私は先週末に岐阜へ行き、白川郷まで足を伸ばしました。
築200年の合掌造りの家々を見てきました。

立派な柱があり、囲炉裏でいぶして、
すすで柱や梁を虫から守る構造や知恵には感心させられました。
迫力と知恵を感じられます。

白川郷はユネスコの世界遺産となって有名になりました。
しかし、合掌造りが残ったのは、
交通の便が悪かったことや豪雪地帯であることが
理由とされています。
他の地域にも合掌造りはあったそうですが、
人の転出入や近代的な建築ができたことによって、
なくなっていったと聞いています。
一般に、交通の便が悪いことや雪深いことは、
暮らしにくいと捉えられがちです。
しかし、村人総出で茅ぶきのふき替えをして支えてきた集落が、
今では世界的な価値ある文化として認められています。
雨が多いことも風が強いことも、暑いことも、
明かりが少なくて夜は真っ暗な町であることも、
見方を変えれば、他にはない貴重な価値かもしれません。
中小企業の経営者の皆さんも、周りがマイナスと考えることも
プラス視点で見直してみてください。
それがブランド化への第一歩になるのです。