経営コンサルタントが教えるデザインで稼ぐ方法

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
先週は野球のWBC連覇で盛り上がりました。
日本チームおめでとうございます!

私も年度末の予定をかいくぐって、
テレビやネットを見て応援しました。

韓国という強いライバルにも感謝ですね。
互いに切磋琢磨する関係は大切にしたいものです。

さて、私もがんばります。
4月16日に勉強会の講師を務めます。

ビジネスIPRが主催するコミュニティ・ミーティングの講師で、
テーマは「経営コンサルタントが教えるデザインで稼ぐ方法」です。

ビジネスIPRは、ビジネスと知的財産の融合が
新しい世界を切り開くと考える人達の団体です。

2000年に作られ、メンバーは約50名です。

ビジネスIPR
http://www.business-ipr.net/

勉強会では、中小企業でデザインを活用して成功した事例や、
デザインと知的財産権、デザインとビジネスについて
お話しした後、参加者でディスカッションを行います。

参加される方は、自分の会社にデザイナーが何人いるか、
カウントしてお越しください。
どなたでもご参加いただけます。

ビジネスと知的資産(知的財産)について考えている皆様に、
デザインという切り口で見たビジネス、
デザインという切り口で見た知的財産権、
という視点を持って帰っていただこうと思います。

デザインを使って、自社のビジネスを成長させるポイントを
つかんでいただけると思います。

<ビジネスIPR 第8回コミュニティ・ミーティング>

日時:2009年4月16日(木)19:30-21:45
場所:サクラ・フルール青山
http://www.sakura-hotels.com/access.html
参加費:2,000円(食事+ソフトドリンク1杯)

詳しくは、下記リンクをご覧ください。
http://blog.business-ipr.net/?eid=932370

ぽるとがるのプレミアムメロンパン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
東京では一昨日に桜が開花しました。
お出かけしたくなる時期に合わせた話題を今日はお届けします。

東名高速道路の海老名サービスエリア(下り)に
メロンパン店「ぽるとがる」があります。

知っている人も多いかもしれません。人気の行列店です。

ぽるとがる.jpg

「ぽるどがる」には、通常のメロンパンではない
プレミアムメロンパンがあります。

プレミアムメロンパン.jpg

写真の右手前がプレミアムメロンパンで、
赤いパンは「いちごパン」です。

プレミアムメロンパンは、北海道・富良野の完熟メロン果汁を
生地に練りこみ、北海道ミルクの練乳を加えているそうです。

普通のメロンパンが180円であるのに対して
プレミアムメロンパンは260円です。

外側がサクッとかたくて、
中にはメロン味のクリームがあります。

香りも良く、おいしかったです!
また食べたいですね。

プレミアムメロンパンは時間を限定して販売しています。

私が行った時は、
平日は13:00、15:30の1日2回、
土日祝は13:00、15:30、17:30の1日3回、の発売でした。

メロンパン専門の店舗設計、行列、価格設定、
高価な理由の説明、限定商品など・・ブランド戦略、
マーケティング戦略の教科書のような内容が盛りだくさんです。

来店客は旅行モードで、財布のひもがゆるい点もポイントです。

中小企業の経営者の皆さん、
現場に行ってビジネスのヒントを得ましょう!

南雲治嘉さんと粟津潔さんから学ぶ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日は川崎市市民ミュージアムの展示
「複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡」と
かわさきデザインフォーラムのご報告です。

第82回のかわさきデザインフォーラムが
3月12日に開催されました。

講師は南雲治嘉(なぐもはるよし)さんでした。

デジタルハリウッド大学大学院教授で人気講師との
噂を聞いていましたが、とても面白い内容でした。

色がテーマでしたが、色相環の問題点や、
色が脳に与える刺激、色の現在のトレンドなどを
ユーモアを交えながら解説されました。

色彩について、ここまで科学的・論理的な話を聞いたのは
初めてで目からウロコが落ちました。

感覚は大切ですが、根拠や理論の積み重ねで色彩を考えることが
デザインの成功確率を上げる近道だと私は考えます。

南雲さんの本は1冊しかまだ読んでいないのですが、
これから他の著書も読んでみようと思いました。

読んだら当ブログでも紹介したいですね。


また、講演に先立って川崎市市民ミュージアムの展示
「複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡」
を学芸員さんの解説付きで見ました。

展示、解説ともに良かったです。
展示は色彩豊かで迫力がありました。

粟津潔(あわづきよし)さんはグラフィックデザインを中心に
さまざまな分野で活躍されていらっしゃいます。

展示を見ると、戦後日本のグラフィックデザインや
産業の変遷が伝わってきます。

産業がデザインという表現、切り口で見えてきます。

昔は今よりもアートの側面が色濃かったように思います。
また、環境問題にも早くから注目していたこともわかります。

展示は3月29日までです。お近くの方はぜひ。
デザインを学ぶ学生さんは勉強になりますよ!

南雲さんの講演、学芸員さんの解説という
素晴らしいコンテンツをくださった川崎市に本当に感謝です。

かわさきデザインフォーラムのWebサイト
http://www.kawasaki-net.ne.jp/design/kdf/index.htm

ブランド価値と株価の関係を検証しました

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

ブランド価値と時価総額に関係はあると思いますか?
気になったので調べました。

ブランドコンサルティング会社であるインターブランドが、
日本のグローバル・ブランドTOP30を2月18日に発表しました。

1位から10位までは以下のとおりです。
ブランド名の後の数値はブランド価値(百万ドル)です。

1位 TOYOTA 31,570
2位 HONDA  17,673
3位 SONY  12,438
4位 Canon  10,484
5位 Nintendo 9,182
6位 Panasonic 4,287
7位 LEXUS   3,233
8位 NISSAN  2,901
9位 TOSHIBA 2,404
10位 SHARP  2,344

ブランド価値は財務分析、ブランドの役割分析、
ブランド力分析の観点で測定されています。

詳細な測定方法は明かされていませんが、
以下の要素などが評価されているそうです。

ブランドがどの程度顧客意思決定に影響を与えているか、
消費者のロイヤリティ、継続購入や囲い込み、
市場でのブランドのポジション、
消費者の認知・好感度、イメージ、ブランドに対するサポート

2008年9月発表したブランド価値に比べて、
トヨタ、ホンダは-7%、ソニー-4%、キヤノン-4%
と減少していますが、任天堂は5%増と健闘しています。

詳細な結果はインターブランドのWebサイトをご覧ください。
http://www.interbrand.com/

では、このブランド価値と株の時価総額の関係はどうでしょうか。

2月18日は1ドル=約94円でした。
(中川財務大臣の辞任で大きく動きましたが)

2月18日終値と発行済み株式数を元に計算すると
以下の通りになりました。(レクサスを除く)

トヨタ 112,243百万ドル
ホンダ  43,918
ソニー  17,109
キヤノン 32,847
任天堂  41,068
パナソニック 27,714
日産   13,610
東芝   8,128
シャープ 8,282

レクサスのブランド価値ををトヨタに加えて、
ブランド価値と時価総額の相関係数を計算すると
0.9413になります。

これだけ見るとブランド価値と時価総額には、
強い相関があると言えそうです。

買収される危機を感じている企業経営者の方は、
ブランド力強化に取り組まれてはいかがでしょうか。

また、時価総額は株価がこれだけ値下がりしても
ブランド価値を上回っています。

株価は土地や固定資産などの有形固定資産も
評価していますので当然かもしれません。

中小企業では時価総額を測定するのは困難ですが、
ブランド価値を高める努力は続けていきたいですね。

動画で意匠権がわかる

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

前回の撮影禁止の話題について、
良い問題提起だったというお声を頂戴しました。
ありがとうございました。

今日は動画のご紹介です。

2月2日から「意匠権 ものづくりの強い味方」という
動画が特許庁のホームページにアップロードされています。

トップページの一番下の方に
動画への入口(バナー)があります。

特許庁Webサイト
http://www.jpo.go.jp/indexj.htm

もちろん無料で配信されています。

私も動画を観ました。
初めて意匠を学ぶ人には、わかりやすくて良いと思います。
基本編と実践編を合わせて所要時間は約35分です。

意匠権とは工業デザインを保護するための権利です。

優れたデザインを真似されないためには、
取得したいところです。

意匠権を知らない人は結構多いです。

しかし、特許と違ってデザインは真似しやすいです。

どこかで見たデザインが自分の頭の引き出しに記憶されていて、
商品開発の時に悪意なく、他人のデザインを
新たに自分が創作したとして使ってしまう危険性があります。

プロのデザイナーではなく、
一般の方に特に注意してほしいパターンです。

そのまま発売したら、他社の意匠権を侵害してしまった、
そんなことにならないためにも意匠権の基礎知識は持ちましょう。

この動画が役に立つはずです。

特許庁のWebサイトには、他にも商標や地域ブランドの動画が
あります。こちらも役に立ちます。