おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日の話題は山崎製パンのランチパックです。
ご存じ、四辺を圧力で挟んで閉じたサンドイッチパンです。
食べてもパンの間から具材がこぼれない
食べやすいパンです。
ランチパックは意外と歴史が古く、
1984年に発売開始されたロングセラー商品です。
パン業界におけるデザインイノベーションです。
味以外にもデザインにビジネスチャンスが
あったことを見事に示しています。
コロンブスの卵のような商品ですが、
食べるシーンを広げています。
ランチパックにはさまざまな工夫があります。
ランチパックの袋はパンパンに膨らんでいます。
たまたま撮影場所が気圧の低い場所なのではありません。
パンがとてもやわらかいので、
中身がつぶれにくくするために気体を充填しているのです。
最近では、通常のランチパックの真ん中にミシン目を入れた
「ペアランチパック」が発売されています。
4つに分けて食べられます。
人と分けることもでき、
さまざまな味も楽しめる利点はもちろん、
忙しい中、人目を盗んで(?)
1分ぐらいで食べるにはちょうど良いサイズです。
また、中の具材を充実させた
「1個入りランチパック」も発売されているようです。
新作やリニューアルを続けている点もよいですね。
コンビニなどに行っても数種類しか見かけないのですが、
どんどん商品が進化しながら入れ替わっています。
ランチパックは他の菓子パンよりも価格は少し高いですが、
売れ続ける大きな理由にデザインがあるのです。