こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
デザインで2013年を振り返ります。
話題はグーグルマップと3Dプリンターの2つです。
グーグルマップが、
グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)とならず、
グローバルデザイン2013(日本デザイン振興会会長賞)に
なりました。
審査員や来場者投票で最も評価を受けたのですが、
政府が内閣総理大臣賞の授与を拒否をしたため、
該当なしとなり、急きょ新設した賞が授与されました。
政府が拒否した理由は明らかになっていませんが、
グーグルマップの利便性や見やすさ、
操作性は優れていると私は思います。
日本全体に与えた影響度も
他のデザインより大きいでしょう。
グーグルマップは従来からありましたが、
スマートフォン(スマホ)向けの
モバイルアプリが今年の受賞対象です。
スマホアプリは、端末の大きさや文字入力などで
制約がある一方、通信やセンサー技術などの
活用可能性は高く、デザイン性が特に求められます。
今後もプロダクトデザイン、グラフィックデザイン、
webデザイン、ライフスタイルデザインなどが融合された
新たなデザインが生まれていくでしょう。
3Dプリンターも今年は話題になりました。
3Dプリンターそのものは以前からあったのですが、
価格が数万円のものが発売されるなど
かなり安くなり、身近になってきました。
ただ、3Dプリンターに入力するデータを作るのが難しく、
一般の生活者が使いこなすところまでは
まだなっていないと思います。
しかし、小ロットのものづくりや、
モックアップ制作に利用しやすくなりました。
今年の話題となったデータサイエンティストと同様、
設計エンジニアの需要も近い将来高まると考えます。
来年はどんなデザインが出てくるでしょうか。
楽しみですね。