店頭デザイン大解剖展

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

電力状況が悪い中、今年は寒い日がまだ続きます。
ただ、火力発電所が稼働し始め、電力事情は少し緩和されました。

今日は印刷博物館で開催されている「店頭デザイン大解剖展」の話です。

店頭デザイン大解剖展.jpg

店頭や店内での陳列手法や販売促進ツールを見られます。
面白く、とても勉強になります。

一例としては、お客様を「ショッパー(買い物する人)」と
「コンシューマー(消費する人)」に分けて捉えて、

テレビCMなどの広告は「コンシューマー」向けに、
店頭・店内では「ショッパー」向けに訴える内容を変えている
事例などが展示されています。

POP(Point of Purchase)や陳列が、お客様に

納得してもらう、気づいてもらう、見つけやすくする、
興味を持ってもらう、好きになってもらう、楽しんでもらう、

などの役割をどのように果たしているかが事例でわかります。

クリエイティブや印刷技術、販促グッズも見られますよ。

販売促進のヒントが詰まっていますから、
デザイナーや経営者、売場担当者、コンサルタントの方は
ご覧になってはいかがでしょうか。

私は日本デザイナー学院で販売促進のデザインについて
授業をしています。生徒にはぜひ見せたい内容です。

会期は5月8日まで。

企業の理念と存在意義が危機の今こそ問われている

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

東北地方太平洋沖地震から1週間が経とうとしています。

震災で亡くなられた方に深く哀悼の意を表するとともに、
被災された皆様にお見舞い申し上げます。

節電に努める時期です。コンパクトに。

企業は、企業理念と存在意義に今一度立ち返る時でしょう。

企業が顧客へ提供できること、従業員へできること、
地域へできること、政府や金融機関、そして株主へできること、
が問われています。

我々は何なのか、何ができるのか、何をすべきなのか、
をそれぞれの企業が考えています。

ともすれば、平時には見えにくかった
コーポレートアイデンティティが行動として見えています。

企業の底力も明らかになっています。

企業によって置かれた立場は違うでしょうが、
人の暮らしに、社会に、価値をもたらす企業活動が求められています。

中小企業ができることも多いです。

私も人々の心に寄り添いながら、
中小企業支援をはじめ、さまざまな活動に注力いたします。

セミナー「知的資産経営報告書の作り方」

追記:2011年3月14日(月)11時15分 標記セミナーの中止が決定しました

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は私が講演するセミナーのご案内です。

関東経済産業局「中小企業応援センター事業」の
知的資産経営活用セミナーです。

主催:横須賀商工会議所
日時:平成23年3月18日(金)15時から17時30分まで
場所:横須賀商工会議所 302 研修室

「知的資産経営」とは、企業が持つ特許やノウハウ、人材、
技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランドなどに着目し、
それらの強みを伸ばすことで企業の存続成長を図る経営手法です。


2010年11月発行の横須賀商工会議所の会報にも
このテーマで執筆させていただいております。

知的資産経営のすすめ.jpg

知的資産を自社の経営ビジョンと結びつけ、
経営指針とするためや、従業員や顧客、金融機関に
理解してもらうために書面にまとめたものが
「知的資産経営報告書」です。

2007年ごろから注目を集め始めています。

知的資産は目に見えにくいものが多いです。

セミナーでは、知的資産をどう捉えて、外部の人に
何を伝え、どのように報告書にまとめるべきか、
そのポイントをお伝えします。

私の他に、行政書士の岩堀達也さんや
社会保険労務士の荒木康之さんも講演します。お楽しみに。

セミナーのお問い合わせは、
横須賀商工会議所企業振興課:電話046-823-0407まで。

研究発表「中小企業施策を使ったデザイン経営術」

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。

先週25日に中小企業政策研究会で
「中小企業施策を使ったデザイン経営術」
の発表をしました。

中小企業政策研究会は中小企業診断協会の城南支会に属します。
おそらく日本最多の会員数の診断士研究会です。

会場の文京シビックセンターには100名弱の方にお越しいただきました。

山口達也講演.jpg

お話しした具体的な内容は以下の通りです。

・デザインの重要性
・デザイン施策の「分野」と「費用目安」
・デザイナーを紹介するための施策の使い方

経営コンサルタントが受講者なので、
ハイレベルな内容をテンポ良くお話ししました。

「デザインに焦点を当てた経営コンサルティング」に取り掛かる
きっかけとして、中小企業やデザイナー向けに実施している
政府や地方自治体のデザイン関連施策の活用を提案しました。

デザイン経営術.jpg

発表後、参加者から以下のような感想を頂戴しました。

・デザインの重要性が事例でよく分かった
・話の完成度が高かった
・実際の活用場面が具体的で勉強になった

本当にありがとうございました。