山梨市牧丘町の乙女の郷の味噌とジャム

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

先日、山梨県山梨市の農村女性起業グループの
ご支援に行ってきました。

山梨市牧丘町は、甲府や塩山より標高が高く、
寒暖の差があるので、山梨県内でも特に美味しいブドウが
作られています。

乙女高原のふもとにある女性グループ「乙女の郷」が
ジャムや味噌、こんにゃくなどを作っていて、
新商品開発や販売促進のアドバイスで伺いました。

巨峰のつぶの食感が残った自然の味のジャムや、
山梨県産の大豆を使い、塩分を減らして麹をたくさん使った
香り高く甘みもある味噌など、
原料がとっても高品質なものばかりです。

牧丘特産ジャム.jpg
乙女高原みそ.jpg

巨峰ジャム500円、乙女高原みそ650円です。
素材を考えると価格はかなり安いです。

もっと高くてもよいのではと私は思ったりするのですが、
お話を伺うと、作ったものを多くの人に食べてもらいたい
という純粋な思いを皆さんお持ちなのです。

JAフルーツ山梨直売所、道の駅まきおか、
鼓川温泉売店などで販売しています。

JAフルーツ山梨.jpg
道の駅まきおか.jpg

大手の食品メーカーのものと比べれば日持ちはしません。

しかし、素材がぜんぜん違いますし、
ゆうに半年以上の賞味期限があります。

自宅で美味しくいただいております。

POPやパッケージで、素材の良さをアピールし、
商品名やデザインを良くしていくとさらに売れそうです。

今度は新たに味噌、ぶどうジャム、梅のマフィンの
商品化に挑んでいて、これからデビューします。
楽しみです。

かわさき産業デザインコンペ2012

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
かわさき産業デザインコンペ2012のレポートです。

かわさきデザインコンペ2012.jpg

今年も1月30日にKSPにて公開審査会が開催されました。
今年で17回目を迎えたコンペです。

今年のグランプリは山崎義樹さんの「kasane」です。
へら絞りと漆工芸を組み合わせた生活用品です。

kasane.jpg

へら絞りの精度の高さや
着色の美しさも評価に大きく貢献したと思われます。
価格はかなり高そうですが、完成度も高い作品でした。

その他、優秀賞をとった
玄関スツールの「TILT&KILT」、
御影石を使った加湿器「natural humidfier」も
私は改良が進めば、面白い商品となりそうに思いました。

TILTKILT.jpg
naturalhumidfiier.jpg

災害時にはトイレとなる公共サイン「EMERGENCY TOILET」も、
改良の余地は大きいですが、期待できるデザインでした。

emergencytoilet.jpg

商品化に向けたコンペとしての位置づけが
はっきりしており、公開審査会を見ると、
モックアップをどのように検討・評価すべきかの
ヒントにもなります。

とても勉強になり、刺激を受けるイベントです。

東京ビジネスデザインアワード 公開プレゼンテーション

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は東京ビジネスデザインアワード
公開プレゼンテーションについてです。

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1月29日に東京ミッドタウンで行われました。

東京ビジネスデザインアワードについては、
昨年6月にも当ブログで記事にしております。

アワードの概要は以下のリンクをご覧ください。
http://brand-design.seesaa.net/article/276300271.html

提案最終審査会でもある公開プレゼンテーションでは
15社が出したテーマに、テーマ賞を受賞した
デザイナーの11の提案がプレゼンテーションされました。

公開討議.jpg

結果は、最優秀賞(賞金100万円)が、大学院生の
鍵田真在哉さん、鈴木啓太さん、岡藤空さん、橋詰友維さんの
4名による「養殖中のマグロを保護するための“光る”網」
となりました。

優秀賞は
「磁力を利用し安全に着脱可能な、壁面接着型プランター」
「景観だけでなく必要な情報も守り、緊急時に役立つシート」
の2件です。

残りの8件の提案もテーマ賞をとられたものだけあって、
それぞれに興味深いものでした。

東京ビジネスデザインアワードは、
単に商品の姿かたちだけでなく、テーマの用途開発を軸とした
事業全体のデザインを募集したイベントですが、
事業計画書に出てくるような項目の発表はあまりありません。

全体を見た率直な感想として、
製品開発のアイデアコンテストという印象です。

アイデアをモックアップにした段階で、
プレゼンが行われていますので、実現性や顧客のニーズ、
製造原価や販売価格などは不明なものが多いです。

「この技術を使って、こんな商品が作れるかもしれませんよ」
という提案です。

東京都内の製造業で、自社の技術を
どうやってデザインと組み合わせようかと考えている
中小企業は、5月ごろから新年度のアワードの募集が
始まりますので、手を挙げてはいかがでしょうか。

おそらく自分たちでは考えもつかないような、
アイデアが出てくると思います。お薦めします。

一方、東京ビジネスデザインアワードは
初めての試みで課題も浮き彫りになりました。

審査は、かわさき産業デザインコンペのように
商品化の実現性に重きが強く置かれず、
事業のインパクトの大きさが重視されました。

そのため、提案のビジネス化にはかなりのハードルがあり、
これらを中小企業がすべて超えるのは容易ではありません。

商品化を目指す中小企業へのソフト面、資金面の支援が
求められるでしょう。

また、公開プレゼンテーションとはいうものの、
提案に関わる内容の撮影は認められませんでした。

一方で、多数来ていた報道関係者は
どんどん撮影していたので、
一般来場者は過度に規制された印象もあります。

提案を守るにも、一般公開イベントで見せていますし、
報道関係者の写真は、各種媒体に多く掲載される中で、
一般来場者の撮影を禁止した意図は不明です。

ただ、開催にあたっては事務局の細かな気配りも
感じられました。ありがとうございます。

イベントの時間配分もバランスがやや悪いように思われ、
終了予定時刻も大きく超過しました。次回に期待します。

講演「安売りに負けない!強いブランドのつくり方」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

満足度96.0%(主催者アンケート)の神奈川産業振興センターの研修、
「参考になった」92.8%(主催者アンケート)の昨年9月の
横浜企業経営支援財団のセミナー、などご好評をいただいている
ブランドをテーマにした講習会を昭島市商工会で行います。

タイトルは「安売りに負けない!強いブランドのつくり方」です。

安売りに負けない!ブランド.jpg

日時:平成25年2月22日(金)19時00分から21時00分まで
場所:昭島市勤労商工市民センター2階
定員:30名
受講料:無料

カリキュラム:
1.普通の企業は値下げ競争に巻き込まれる
2.ブランド力があればこんなにいいことがある!
3.ブランディングのポイント
4.自社のブランドアイデンティティをつくる
5.ブランドができたらブランドマネジメントへ

冒頭にご紹介した他団体の講演より、時間はコンパクトですが、
小規模企業向けに無料で開催されますのでお得だと思います。

以下、主催者の告知文です。
・・・・・・・・・・・
あなたの会社は、ライバルの値下げ攻撃に困っていませんか?

デフレ経済の今、何もしなければ、
待っているのは果てしなき価格競争です。
価格競争から抜け出すためにブランド力をつけませんか?

本講習会では、ブランドマーケティングのポイントを
お伝えするとともに、ワークシートを使って
自社ブランドの核をつくりあげていきます。

お客様に愛されるブランドで高収益を目指しましょう!
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お問い合わせは昭島市商工会の山本様へ。
参加申込書のPDFファイルです。
講習会案内(ブランド講習会_25.2.22).pdf