ブランドファイン商標登録

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
事務所名の「ブランドファイン」が商標登録されました。

商標登録第5218807号「Brandfine/ブランドファイン」

商標ブランドファイン.jpg

この商標は弁理士のアドバイスなしで自力で出願、登録しました。

発明協会神奈川県支部の出願アドバイザーに助けていただいて、
パソコン電子出願で出願したのが2008年6月2日(月)です。

事務所の開業は4月1日でしたが、出願料が6月に値下がりするのを
知っていたので、それを待って出願しました。

値下げに関しては昨年、当ブログでも記事にしています。

(参考)2008年6月1日「特許・商標料金値下げ」
http://brand-design.seesaa.net/article/98787746.html

私は発明協会にある共同パソコンを使って、特許庁へ出願しました。

パソコンの使用は無料ですし、
出願アドバイザーはとても親切で丁寧に教えてくれました。
本当にありがとうございました。

登録査定の認証・発送日は2009年2月20日で、
その後、登録料を納付して2009年4月3日に登録となりました。

商標は登録から10年間有効で、10年経ったら更新できます。
何度でも更新延長できます。

登録は大丈夫かなと思っていましたが、
登録査定をもらった時は、やはりうれしかったです。

ブランド・デザイン分野で経営コンサルティングを行う以上、
早く取りたかったので、ホッとしています。

これでコンサルティングにも、これまで以上に力が入ります!

無用なトラブルを避けるため、ビジネスを順調に成長させるため、
中小企業も商標登録しておくことを勧めます。

TACでデザイン・ブランドを伝える

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今週土曜日からTAC横浜校で、
中小企業診断士講座の経営法務の講義を行います。

経営法務という科目は民法、会社法、特許法、
独占禁止法、不正競争防止法などを学習します。

中小企業診断士は、弁護士や弁理士と違って
法律相談や事務代理はしません。

しかし、経営に必要な法律の基礎知識をもち、
顧客の状況に応じて最適な専門家と連携して
問題解決することが求められています。

この経営法務には、意匠法、商標法、著作権法も
試験範囲に入っています。

中小企業診断士の受験生も、学習を始める前までは、
意匠や商標などについては名前を聞いたことがある程度
という方は少なくありません。

講座は初めて意匠・商標・著作権について勉強する方も
わかるカリキュラムになっています。

よい機会なので、しっかり学習しましょう。

裏話になりますが、先週も先輩講師と2度、
晩ご飯を食べながら、講義や練習問題の話をしました。

受講生が最短距離で合格できるよう、TACの講師は
通常の仕事を超えて、QCサークルのように
自主的に改善活動をしています。熱意に満ちているのです!

講義では当然、試験に出るところを最重点にお伝えしますが、
意匠=デザイン、商標=ブランドですので、実務談も
交えて楽しく記憶に残るようにしたいと思います。

知的財産権は、自分のビジネスを守るだけでなく、
他社への販売や、新規事業開発など攻めるためにも重要です。

当ブログでも知的財産権に関しては、何度も書いています。

企業経営理論というマーケティングの科目は担当していませんが、
担当すればマーケティングから法律まで、さまざまな角度から
デザインやブランドについてお伝えできるようになります。

デザインやブランドのビジネスにおける重要性が
もっと伝えられるよう、私も努力あるのみです。

あきたこまちのパッケージデザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
一気に暖かくなりましたね。まるで初夏のようです。

今日はパッケージデザインの事例を紹介します。

以下は、ジャパンデザインネットが発行している
メールマガジン「デザインウィークリー」からの引用です。
http://www.japandesign.ne.jp/
(ジャパンデザインネットへ連絡の上、引用しています。)

「DESIGN WEEKLY」2008/10/15 No.534
ピックアップコラムより

秋田県羽後町の農業協同組合が、
あきたこまちのパッケージデザインにイラストを
用いて7倍以上も売り上げを伸ばしている。

市女笠(いちめがさ)をかぶった美少女が、
笑顔で稲穂を持っているイラストで、
パッケージ全体が、桃色のイメージになっている。

イラストはいわゆる萌え系のイラストで、
美少女ゲームなどで人気の西又葵氏が手がけている。

受注を一時ストップしているという売り上げから、
このパッケージには相当な力があることがうかがえる。


どんなパッケージか見たいですよね。
「JAうご」のWebサイトで見られます。

秋田県羽後町JAうご
http://www.ja-ugo.jp/

西又葵(にしまたあおい)さんのオフィシャルサイト
http://www.jokertype.com/  

その後、JAうごは広報誌に以下のように記しています。

(このあきたこまちを)ご購入される方は、
米よりも袋が目当てのお客様がほとんどだと予測していたが、
七十名ほどの方々が継続購入者となってくださっている。


良いお米とデザインの両方があったから、
新規顧客を開拓でき、リピート客へつながったわけです。

今までお米を買わなかった人にも売れたのは素晴らしいことです。

ライバルと今まで競争してこなかったターゲットに対しても、
デザイン別にアプローチする有効性を示しています。

さらに、JAうごは「羽後牛カレー」にも
イラストを用いて販売しています。

JAうごはデザイン価値を高く考えているのです。

葉山ボンジュール鎌倉山店

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜は桜の開花が早かったのですが、
開花してから寒い日が続きました。今ようやく桜が満開です。

さて、今日は桜の名所「鎌倉山」に関する話です。

鎌倉駅の西側に鎌倉山という桜並木の美しい地域があります。
鎌倉山は閑静な丘で格式高い店舗や住宅があります。

その中に「ボンジュール」(Bonjour)というパン屋さんがあります。
欧風レストランの葉山ボンジュールの鎌倉山店ですが、
鎌倉山店はパン販売専門です。

ボンジュール鎌倉山店.jpg

写真は桜が咲く前ですが、
今はきっとお店の周辺は桜がとっても美しいですよ。

店舗の外側も店内も良い雰囲気です。

歴史あるお店ですが、古びておらず、
格式があるけれども親しみやすさがあります。

ボンジュールは数店舗あるのですが、鎌倉山店に行くと
鎌倉山店限定のパンがたくさんあります。

天然酵母を使っているなどの話を聞いていますが、
歴史や伝統に寄り掛かっている感じがしません。

鎌倉山ブランドに頼るのではなく、
自分たちでお客様に喜ばれるお店を作っていこうという
お店の人の気持ちを感じます。

bonjour.jpg

パンも甘すぎず、パンらしい上品な味です。

地域や歴史も重要ですが、ブランドに寄り掛かるのではなく、
愛される店を自分たちで作り上げていく姿勢は大切にしたいです。

このお店が鎌倉山の良さの一部となっているのも事実です。

個々の人や店の姿勢が、
地域のブランドを作っていく事実を改めて実感しました。

最初は人や地域などの力を借りても、
営業が進むにつれて、自らの世界観が地域ブランドを形作る、
そんな地域や中小企業が増えていくことを望んでいます。

私もそれを目指して仕事をしていますし、
企業家の皆様にも目指していただきたいです。

鎌倉山はバスもしくは自動車で行く方が多いです。
距離があって坂もあるので、歩くと良いハイキングになります。
徒歩ならJR鎌倉駅より湘南モノレールの西鎌倉駅の方が近いです。