あきたこまちのパッケージデザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
一気に暖かくなりましたね。まるで初夏のようです。

今日はパッケージデザインの事例を紹介します。

以下は、ジャパンデザインネットが発行している
メールマガジン「デザインウィークリー」からの引用です。
http://www.japandesign.ne.jp/
(ジャパンデザインネットへ連絡の上、引用しています。)

「DESIGN WEEKLY」2008/10/15 No.534
ピックアップコラムより

秋田県羽後町の農業協同組合が、
あきたこまちのパッケージデザインにイラストを
用いて7倍以上も売り上げを伸ばしている。

市女笠(いちめがさ)をかぶった美少女が、
笑顔で稲穂を持っているイラストで、
パッケージ全体が、桃色のイメージになっている。

イラストはいわゆる萌え系のイラストで、
美少女ゲームなどで人気の西又葵氏が手がけている。

受注を一時ストップしているという売り上げから、
このパッケージには相当な力があることがうかがえる。


どんなパッケージか見たいですよね。
「JAうご」のWebサイトで見られます。

秋田県羽後町JAうご
http://www.ja-ugo.jp/

西又葵(にしまたあおい)さんのオフィシャルサイト
http://www.jokertype.com/  

その後、JAうごは広報誌に以下のように記しています。

(このあきたこまちを)ご購入される方は、
米よりも袋が目当てのお客様がほとんどだと予測していたが、
七十名ほどの方々が継続購入者となってくださっている。


良いお米とデザインの両方があったから、
新規顧客を開拓でき、リピート客へつながったわけです。

今までお米を買わなかった人にも売れたのは素晴らしいことです。

ライバルと今まで競争してこなかったターゲットに対しても、
デザイン別にアプローチする有効性を示しています。

さらに、JAうごは「羽後牛カレー」にも
イラストを用いて販売しています。

JAうごはデザイン価値を高く考えているのです。