出て、どこへ流れつくのか、
ただ、じーっと見ていて楽しいです。
龍安寺の石庭を見るような感覚に近いです。

豊島美術館は混雑しますので、
早い時間帯に行くことをお勧めします。

豊島美術館と並んで人気があるのが島キッチンです。

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島キッチンは、瀬戸内国際芸術祭2010に
豊島の集落の空き家を建築家の安部良さんが
設計・再生した「食とアート」で
人々をつなぐ出会いの場です。

テラスでは毎月、島の人が集う誕生会が開かれ、
交流の場にもなっています。

島の女性や学生が、笑顔で、きびきびと
キッチン、ホールで仕事していたのが印象的でした。

高校生も島キッチンの手伝いに駆けつけています。

また、瀬戸内国際芸術祭を支えるボランティア
「こえび隊」が島キッチンの運営も手伝っていました。

瀬戸内国際芸術祭サポーターのこえび隊
https://www.koebi.jp/

こえび隊は、芸術祭の各展示の受付など
運営を支援していて、
多くの方の笑顔に接しました。

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島キッチンの野菜のほとんどは、
島の家々の畑になったものです。

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島野菜添えキーマカレーセットを食べました。

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キーマカレーの他に、鯛カマの南蛮漬け、サラダ、
豊島のそうめんのすまし汁、漬物があります。

小豆島オリーブサイダーも飲みました。
どれも美味しかったです。

島キッチンも芸術祭会期中は混雑しています。
10時30分から配られる整理券をもとめて、
私は10時過ぎから並びました。
11時の開店に合わせてに行っても整理券がもらえないかもしれません。

豊島では、いちごやみかんなど
他にも島で採れるおいしいものをたくさん食べました。

かつては産業廃棄物の違法投棄に
怒り、苦しみ、戦ってきた島の人々に、
芸術が力になれていると信じたいです。
豊かな島です。

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豊島から岡山の宇野港へ向かうフェリー。
宇野へは40分です。
さようなら、豊島。またいつか。

次回は女木島のレポートです。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:52Comment(0)芸術・美術