ものを愛する心

先週、お茶碗を捨てました。

その茶碗は、私の幼少時代から使っていました。

幼児用のプラスチックのお椀を卒業した時から
20年以上使っていたものです。

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愛用していた茶碗  ありがとうございました。


今、私の身の回りにあるもので、最も昔から
お付き合いのあったものではないかと思います。

毎日使っていて愛着もありました。

しかしヒビが入ってしまい、やむなく捨てました。
正直、お別れはつらかったです。


一流の職人は、道具をとても大切にするそうです。

仕事や道具に対する尊敬の気持ちが、
そうさせるのだと思います。

ものを愛する心って美しいと思います。


今日TBSで放送された「夢の扉」では、

能登半島地震で損傷した家屋を、取り壊すのではなく、
修復することを勧めて一軒、一軒見てまわる

長谷川順一さんという建築士を紹介してました。


2次災害を防ぐ目的で、行政から
「専門家の判断なしには、立ち入りしないで下さい」
という危険度を示す貼り紙が損傷した建物に貼られます。

貼り紙を見て家主は取り壊すことを考えますが、
実は土台や骨組みは残っていて、修復すれば、
まだ住める家も多いとのことです。

修復は建て直すよりも費用も安く済むようです。

ボランティアでの活動も素晴らしいことなのですが、
今まで愛着のあった家や職場を、
そのまま残せることが良いことですよね。

愛着のあるものが残せると知ったときの、
家主やそこで働く人の喜びは、
テレビでも大きく伝わりました。


人には愛情や思い出がありますし、
愛着のあるものもあります。

アルバムの写真もそうです。

修復は、お金に換えられないっていうニーズに
応えられるビジネスになる可能性があります。

マスターカードのテレビCMのPricelessの世界です。
ビジネスチャンスもあります。


もっと言いたいことは、
ビジネスチャンスだけではありません。

ものを愛する心は、私はすごく尊いと思います。

ものを大切にする文化が広がるためにも、
修復ビジネスがもっと広がって欲しいですね。

素晴らしいビジネスで社会貢献にもなると思います。


また、愛着をもっていただけるものづくり、
デザイン・ブランドがこれらの前提にはあるのです。


(おまけ)
ワイルドブルーヨコハマのマグカップ
こちらも10年以上愛用しています。
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