東京デザインマーケットと同じ日に
東京コンテンツマーケットにも行ってきました。報告します。
東京コンテンツマーケットのサイト
http://tcm2007.smrj.go.jp
東京コンテンツマーケットも
このブログで10月7日に紹介しています。
10月7日の記事
東京コンテンツマーケットは、写真撮影禁止なので、
会場の様子についての画像はありません。
東京コンテンツマーケットは、
中小企業基盤整備機構関東支部が主催ですが、
JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta、コ・フェスタ)
の中のひとつに位置づけられた見本市です。
CoFestaは、ゲーム、アニメ、マンガ・キャラクター、
音楽、放送、映画といったコンテンツ産業に関わる
各種イベントが連携して開催する
世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルです。
JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)のサイト
http://www.cofesta.jp
このイベントは今回初めて催されます。
官民上げていよいよ日本もコンテンツ産業を
盛り上げていこうという機運になってきたんですね。
東京コンテンツマーケットには、80のクリエイターが
それぞれブースを設けて展示していました。
さまざまなアニメーション、実写映像、
CG、キャラクターがあり、数や種類は豊富です。
午前中に行ったこともあって、
来場者はあまり多くなかったですが、
ブースの展示や、来場者へのアピールを
熱心に行っているクリエイターもいました。
前年の来場者は1,926人だそうですが、
今年はどれくらいになるのでしょうか。
動画をWebに活用することや、
キャラクターをグッズ展開することなど、
さまざまな可能性があるわけですから、
中小企業としても注目していきたいですね。
このイベントは、まだまだ発展の余地がありそうです。
東京デザインマーケット 2007年度訪問レポート
東京デザインマーケットに行ってきました。
東京デザインマーケットは、このブログで先日ご紹介しています。
(9月16日の記事)
http://brand-design.seesaa.net/article/55700780.html
今年で4回目を迎えた東京デザインマーケットは、
31社が出展し、44件のデザイン提案が発表されていました。
応募総数53社131件の中から選ばれた提案ですから、
面白いデザイン、アイデアばかりです。
会場の様子
すべての提案を見て、ほぼすべてのデザイナーと話してきました。
建築デザイナーや、グラフィックデザイナーが、
プロダクトデザイン(工業デザイン)に取り組んだケースも
2~3割はあったと思います。
本業に隣接するデザイン分野への挑戦ですが、
もともと持っている視点が活かされたデザインだったと思います。
デザイナーは遠方からも出展していますが、
来場者も全国から来ていたのではないでしょうか。盛況でした。
提案は試作品で、商品化には、まだ課題があるものも
多かったのですが、
かなり完成度の高いデザイン提案もありました。
グッドデザインプレゼンテーションの展示品と比べると
親しみがわくものや、デザイナーらしさがでている提案が
多かったです。
私個人としては、中小企業へお勧めしたいデザイナーと
短時間でどうやって知り合えるかというテーマがありましたが、
面接と一緒で、短時間の会話だけでは、
優れたデザイナーを見つけるのはなかなか難しいですね。
コミュニケーション力、洞察力をもっと磨かなくてはいけませんね。
多くの優れたデザインを見て、
多くのデザイナーと話すことが重要です。
トレーニング、経験を積んでいきます!
東京デザインマーケットは、このブログで先日ご紹介しています。
(9月16日の記事)
http://brand-design.seesaa.net/article/55700780.html
今年で4回目を迎えた東京デザインマーケットは、
31社が出展し、44件のデザイン提案が発表されていました。
応募総数53社131件の中から選ばれた提案ですから、
面白いデザイン、アイデアばかりです。
会場の様子
すべての提案を見て、ほぼすべてのデザイナーと話してきました。
建築デザイナーや、グラフィックデザイナーが、
プロダクトデザイン(工業デザイン)に取り組んだケースも
2~3割はあったと思います。
本業に隣接するデザイン分野への挑戦ですが、
もともと持っている視点が活かされたデザインだったと思います。
デザイナーは遠方からも出展していますが、
来場者も全国から来ていたのではないでしょうか。盛況でした。
提案は試作品で、商品化には、まだ課題があるものも
多かったのですが、
かなり完成度の高いデザイン提案もありました。
グッドデザインプレゼンテーションの展示品と比べると
親しみがわくものや、デザイナーらしさがでている提案が
多かったです。
私個人としては、中小企業へお勧めしたいデザイナーと
短時間でどうやって知り合えるかというテーマがありましたが、
面接と一緒で、短時間の会話だけでは、
優れたデザイナーを見つけるのはなかなか難しいですね。
コミュニケーション力、洞察力をもっと磨かなくてはいけませんね。
多くの優れたデザインを見て、
多くのデザイナーと話すことが重要です。
トレーニング、経験を積んでいきます!
デザイン発注者の認識レベルも求められる
昨日の続きを。
(昨日の記事)
http://brand-design.seesaa.net/article/61620705.html
佐藤卓さんのような素晴らしいデザイナーは、
デザインを依頼する側からみると、とても心強い存在です。
しかし、発注者のデザイン認識レベルも高くなくてはいけません。
これは大きなポイントです。
佐藤卓さんは、番組中でのケースで、
デザイナーが主張するのではなく、
商品開発を行う企業との、やりとりの中から
ユーザーに支持されるデザインを見つけていく
方法を採っていました。
となると、
やりとりする商品開発企業のデザイン認識レベルが低ければ、
やりとりのレベルが低くなったり、
デザイン案の採用でもミスジャッジになったりする
可能性があります。
デザイナーに意見を求めることや、
細かいデザイン作業を依頼するのは、よいのですが、
デザイナーに任せ切りではダメなのです。
中小企業で、この点を本当に理解している企業は
まだ多くないと私は感じています。
逆に言うと、知っていればライバルに勝てます!
デザインを勉強していきましょう。
中小企業診断士が、
中小企業の経営、マーケティングの視点をもって書く
このブログがそのお役に立てば、うれしいです。
今後ともよろしくお願いします。
このブログも、この記事で50号となりました!
認知され、アクセス数も増えつつあります。
ありがとうございます。
また、ご感想やご意見をこのブログへのコメントとして
お寄せください。コメント第1号を待っています!
(昨日の記事)
http://brand-design.seesaa.net/article/61620705.html
佐藤卓さんのような素晴らしいデザイナーは、
デザインを依頼する側からみると、とても心強い存在です。
しかし、発注者のデザイン認識レベルも高くなくてはいけません。
これは大きなポイントです。
佐藤卓さんは、番組中でのケースで、
デザイナーが主張するのではなく、
商品開発を行う企業との、やりとりの中から
ユーザーに支持されるデザインを見つけていく
方法を採っていました。
となると、
やりとりする商品開発企業のデザイン認識レベルが低ければ、
やりとりのレベルが低くなったり、
デザイン案の採用でもミスジャッジになったりする
可能性があります。
デザイナーに意見を求めることや、
細かいデザイン作業を依頼するのは、よいのですが、
デザイナーに任せ切りではダメなのです。
中小企業で、この点を本当に理解している企業は
まだ多くないと私は感じています。
逆に言うと、知っていればライバルに勝てます!
デザインを勉強していきましょう。
中小企業診断士が、
中小企業の経営、マーケティングの視点をもって書く
このブログがそのお役に立てば、うれしいです。
今後ともよろしくお願いします。
このブログも、この記事で50号となりました!
認知され、アクセス数も増えつつあります。
ありがとうございます。
また、ご感想やご意見をこのブログへのコメントとして
お寄せください。コメント第1号を待っています!
情熱大陸 佐藤卓さんが目指すデザイン
10月14日の情熱大陸に
グラフィックデザイナーの佐藤卓さんが出演していました。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/10_14.shtml
佐藤卓さんは、日本を代表するグラフィックデザイナーです。
ロッテのキシリトールガム、明治おいしい牛乳のデザインや
NHKの「にほんごであそぼ」の企画など幅広く活躍されています。
佐藤卓デザイン事務所
http://www.tsdo.jp/
番組では、佐藤卓さんが目指すデザインについて、
放送されました。
デザインを顧客に提案する時も、
自分の意見は言わず、顧客からの意見を聞いていました。
デザインは、顧客との「やりとり」の中で見つけていく作業だ
という考えからです。
そして、クリエイターは感性を売り物にするな、
と言います。
どうしてもデザイナーには、デザインしたいという気持ちがある。
しかし、どこまで客観的になれるか、どこまで自分を消せるか。
消した状態で自分が置かれた環境を、
どういうふうに理解できるか、が大切と話します。
商品を主役にし、顧客の立場で考えるということが
突き詰められています。
だから、伝わる、美しくシンプルなデザインが
できるのでしょう。
それは、以前紹介した深澤直人さんが
話していたことにも通じますし、
深澤直人さんを紹介した4月11日の記事
「何にも前提を説明せずに『ね』と言う」
http://brand-design.seesaa.net/article/38396328.html
9月30日に同じく情熱大陸で放送された
作詞家の秋元康さんにも通じます。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/09_30.shtml
秋元康さんは、自分が面白いと思うものより、
人が面白いと思うものを提供したい、と考えていました。
デザイナーの方は、参考になったのではないでしょうか。
経営コンサルタントも同じです。私も勉強になりました。
グラフィックデザイナーの佐藤卓さんが出演していました。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/10_14.shtml
佐藤卓さんは、日本を代表するグラフィックデザイナーです。
ロッテのキシリトールガム、明治おいしい牛乳のデザインや
NHKの「にほんごであそぼ」の企画など幅広く活躍されています。
佐藤卓デザイン事務所
http://www.tsdo.jp/
番組では、佐藤卓さんが目指すデザインについて、
放送されました。
デザインを顧客に提案する時も、
自分の意見は言わず、顧客からの意見を聞いていました。
デザインは、顧客との「やりとり」の中で見つけていく作業だ
という考えからです。
そして、クリエイターは感性を売り物にするな、
と言います。
どうしてもデザイナーには、デザインしたいという気持ちがある。
しかし、どこまで客観的になれるか、どこまで自分を消せるか。
消した状態で自分が置かれた環境を、
どういうふうに理解できるか、が大切と話します。
商品を主役にし、顧客の立場で考えるということが
突き詰められています。
だから、伝わる、美しくシンプルなデザインが
できるのでしょう。
それは、以前紹介した深澤直人さんが
話していたことにも通じますし、
深澤直人さんを紹介した4月11日の記事
「何にも前提を説明せずに『ね』と言う」
http://brand-design.seesaa.net/article/38396328.html
9月30日に同じく情熱大陸で放送された
作詞家の秋元康さんにも通じます。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/09_30.shtml
秋元康さんは、自分が面白いと思うものより、
人が面白いと思うものを提供したい、と考えていました。
デザイナーの方は、参考になったのではないでしょうか。
経営コンサルタントも同じです。私も勉強になりました。
小売等役務商標制度
今日は、小売等役務商標制度
(こうりとうえきむしょうひょうせいど)についてです。
ブランドをつくり、まもるためには
知っておいた方がよい知識ですから、勉強しましょう。
この制度は、商標法が改正されて新設された制度です。
平成19年4月1日からスタートしました。
小売等役務商標制度とは、
小売業、卸売業の方々が使用するマークを
サービスマーク(役務商標)として、保護する制度です。
今回の改正により、
商品販売に際して行っている品揃え、陳列、
接客サービスなどの役務について、
商標が登録できるようになったのです。
これまでは、商標の保護が及ばなかった
ショッピングカートや店員の制服などに
使用している商標が保護できるようになります。
以前は、商品商標としての保護対象が、
値札や折込チラシなどに限られていました。
また、もうひとつのメリットがあります。
以前は、広範な商品を扱っている場合では、
保護を受けるために、
複数の商品区分での商標登録が必要でしたが、
4月からは小売サービスというひとつの分野での
登録ができるので、
廉価に権利取得ができるメリットがあります。
この制度は、カタログ、テレビやインターネットを
利用した通信販売も対象となります。
小売等役務商標に関する手数料は、
通常の商標登録と同じで、以下のとおりです。
出願料 21,000円(書面での出願は要追加費用)
登録料 66,000円
更新料 151,000円
今回の改正で、小売業、卸売業の方は登録しやすくなりました。
まだ登録していない企業は、この機会に検討しましょう。
ブランドづくりにとても有効です。
詳しくは、特許庁のホームページをご覧ください。
(小売等役務商標制度の部屋)
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/t_torikumi/t_kouri_top.htm
(パンフレット)PDFファイル
http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/pdf/t_kouri_top/02.pdf
(こうりとうえきむしょうひょうせいど)についてです。
ブランドをつくり、まもるためには
知っておいた方がよい知識ですから、勉強しましょう。
この制度は、商標法が改正されて新設された制度です。
平成19年4月1日からスタートしました。
小売等役務商標制度とは、
小売業、卸売業の方々が使用するマークを
サービスマーク(役務商標)として、保護する制度です。
今回の改正により、
商品販売に際して行っている品揃え、陳列、
接客サービスなどの役務について、
商標が登録できるようになったのです。
これまでは、商標の保護が及ばなかった
ショッピングカートや店員の制服などに
使用している商標が保護できるようになります。
以前は、商品商標としての保護対象が、
値札や折込チラシなどに限られていました。
また、もうひとつのメリットがあります。
以前は、広範な商品を扱っている場合では、
保護を受けるために、
複数の商品区分での商標登録が必要でしたが、
4月からは小売サービスというひとつの分野での
登録ができるので、
廉価に権利取得ができるメリットがあります。
この制度は、カタログ、テレビやインターネットを
利用した通信販売も対象となります。
小売等役務商標に関する手数料は、
通常の商標登録と同じで、以下のとおりです。
出願料 21,000円(書面での出願は要追加費用)
登録料 66,000円
更新料 151,000円
今回の改正で、小売業、卸売業の方は登録しやすくなりました。
まだ登録していない企業は、この機会に検討しましょう。
ブランドづくりにとても有効です。
詳しくは、特許庁のホームページをご覧ください。
(小売等役務商標制度の部屋)
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/t_torikumi/t_kouri_top.htm
(パンフレット)PDFファイル
http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/pdf/t_kouri_top/02.pdf
東京コンテンツマーケット2007
10月25日、26日に
東京コンテンツマーケット2007が開催されます。
主催は中小企業基盤整備機構の関東支部です。
六本木ヒルズ森タワー「六本木アカデミーヒルズ40」で行われます。
東京コンテンツマーケットは、アニメや
コンピュータグラフィック、キャラクター、映画、ゲームなどの
制作企業やクリエイターが出展する展示会です。
WEBでのビジネスでは、インフラとして通信の大容量化が
さらに進んでいくことを考えると、これらコンテンツ産業の
強化は、国を挙げて取り組んでほしい分野です。
日本は漫画・アニメの分野では、国際競争力がすでにある
とされ、先の自民党総裁選を争った麻生太郎さんも、
この分野に詳しいとして注目されていました。
私もコンテンツ産業を成長分野として注目しています。
先日、紹介した東京デザインマーケットと同じ日に開催される
のが残念なのですが、それを逆手に東京コンテンツマーケットと
東京デザインマーケットをハシゴするのもよいでしょう。
東京コンテンツマーケットのサイト
http://tcm2007.smrj.go.jp/
東京コンテンツマーケット2007が開催されます。
主催は中小企業基盤整備機構の関東支部です。
六本木ヒルズ森タワー「六本木アカデミーヒルズ40」で行われます。
東京コンテンツマーケットは、アニメや
コンピュータグラフィック、キャラクター、映画、ゲームなどの
制作企業やクリエイターが出展する展示会です。
WEBでのビジネスでは、インフラとして通信の大容量化が
さらに進んでいくことを考えると、これらコンテンツ産業の
強化は、国を挙げて取り組んでほしい分野です。
日本は漫画・アニメの分野では、国際競争力がすでにある
とされ、先の自民党総裁選を争った麻生太郎さんも、
この分野に詳しいとして注目されていました。
私もコンテンツ産業を成長分野として注目しています。
先日、紹介した東京デザインマーケットと同じ日に開催される
のが残念なのですが、それを逆手に東京コンテンツマーケットと
東京デザインマーケットをハシゴするのもよいでしょう。
東京コンテンツマーケットのサイト
http://tcm2007.smrj.go.jp/