小規模企業の非常持ち出し袋は何を入れたらよいか?

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は東日本大震災から2年です。

被災された方、企業、復興に向けて
懸命に努力されている方に、
あらためて私も思いをいたしております。

昨年は事業継続計画(BCP)について
お話しする機会が多くありました。

BCPについては以前のブログ記事をご覧ください。

事業継続計画(BCP)と防災計画の違い
http://brand-design.seesaa.net/article/256551145.html

事業継続計画を考えた企業も少なくないと思いますが、
計画を立てて終わりではなく、計画の見直しや、
準備の実行も少しずつしなくてはいけません。

手近なところでは、備品の転倒防止や
データのバックアップ、
非常用持ち出し袋の準備が挙げられます。

私は外出が多く、自宅・事務所にいる時間は少ないですが、
まずは第一歩と考えて用意しています。

お粗末ですが、私が用意した非常用持ち出し袋も
お見せします。

非常用持ち出し袋.jpg

非常用トイレやレインコート、サランラップ、
マスクやウェットティッシュなども
役に立ちそうなので入れています。

大型の家電量販店や東急ハンズ、ホームセンター、
100円ショップなどで買い揃えています。

携帯電話が充電できて、ラジオも受信できる発電式懐中電灯など、
優れた商品が今は多いです。

写真はアイリスオーヤマの「手回し充電ラジオライトJTL-23」です。

手回し充電ラジオライト.jpg

以前、グッドデザインプレゼンテーションで目に留まった
タタメット防災ずきんも買っています。

タタメットズキン.jpg

グッドデザインプレゼンテーション2007
http://brand-design.seesaa.net/article/52723771.html
タタメットずきん
http://yellow-inc.com/prod_tatazukin.html

小規模な企業の非常用持ち出し袋の中身は、
一般家庭とあまり変わりません。

政府広報オンラインや消防庁のwebサイトの内容を
基本に考えるとよいでしょう。

政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html
消防庁
http://www.fdma.go.jp/html/life/sack.html

これに社員や取引先のアドレス帳があれば、
持ち出し袋としては十分だと思います。

逆に企業の印鑑や通帳を袋に入れるのは、
やめた方がよいでしょう。

過去の例でも、手形決済や銀行取引なども、
大災害では多少遅れても柔軟に対応してくれていますので、
業務面や防犯を考えると、
持ち出し袋に入れるデメリットの方が大きいでしょう。

あとは、持ち出し袋に入れるものとは別に、
帰宅困難に備えて、水、食料、防寒品、
非常用トイレを多めに用意すればよいと考えます。

中小企業の防災グッズでは、
コクヨのwebサイトも参考になります。
http://www.kokuyo-st.co.jp/solution/bousai/bousai-tatsujin/index.html

私も用意したものの、いざというときに
ちゃんと動けるよう、防災訓練への
参加もしなくてはいけないと思っています。