講演「ブランドデザインで販売力強化-売れる商品の作り方-」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜企業経営支援財団の営業力・IT力強化セミナーの講師を務めます。

テーマは「ブランドデザインで販売力強化ー売れる商品の作り方」です。

日時:平成24年9月27日(水)19時から21時
場所:横浜メディア・ビジネスセンター7F
受講料:1,000円

横浜企業経営支援財団は毎日のようにセミナーを開催しています。
とても活発な支援機関です。

私もブランドと商品開発でお話しすることになりました。

ブランド力があった方がよいと思われている経営者は多いのですが、
ブランド力のつけ方というと広告のイメージが強いようです。

広告は確かに有用ですが、大企業のように
お金をつぎ込めるわけではありません。

本セミナーでは中小企業に合った
ブランディング手法をお伝えします。

以下、主催者の告知文です。

・・・・・・・
「ブランド名をつければ売上が伸びるんじゃない?」

商品やサービスについているブランドの名前は
われわれにとって身近です。

その身近さ故に、どうして名づけられたのか、
どうしてこんな風にプロモーションされているのかを
深く考えることはあまりないのではないでしょうか。

ブランドを考えるとき、商品やサービスのコンセプトと
ブランドコンセプトが融合していないと、
ちぐはぐ販売をしてしまいがちです。

売れる商品をつくるには、実はブランドを最初から
デザインしていくことが重要になってくるのです。

本セミナーでは、売れる商品をつくるための
ブランドデザインのしかたについてお話しいただきます。
・・・・・・・

対象は横浜市内の企業や創業者です。
ご参加お待ちしております。

詳しくは以下のwebサイトをご覧ください。
http://www.idec.or.jp/seminar/detail.php?pid=69

セミナーへのお申し込みは、
横浜企業経営支援財団 経営支援部経営支援課へ。
電話:045-225-3711

講演「商品、サービスのキャッチコピーと販路開拓方法」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
東京都練馬区の経営者・後継者育成セミナーの講師を務めます。

テーマは「商品、サービスのキャッチコピーと販路開拓方法」です。

日時:平成24年9月12日(水)18時30分から
場所:練馬区役所本庁舎20階交流会場
受講料:3,000円

センスがないからキャッチコピーは苦手だという方を
対象としたセミナーです。

時代を鋭く切り取ったコピーや、広告賞を受賞するコピーは、
プロのコピーライターの仕事ですが、

売れるキャッチコピーは、プロのコピーライターでなくても
理論や型を学べば作ることができます。

本セミナーではコピーライティングのコツがつかめるよう
セミナー後半では演習も取り入れて、楽しく進めていきます。

参加お待ちしております。

お申し込みは練馬区経済課産業計画係まで。
詳しくは以下のwebサイトをご覧ください。

セミナーへのお申し込みは、
練馬区産業地域振興部 経済課産業計画係へ。
電話:03-5984-1483
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/jigyosha/kyujin/keieisha-koukeisha.html

小が大を超えるマーケティングの法則

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ロンドンオリンピックが終わって仕事モードです。
先週に続いて書籍の紹介です。

「小が大を超えるマーケティングの法則」
日本経済新聞出版社、著者は岩崎邦彦さんです。

小が大を超えるマーケティン.jpg

先週ご紹介した「スモールビジネス・マーケティング」の
著者である岩崎邦彦さんの最新刊です。

「スモールビジネス・マーケティング」の主張から
大きく変わっているということはありません。

今回も消費者調査や実証データに基づいた本の展開です。

こだわりや個性、専門性が大切であるとの主張は変わらず、
核となる商品「シンボル」がある企業ほど好業績であることや、
消費者は利用する前に、店舗の外観、看板、従業員の外見、
パッケージで品質を判断してしまう傾向を指摘しています。

新たに追加されている論点として、
小さな店で買物をしたい人々は地元志向が強いことや、
低価格志向ではないことを挙げています。

「値引きするならおまけをつけろ」とも言っています。

そして「顧客とのきずな」と「地域とのきずな」を
強化することが望ましいとしています。

きずなの強化では、
顧客や地元住民にモニターになってもらうことや、
顧客と協働した商品開発、地元産の素材を使った商品開発、
イベントや交流の場、顧客紹介によるプロモーション、
などの具体策をたくさん挙げています。

また、店員の提案力が企業の業況に影響しているとし、
コミュニケーションの重要性も引き続き訴えています。

こちらから一方的に伝えるだけでなく、
対面やアンケート、ウェブサイトで
顧客の声を吸い上げることも大切だとしています。

顧客への共感力では、接客を女性中心に行っている企業は
業況が良い調査結果も紹介しているのは面白いですね。

ターゲットや商品を絞り込むことは勇気がいりますが、
絞り込んだ企業の方が業況が良いという
全国の中小企業700社の調査結果は経営者の背中を押すでしょう。

経営者へのメッセージが詰まっており、
「スモールビジネス・マーケティング」よりも
さらに読みやすい一冊です。

スモールビジネス・マーケティング

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は書籍の紹介です。

「スモールビジネス・マーケティング」
中央経済社、著者は岩崎邦彦さんです。

スモールビジネス・マーケテ.jpg

岩崎邦彦さんは静岡県立大学の教授で、
中小企業診断士試験の試験委員でもあります。

この本は調査結果を元に、
小さな小売店のマーケティングのあり方を示しており、
学術書でもあり、実践的でもある良書です。

その主張について、私は次のような理解をしています。

消費者ニーズは多様化・分散化している。

大規模小売業が対応しやすい大量生産、大量消費のスタイルに
合わない(=ボリュームゾーンではない)消費者が存在し、
小規模小売業がそれらのニーズをすくい取れるチャンスが
広がっている。

大きな店でなく小さな店で買物をしたい人々には、
本格(こだわり、個性、専門性)志向、
人的コミュニケーション(店員のアドバイス、
店員とのコミュニケーション)志向、
関係性(気に入った店は長く利用したい)志向がある。

したがって、小規模小売店は次のようなことをすべきである。

・コア商品を中心としたアイテム数の充実(品揃えの深さで勝負)
・小売にサービス、情報、学び、体験の要素を加える
・顧客との双方向のコミュニケーションを大切にする
・くちコミの影響力を認識し、くちコミとうまく付き合う
・販売員満足や顧客維持活動の重要性

あくまで私の理解ですので、
著者の主張と異なる部分もあると思います。ご注意ください。

これらの考え方は小売店だけでなく、
中小企業全般にあてはまると私は思います。

2004年の出版ですが、特にコミュニケーションや体験、
くちコミの重要性はさらに強まっていると感じます。

中小企業経営者にお勧めできる一冊です。

事件・事故時の広報のポイント

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は危機管理広報についてです。

もし、あなたの会社が何か事件・事故を起こしてしまったとき、
会社を取り巻く関係者や社会全体へ発するメッセージの出し方を
間違えると、会社は大きな危機に陥ってしまいます。

事件・事故そのものでも信頼を失いかねないのですが、
起きてしまった後の対応や姿勢がよくないことの方が
不信を決定的なものにしてしまうケースが多いです。

ブランドをつくるには大変な努力と期間が必要ですが、
ブランドが壊れるのは一瞬です。

事件・事故にどのように対応すべきかは学んでおくべきです。

7月26日に東京都中小企業診断士協会中央支部研修部で
「実践!謝罪会見 危機管理広報とメディア対応
不祥事対応で会社を潰さないために」
というセミナーがあって、参加しました。
http://www.rmc-chuo.jp/home/mt/archives/2012/05/post_239.html

講師は株式会社エイレックスの平野日出木さんでした。

私の支援先では、不祥事でメディア対応に追われたことは
ありません。しかし、クレーム対応と共通するポイントも多く、
参加させていただきました。

セミナーでは記者会見の失敗例と見習うべき例が紹介され、
たいへん参考になりました。

外部には次の姿勢が示すことが大切ということでした。

説明責任を果たそうとする姿勢
問題解決に向けた断固たる姿勢
被害者・生活者への配慮ある姿勢

また、対応へのスピードも問われます。

決して、論理や法律論だけで押し切ろうとしてはいけません。

記者会見のやりとりの背後には、この会社は何のために事業を
行っているかが透けて見えるのでしょう。

会見を見る側にとって、会社の都合だけが感じ取られると、
対立が生まれてしまうのだと思います。

最後に、危機管理(リスクマネジメント)には、
「危機が起きてからの対応」だけでなく、
「危機を起こさないようにする」視点もあります。

日頃からの予防ももちろん大切です。