おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は個人情報保護についてです。
個人情報保護法では、
5000件以上の個人情報データは扱う事業者に対して、
個人情報の取得や管理などに関してのルールを課しています。
法の対象とならない中小企業も多いのですが、
主体的に個人情報保護に取り組みたいものです。
まず取り掛かりたいのがプライバシーポリシーの策定です。
プライバシーポリシーとは個人情報保護方針とも呼ばれ、
個人情報に対するその企業の考え方を示したものです。
プライバシーポリシーは、公開義務はありませんが、
公開する企業が増えています。
個人情報保護に取り組む姿勢を公開することは、
顧客や社員の信頼を得る一助になります。
ブランディングの観点からも好ましいと考えます。
ブランドファインも先月Webサイトに公開しました。
プライバシーポリシーは、個人情報保護法の内容を
クリアしたうえで、自分たちの個人情報保護に対する考え方を
お客様の視点で丁寧にまとめます。
簡単に作れそうですが、実は企業買収や企業との連携、
組合加盟などを考慮して作る必要があります。
安易に作ると、かえって顧客の反発を招いたり、
自分たちの事業活動が縛られる結果にもなりかねません。
ノウハウのある方にアドバイスしてもらうか、
ちゃんと勉強する必要があります。
書籍や他社のプライバシーポリシーは参考になるでしょう。
法律で定められているから省略してもよいではなく、
法律を詳しく知らない人でも安心していただけるように
書くことを心がけたいですね。
もちろん、作って公開するだけでなく、社内での研修や
セキュリティの強化などの具体的な対策もしっかり講じましょう。