ヨコハマトリエンナーレ2011

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ヨコハマトリエンナーレ2011のご紹介です。

横浜市などが主催する現代アートのイベントです。
3年に1度開催されています。

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今年のテーマは「OUR MAGIC HOUR」。

「世界はどこまで知ることができるか?」として
日常の不思議や神話に関連した展示があります。

観る側に何かを問う作品が多いです。

メインの会場には、横浜美術館と
日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)があります。

横浜美術館からご紹介します。

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美術館全体がトリエンナーレの展示となっており、
総力を挙げてといった印象です。

ヨコハマトリエンナーレは撮影が許されている作品も多く、
好感が持てます。

美術館の外とリアルタイムでつながっている作品もありますし、
海外や昔の日本を感じさせる作品まで幅広い展示内容です。

展示に説明書きがほとんどありません。私にとっては、
音声ガイドを聞かないと理解の難しい作品も多いです。

無料バスで、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)
にも行きました。

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こちらはさらに挑戦的で、解釈の難しい作品が多いように
感じました。

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細かいところにポイントがある作品もあります。
さまざまな角度から丁寧に鑑賞してください。

芸術文化の面とは別に、まちづくり、まちおこしの
観点から見るともう一息という印象です。

それなりに盛り上がり、入場者も少なくないのですが、
トリエンナーレを知らない横浜市民も多いですし、
観光客が大きく伸びているようにも感じないです。

市の規模は大きいので致し方ないところもありますが、
美術館から日本郵船海岸通倉庫のエリア全体での
さらなる盛り上がりを図ることは課題でしょう。

会期は11月6日までです。

講演「デザインに使える助成金・補助金教えます!」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
私が講師を務めるセミナーのご案内です。

株式会社優クリエイト様が主催する
Y’s LINK(ワイズリンク)の第4回交流会で講師を務めます。

テーマ:「デザインに使える助成金・補助金教えます!

日時:2011年11月24日(木) 13時30分~14時30分
場所:東京都立産業貿易センター浜松町館第3・4会議室
参加費:無料

クリエイティブ関連会社を対象に、デザインを対象とした
助成金情報と申請のポイントをお話しします。

クリエイティブ関連会社にとっては、
お客様へのデザイン提案時にセットで提案できる内容です。

突然始まり、あっと言う間に終わってしまう
助成金の募集情報をタイムリーにつかむ技もお知らせします。

プログラムの内容
・デザインに関連する助成金の見つけ方
・助成金の具体例
・助成金申請のポイント

私の他にも株式会社ディーツー コミュニケーションズの
篠崎 功さんも講演します。

講演会の終了後には交流会もございます。お楽しみに。

セミナーへのお申し込みは以下のリンクをご覧ください。
http://www.y-create.co.jp/ys_link/2011/09/4ys-link.html

直島レポート(2) 家プロジェクト

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は直島の家プロジェクトのご紹介です。

住宅街に、人の生活空間を舞台にしたアートを
同居させる街づくりプロジェクトです。

建物の中は写真撮影できないので、外の写真でご容赦ください。

角屋(かどや)は、住む人の時の流れを表現した
アートになっていました。

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毎日の生活と変化を俯瞰したような感じを受けました。

南寺(みなみでら)は、もともとあった建物ではなく、
安藤忠雄さん設計の新たな建築だそうです。

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ジェームズ・タレルの作品はいいですね。

ぜひ中に入って体感していただきたいのですが、
感覚が研ぎ澄まされ、見えるものや聞こえるものが変わります。

「きんざ」は、予約制で空きがなく観られませんでした。
残念ですが次の機会にお楽しみはとっておきます。

護王神社(ごおうじんじゃ)は、写真で見えている本殿だけでなく、
地下もあります。

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見えているガラスの階段や光は、地上と空をつなぐ関係ですが、
この世界と別の世界をつなぐようにも感じられます。

石橋(いしばし)は、穏やかな屋敷・庭園といった感じです。
他の作品にあるような緊張感は少なく、
落ち着きの中にある美に気づける空間です。

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碁会所(ごかいしょ)は、日本の芸術・庭園です。
遊びの要素も感じられます。

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「はいしゃ」は、現代アートといって多くの方が連想するような
感じの作品です。外からはかつて歯科医院だったとは思えません。

エネルギッシュに様々なものがあります。
私の言葉ではうまく表現できませんが、楽しい空間です。

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それぞれの作品で心の動き方が異なります。
人の心に伝える表現の仕方として見習う点は多いです。

直島レポート(1) 草間弥生「南瓜」「赤かぼちゃ」

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
この夏に香川県直島へ行ってきました。

以前に福武總一郎さんの講演を聞いてから、
ベネッセアートサイト直島というアート活動を見たい
思いがありましたが、ようやく実現しました。

これから写真を交えてご紹介します。
初回は直島で一番有名な作品である草間弥生さんの「南瓜」です。

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とにかくものすごい力強さがあります。
生命力がほとばしり、人が吸い寄せられます。

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人を元気づけながら、落ち着きも感じさせます。
それはこの環境だからだけではないです。

他の場所にあっても落ち着きは感じられるはずです。

太陽と大地、自然のエネルギーと穏やかさが
表現されているのかもしれません。

朝日を浴びた「南瓜」の他に、夜の写真もご紹介します。
ライトアップしているのです。

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直島に“かぼちゃ”はもうひとつあります。
宮浦港の桟橋にある「赤かぼちゃ」です。

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こちらはサイズも大きく、穴があいていて人も入れます。
中には赤や白の光源もあります。

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こちらは島に来る人を出迎え、出かけて行く人を見送る
シンボルになっています。

遠く海から見ても小さいですが見えます。

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かぼちゃが島の人や観光客に活力を与えているのです。