奥山清行さんから学ぶ-カンブリア宮殿より


おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は、先週のテレビ東京で放送された
カンブリア宮殿」についてです。

ゲストは奥山清行さんでした。

フェラーリのデザインをしたことで著名な工業デザイナーです。

最近は、福井県鯖江市のメガネや、
山形工房というブランドでの伝統工芸品のデザインでも
知られるようになりました。


伝統工芸品は中小企業が作っていることが多いのですが、
その製品開発、中小企業の経営戦略について
奥山さんが語っていたのは、次の3点でした。

・マネのできないものをつくる
・高付加価値製品をつくる
・東京にこだわらず世界で売る


私は以下のように理解しました。


デザインと技術の融合で他者が真似できない物をつくる。

もちろんその時、お客様が価値を認めてくれる
費用と価値のバランスを追求する。

そうした製品ができたなら、本当に良い物なのだから、
東京にこだわらず世界にも販路を求める。


当たり前のことだと感じられたかもしれませんが、
これらを実行するのは本当に難しいことです。

大変な努力が必要です。

デザイナーと中小企業の相性や、
販路開拓、技術力、開発の資金も必要です。


しかし、中小企業の経営戦略として正しいと思います。

中小企業の経営者の方には、
愚直なまでに、この戦略で進んでいただきたいと思います。


私はこれからも、この大変な努力を支援して、
それが実現した時の成果の大きさも伝えていきます!

音・におい・味も商標に?

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

昨日の日本経済新聞夕刊に
「音・におい、商標に」という見出しの記事がありました。

特許庁が音やにおい、動きなどの商標登録について検討し、
2010年の法改正を目指している、

と報じています。


まだ検討段階ですが、可能性はあります。

現在、日本では、文字、図形、記号、立体の分野で
登録が認められています。

海外では、音、におい、動きも商標の対象としている
国もあり、改正で日本もルールを合わせるかもしれません。


識別可能な音、におい、動きの基準は難しいと思いますが、

インテルのテレビCMで「intel inside」のバックに流れる
音楽は対象となるかもしれません。


におい、味も対象となると、
かつてフランチャイズ本部にいた私としては、
商標で押さえる項目が増えることが気になります。

そして、それらの商標を押さえる管理の効果はあるのか?

ちょっと判断が難しくなりそうです。


ちなみに、料理レシピを著作権で保護するのは
結構難しいと聞いていますので、
商標登録の要件もかなり厳しくなるのではと予想します。


しかし、今後のブランド戦略上、
音、におい、味も考慮に入れておきたいですね。

バウハウス・デッサウ展

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はバウハウス・デッサウ展についてです。

バウハウス・デッサウ展は
東京藝術大学大学美術館で開催されています。

バウハウスはドイツの芸術学校です。

ナチスの影響もあって、1919年から1933年までの
短い期間しか開校していませんでしたが、

建築を最終目標として、幅広いデザイン教育・活動が
行われ、その影響は現在にも及んでいると言われています。

今回の展示会では、バウハウスがデッサウにあった
1925から1932年での活動が中心に展示されています。


行ってきましたが、大変面白いです。
1時間以上じっくり見入ってしまいました。

例によって館内撮影禁止のため、外だけの写真です。

バウハウス・デッサウ展01

バウハウス・デッサウ展02


デザインに詳しい人も、そうでない人も
多くを感じ、学べます。


デザインとは何か、デザインと社会、デザインと芸術、
デザインと技術、デザインと人間、が見えてきます。


デザインがいかに人を、経済を、文化を豊かにするか。
私は心打たれました。


私は美大、芸大の出身ではありませんが、
美大、芸大でどんなことをやっているかも
わかったような気がします。

平日ということもあり、社会人だけでなく学生も
多かったです。盛況でした。


デザイナーだけでなく、
経営者、技術者、設計者にも強くお勧めします。

谷原章介さんの音声ガイドも良かったです。

入館は午後4時30分まで、会期は7月21日までです。

バウハウス・デッサウ展
http://www.bauhaus-dessau.jp/

ブログをリデザイン2

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ブログのリデザインの続編です。

デザインをリニューアルしたのは昨日お伝えしましたが、
その後、Internet Explorer6(IE6)で見たところ、
デザインがくずれていることが判明しました。

そのため、リンク部分の文字を小さく修整しました。
これでIE6でも見れるようになったのではと思います。

実は、インターネットを見るときに使うWebブラウザと
呼ばれるソフトウェアによって、
Webサイトの見え方は異なります。

このWebブラウザには、以下のようなものがあります。
Internet Explorer
Firefox
Safari
Opera
Netscape

私はIE7を使っていたので、
最初IE6で見れないことに気付かなかったのですが、

IE7をアンインストールして、それからIE6をインストールして
という手順で確認・修整しました。

Webデザインでは、どのOS(Windows、Macなどの
オペレーティングシステム)、どのWebブラウザで見ても、
きれいに読めるWebサイトのデザインが求められます。

これはかなり難しいことです。

実際、全部のWebブラウザのすべてのバージョンに
合わせてデザインするのは不可能に近いです。

しかし、Webログの解析によって、
このブログを一番見ているWebブラウザがIE6だったので、
昨日あわてて修整しました。

よく見られているブラウザには最低合わせる必要があります。

このあたりの問題は、
デザインするときに、ちょっとわずらわしいですね。
専門的な知識が必要となります。

もしまだ見にくいブラウザがあれば、教えてください。
古いブラウザでなければ、できるだけ対応します。





ブログをリデザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

このブログのデザインを一新しました。
だいぶ印象が変わったと思います。

読みやすい、シンプル、美しい

を目指しました。

いかがでしょうか?ご感想をお寄せください。


デザインに使ったソフトウェアを紹介します。


デザインの見直しは、CSS(カスケーティングスタイルシート)
という技術を使っています。

CSSは、webサイトをつくる「HTML」というコンピュータ言語
から進化した「XHTML」と組み合わせて使います。

といってもゼロから作ったのではなく、
このブログサービスを提供しているSeesaaの
CSSをもとにオリジナルでデザインしました。


CSSを書くのに使ったのが、
ez-HTML」というフリーのソフトウェアです。

無料とは思えないほど、とても高性能で便利です。感謝。


タイトルのロゴは、
Adobe Illustrator(アドビイラストレーター)
というグラフィックデザインソフトを使って作りました。

こちらは有料。グラフィックデザイナーは必ずと言って
よいほど持っているソフトです。

バナー広告の効果

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜は梅雨空です。

今日はインターネットのバナー広告効果についてです。

4月21日に株式会社ビデオリサーチインタラクティブが
インターネット広告のブランディングに関する調査結果を
発表しました。

レポートは広告の知識がないと理解に苦労する内容ですが、
かなり有用な情報ですのでご紹介します。


調査結果から、私が認識した点は以下の通りです。

・・・・・

webサイトのバナー広告には、
バナーがクリックされなくても、露出しているだけで
興味関心や購入・利用したいと喚起する効果がある。


フリークエンシー(対象者と何回接触したかを示す値)が
多いほど、商品認知、商品好意度などは上昇するが、
フリークエンシー1回でも、それなりの広告効果がある。


広告が表示された画面に到達した者の29.1%が広告を認知し、
認知した人の34.4%がサイトへアクセスしたい意向をもった。

また、認知した人の30.4%が商品購入・利用を喚起された。

(上記の数字とは別に同調査では理論値として、バナー広告を
1000万回画面に露出した場合、広告を認知するのは130万人、
商品の購入・利用を喚起されるのが38万人と算出している)

・・・・・

ヤフー、MSN、gooのバナー広告なので、
大手企業が作りこんだバナー広告と思われますが、

広告を見た人の約8.8%、また画面表示回数の約4%の人が、
商品の購入・利用を喚起されたということは、
広告の効果として知っておいて損はないでしょう。


調査では、バナー広告のブランディング効果が検証された
としています。


中小企業では、検索キーワード連動型広告が
よく使われていますが、ビジュアルで訴えるバナー広告も
一定の効果はありますね。



上記は調査結果を大雑把に紹介し、さらに私の感想も
含まれますので、正確な言い回しでの調査結果、
詳細データは下記リンクへアクセスしてご覧ください。


ビデオリサーチインタラクティブのwebサイト
http://www.videoi.co.jp:80/release/20080421.html
(ブランディング効果における5つのヒントも掲載されています。)

特許・商標料金値下げ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

本日から特許・商標料金が引き下げられました。

このニュースは、以前このブログで
日本経済新聞の情報をもとに速報を紹介しましたが、
いよいよ本日から実施されます。

2007年6月28日「商標登録更新料を引き下げへ」
http://brand-design.seesaa.net/article/46169758.html


特に今回の改定では、
特許は長期間保有する人のメリットが大きくなり、
商標関係料金は大幅に引き下げられました。

特許は、第10年以降に
毎年支払う特許料が15%くらい下がっています。


商標も出願料、設定登録料は40%超引き下げ、
更新登録料は3分の1以下になっています!


商標登録出願
改定前 6,000円+区分数×15,000円
改定後 3,400円+区分数× 8,600円

商標設定登録料
改定前  区分数×66,000円
改定後  区分数×37,600円

更新登録料
改定前 区分数×151,000円
改定後 区分数× 48,500円


かなり下がっていますから、商標の出願、更新の件数は
大幅に増えるでしょう。

中小企業のみなさんも
ライバルに取られる前に早めに出願しましょう。

中小企業では、まだ商標登録していない企業も多いのですが、
商標はブランド戦略上とても重要です。
必ず検討しましょう。


詳しい料金等は特許庁のwebサイトをご覧ください。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/puresu/press_ryoukin_61hikisage.htm