ルーブルランスのカフェや地下室

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
Louvre-Lens(ルーブル・ランス)のレポートのおまけです。

ルーブルランスの地下には作品の倉庫があります。
ガラス張りになっていて修復が必要な絵画などもありました。

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手荷物を預けるクロークの手前には、
タッチパネルでのガイドもありました。



ガラス張りの倉庫や、タッチパネルガイドは
現代的な感じです。

別の建物のレストランはまだ開業していないようでしたが、
1階にカフェテリアがあります。

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近くに飲食店がないので、
みんなここで昼食をとっていました。

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本数が少ないTGVに合わせて時間をつぶすには、
ミュージアムショップかカフェテリアになるでしょう。

静かに光と作品を楽しむ美術館です。

ルーブルランスへの行き方

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ルーブルランスへのアクセスを今日はお伝えします。

当ブログはビジネスに役立つ内容を書くことにしていますが、
行き方を伝えている情報がないので、公益のために載せます。

ルーブルランスは現在、
日本の旅行ガイドブックに載っていません。

また、ツアーも組まれていないことから、
フランス語が分からない私が行くには
情報収集に苦労しました。

ですので、私の体験をお伝えします。

まず、ルーブルランスの所在地と地図を確認します。

99 Rue Paul Bert 62300 Lens, France

グーグルマップで示すと以下の場所です。

大きな地図で見る

パリからランス(Lens)へはTGVで約1時間です。
TGVは全席指定です。予約した方がよいです。

日本語でオンライン予約できるので、
私はマックスビスタトラベルでチケットを予約しました。
とても便利でした。
http://ohshu.com/top.php

電車の乗り方も日本とは違います。本を買いました。

地球の歩き方 鉄道4 フランス鉄道の旅
http://www.arukikata.co.jp/guidebook/train/train04.html
地球の歩き方編集室、ダイヤモンド社で勉強しました。

パリ北駅にある方面別の時刻表です。
途中駅などもわかりますので、もらうとよいでしょう。

パリ北駅.jpg

そして、Lens駅からルーブルランスまでのルートです。

ランス駅を出て正面に「MUSEE」と書かれた左の矢印があります。
左に行きましょう。

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50mくらい歩くとバスターミナルがあり、
A番のバス停に止まるLouvre-Lens直行の
無料シャトルバスに乗ればOKです。

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バスも1時間に3本くらいあります。
約10分乗車すると着きます。

時刻表の写真はクリックすると大きくなります。
(切り変わった画面でもう1回クリックするとさらに大きくなります)
ルーブルランス時刻表.jpg


駅から歩いていくこともできます(約20分)。
陽気が良ければ、散歩がてらに歩くのも気持ち良いです。

バスターミナルの入口付近にある、
写真の正面に見える並木道をまっすぐ進みます。

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進んでいくと写真の交差点に出ますので、左に曲がります。

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左に見える鉄道の陸橋の下をくぐります。

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右側にルーブルランスへの遊歩道案内が見えてきますので、
あとはそれに沿って歩いて行くと着きます。

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Louvre-Lensに行く人にとって、
情報収集に時間を費やさずに済めば嬉しいです。

世界の美術を時間軸で見せるルーブルランスの展示

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はルーブルランスの展示についてです。

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ルーブルランスは、独自に作品を収蔵しておらず、
パリのルーブル美術館から期間を決めて、
作品を借りているようです。

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一番大きな展示室の「時のギャラリー」では、
手前から奥に向かって、
歴史が流れていく展示をしています。

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パリのルーブル美術館のような
エジプト美術、ギリシャ美術、フランス絵画などの
カテゴリー分けではなく、

同じ時代に世界でどのような作品があったかを
見比べることができる展示手法です。

現在の展示の目玉は、一番奥にある
ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」です。

民衆を導く自由の女神.jpg

フランス人にとって、思い入れがあるであろう作品を
開館記念に(?)ルーブルランスに持ってきたようです。

作品の音声ガイドもかなり優れています。

実際の展示に合わせた映像があり、
指でスクロールすると館内を歩くように動きます。

解説を知りたい作品を指でタッチすると、
ヘッドホンからガイドの音声を聞けます。

音声ガイドは日本語版はなく仏語や英語版になります。

動画撮影しましたので、
その雰囲気を感じたい方はご覧ください。


「時のギャラリー」の先にはガラス張りの部屋があり、
「時間」をテーマにしたユニークな展示がありました。

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ルネッサンスの特別展は3月で終わっていて、
行ったときは展示替えの時期のようでした。

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特別展がなければ、鑑賞時間は1~2時間といったところです。

ランスはパリからTGVで1時間かかる地方の町です。
地方に美術館を作ったことが素晴らしいです。

土曜日に行ったのですが、
日本人も1人しか見かけませんでした。
そもそもアジア系の人がほとんどいませんでした。

パリの美術館より、静かにゆったり鑑賞できます。
美術館と地方は相性が良いのです。

上質な作品を展示すれば、世界中から観光客が訪れます。

ルーブルだからではありません。
香川県の直島にも多くの外国人が訪れています。

地方活性化や展示のヒントなど、
ビジネスでも参考になる点がいろいろありました。

次回はルーブルランスへの行き方をお伝えします。

(参考)ルーブルランスに関する日本語のwebサイトをご紹介します。

メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス フランス美術館・博物館情報
「待望のオープン!ルーヴルの厳選された名品が集う ルーヴル・ランス」
http://www.museesdefrance.org/special/201302/special01.html

フランス観光開発機構オフィシャルサイト
リール郊外のランス(Lens)ルーヴル美術館分館、2012年12月12日に一般公開予定
http://jp.rendezvousenfrance.com/ja/news/38843

フランス観光開発機構のブログ
ランス(Lens)のルーヴル美術館分館オープン
http://franceguide-blog.jp/cat10/lens-le-louvre-lens.html

自然の美しさを活かしたルーブルランスの建築

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ゴールデンウィーク後半の横浜の天気はさわやかです。

今日はルーブル美術館の分館、ルーブルランスの話題です。

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Louvre-Lens(ルーブル・ランス)
2012年12月12日にオープンしました。

とても興味があって、先日行ってきました。

フランスでランスと言うと、
Reimsが思い浮かぶ方もいらっしゃると思いますが、
ルーブルの分館があるのはLensです。

日本語で発音すると同じになので間違えやすいです。

このルーブルランスは、建築家ユニットSANAAの
妹島和世さんと西沢立衛さんの建築ということでも
日本では取り上げられました。

二人は金沢21世紀美術館の建築などで有名です。

ルーブルランスは自然の光の建築でした。
ガラスとアルミの壁が光を通したり、反射させたりします。

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曲線が大地を、直線が光を感じさせます。

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風景が活かされつつ、神々しい光の強さも感じました。
清々しい気持ちになれる美術館です。

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ルーブルランスの前で風景を一周して動画撮影しました。


館内も、自然光を活かした造りで柱が細く、
広々とした空間です。

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開館から最初の1年間は展覧会の入場料が無料です!
次回は展示作品をご紹介します。