2k540 AKI-OKA ARTISAN

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は「2k540 AKI-OKA ARTISAN」を紹介します。

「2k540 AKI-OKA ARTISAN」は、
「にーけーごーよんまる あきおか あるちざん」と読みます。

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秋葉原駅と御徒町駅の中間地点にある高架下の商業施設です。
東京駅から2k540m離れたところにあるため、この名前がつきました。
ARTISANはフランス語で職人を意味します。

2010年12月10日にオープンしました。

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東京の東エリアに昔からあった工芸文化・産業をベースに、
現代のテイストを加えた商業施設にまとまっています。

かばんや帽子、アクセサリー、雑貨などを販売する店が多く、
工房とセットになっている店舗もあります。

アトリエショップ32店とカフェが数店あります。

他のお店や商業施設では買えない、面白い商品がたくさんあります。

従来の伝統工芸品、民芸品、手芸品の販売施設やみやげ物店とは
少し異なっていて、新しいデザインに挑戦している商品や、
独自ブランドの商品が多いのがこの施設の特徴です。

昔から培われてきた技術・技能が
新しい感性によって活かされている、という感じです。

東京の東エリアだけの商品ではなく、
例えば「日本百貨店」では日本中の逸品を取り扱っています。

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人にプレゼントしても、自分で使ってもよい品物ばかりです。
価格はそれなりにしますが、それだけのクオリティの商品です。

知名度はまだ高くありませんが、
クリエイター、職人を身近に感じられる施設して、
これからどんどん注目されていくでしょう。

「思い」は見えないけれど・・テレビ広告の力(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
テレビ広告の力について昨日の続きです。

まず、定量面から見ていきます。

電通が2月23日に発表した
「2010年(平成22年)日本の広告費」によれば、
2010年のテレビ広告費は1兆7321億円です。

テレビは最も広告費が使われている媒体で
日本の広告費全体の29.6%を占めています。

インターネット広告費は7747億円で2番目に大きく、
以下、新聞広告6396億円、折込広告5279億円と続きます。

先の資料を元に、テレビ広告とインターネット広告をグラフにしました。

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こうして見ると、確かにインターネット広告は成長していますが、
2010年でもテレビはインターネットの2倍以上の
広告媒体であることがわかります。

テレビ広告の減少幅は、ネットの伸び幅よりも小さいです。

定性面で言及すると、昨日の記事につながりますが、
ACの広告の認知度は極めて高いです。
「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える
私の周りでも知っている人ばかりです。

総理大臣の名前より認知度は高いかもしれません。
(総理大臣の名前が答えられない大人もいますよね・・)

子供からご年配の方まで、
これだけ幅広く認知される媒体はないでしょう。

インターネットや新聞、雑誌、ラジオには偏りがあります。

これらの媒体には偏りがあるから、
ターゲットに絞った広告ができる魅力があります。

しかし、とにかく多くの人に伝える力において、
テレビの強さは2011年の今も絶大で健在です。

twitterやfacebook、ネット広告の力は認識しつつも
テレビ媒体の力も的確に認識しましょう。

「思い」は見えないけれど・・テレビ広告の力(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

「思い」は見えないけれど「  」はだれにでも見える

あなたはカッコ内に何が入るかご存じですか。

この文章は、宮澤章二さんの詩「行為の意味」の引用です。
カッコには「思いやり」が入ります。

ACジャパンがこの詩を用いたテレビ広告を流して、
とても有名になりました。
「こころ」はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える

と詩を紹介した後に、
やさしい気持ちを行動にすることを訴える広告です。

他にも、子供にあいさつの良さを伝える
「こんにちワン」「ポポポポ~ン」のCMや、

金子みすゞさんの詩を取り上げたテレビCMが
印象に残っている方も少なくないでしょう。

東日本大震災で企業がテレビCMを自粛した結果、
ACジャパンのCMが大量に放映されたからです。

これらのメッセージ、日本中のかなり多くの方に届いています。

多くの方にメッセージが届いたことを
当たり前と思われた方もかもしれませんが、

私はテレビ広告の力が絶大で変わりないことを
再認識させられた一件になりました。

私は中小企業のマーケティング戦略支援で、
インターネット広告、特に検索連動型広告、
PPC広告の導入のお手伝いすることがあります。

ネット広告は数十円から始められるのに対し、
TVCMは数百万円はかかるので、
まだ導入を勧めたことはありません。

また近年は、テレビ視聴時間や視聴率が下がった原因に、
インターネットが挙げられています。

インターネットの影響力が強まっている話題の中で、
テレビの影響力は埋没しがちです。

大震災でツイッターが役立ったなどの報道はありますが、
テレビ広告の力を再確認した報道はなかったように思います。

今のテレビ広告の力について、
定量・定性の両面から明日述べます。

ニューヨークのデザインに学ぶ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
昨年末のニューヨークレポートの最終回です。

街で目に留まった面白いデザインをご紹介します。

マクドナルド店内のペーパーナプキン入れは、
大きくて取り出しやすい形をしています。

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店内の照明も日本とは違いますね。

ディスカウントストアのセンチュリー21では、
キャスター付きの買い物かごに注目しました。

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ショッピングカートと買い物かごが合わさっていて
とても使い勝手が良かったです。
ご覧の通りスタッキングもできます。

クリスマス商戦のディスプレイデザインもご紹介します。

カルティエ、ディオール、アルマーニの外観は華やかです。

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百貨店メーシーズの店内は、
化粧品フロアも気取らず楽しい雰囲気を伝えています。

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最後に他のブログではおそらく見られない写真をご紹介します。

後ろ姿の自由の女神像と、
ワールドトレードセンター跡地に進む建設現場です。

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セミナー「デザイン導入で使える助成金・補助金」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は私が講演するセミナーのご案内です。

東京都中小企業振興公社でデザイン普及啓発セミナー
「デザイン導入で使える助成金・補助金」をお話しします。

日時:平成23年6月30日(木)13時30分から
場所:東京都産業労働局秋葉原庁舎 3階 第1会議室
受講料 無料

私は経営コンサルティングを行っていて、
経営者がデザインの重要性は理解したけれども、
投資できる資金がない場面に遭遇することがあります。

このような場合、限られた資金と人手の優先順位をつけて、
事業計画やブランド・デザイン戦略を立案します。

中小企業こそ、最も成果の出る戦略を選ぶことがとても重要で、
戦略を間違えると遠回りな投資になってしまいます。

もうひとつ、私がいつも気を配っているポイントが、
政府や東京都、市区町村の助成金・補助金です。

助成金は、いわば「もらえるお金」です。
助成金を受ければ投資に必要な資金を減らせます。

中小企業には大きな魅力です。

しかし、助成金は情報収集をマメに行う中小企業の応募だけでも
募集数を満たしてしまうので、行政機関では積極的に広報費を使って
助成金をPRしないケースも見られ、その存在を知らない企業も多いです。

本セミナーでは、資金を理由にデザイン投資をあきらめたくない
中小企業のために、使える助成金・補助金の活用をお伝えしていきます。

セミナーのお問い合わせは、
東京都中小企業振興公社事業戦略支援室まで。
http://www.tokyo-kosha.or.jp/topics/1105/0012.html

ご参加、お待ちしております!以下、主催者の告知文です。

デザイン導入に費用がかかるのは常識になっています。

インターネットで「補助金・デザイン」で検索しても
該当するものはほとんどありません。

でも、ちょっと見方を変えれば、
使える補助金・助成金はけっこうあります。

昨年度、大変好評いただいたテーマですが、
制度の変更、新設に伴い内容をリニューアルしてお届けします。

補助金・助成金の情報の他に公的機関の上手な活用方法も公開します。

新製品開発を検討している企業様だけでなく、企業様と共同して
製品開発を行なっているデザイナーの方にもお勧めです。