ロンドンのデザインミュージアム

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日はロンドンのDesign Museum(デザインミュージアム)のレポートです。

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1989年にイギリスのデザイナー、テレンス・コンランが
創設した財団によって作られた施設だそうです。

世界の先駆けだったからでしょう。
「デザインミュージアム」と、ど真ん中の名称がつけられました。

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ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)が
数百年間におよぶデザインを展示しているのに対し、
デザインミュージアムは現代のデザインを展示した美術館です。

通常は3つの展覧会が見られるようですが、
私が訪問したときはひとつが展示替えでお休みだったようです。

「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」
「Extraordinary Stories About Ordinary Things」 
の2つを見ました。

今日は後者のデザインミュージアムの収蔵品を並べられた
展覧会をご紹介します。
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交通案内、アイコン、さらには書体見本まで、
いかにもデザインらしい展示もありました。

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ロンドンオリンピックのトーチもありました。
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美術館の大きさとしては一般的ですが、
その分、考え抜かれたデザインをじっくり見て回れます。

もうひとつの展覧会「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」の
レポートは、また次回にお伝えします。

ブランド、パッケージ、広告博物館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日はブランド、パッケージ、広告博物館
(The Museum of Brands, Packaging and Advertising)
をご紹介します。

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ロンドンのノッティングヒルというエリアにあります。

英国のパッケージ・ポスターなどが展示の中心で、
ブランドやデザインが好きな人向けの
ややマニアックな施設です。

住宅街の奥まったところにあります。通りに看板が出ています。

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とても小さい博物館かと思っていましたが、
年代別の展示や、ブランドの進化などがわかる展示で
想像していた以上に内容は充実していました。

人にもよりますが、
15~30分くらいの所要時間といった感じです。

施設内の写真撮影は禁止だったので、
中の様子がお見せできなくて残念です。

別の方のブログに展示物の写真が載っていますのでご紹介します。

パリを向いて歩こう ブランド・パッケージ・広告博物館
http://nrutyppa.blog101.fc2.com/blog-entry-258.html

かつては写真撮影OKだったのでしょう。

私はパンフレットの写真だけお見せします。

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展示を見ると、パッケージのデザインが時代とともに
少しずつ変わっていく様がよくわかります。

視点を変えると、
自分の中のデザインバリエーションの引き出しを
増やすことにも役立ちそうです。

入場するときには、当館を知ったきっかけは何かと、
受付で尋ねられました。(私の英語の理解が正しければ)

マーケティングがしっかりしている印象です。

博物館のwebサイトも規模の割には
ページが多く充実しているようです。

館内には小さな喫茶コーナーやミュージアムショップもあり、
グッズは一風変わったイギリス土産になります。

入場料は6.5ポンドです。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(3)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポート最終回です。

V&Aは世界で最も歴史があり、かつ
世界最大のデザイン・アート美術館(博物館)
と言われています。

モダンデザインの展示をご紹介します。

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佐藤オオキさんのCabbage chairのプロトタイプもありました。
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Communication and Designのコーナーには、
アップルのiMacや、ソニーのウォークマン、
トランジスタラジオも展示されています。
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世界中の15の展示物の中にソニー製品が3つも入っています。
素晴らしいですね。
また新たなデザインを期待しましょう。

家具の展示コーナーでも
バラエティに富んだデザインが見られました。

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V&Aは作品の脇に、解説の文章も結構あるので、
英語に強い方なら解説も楽しめます。

V&Aは大英博物館と同じく入館無料ですが、募金箱もあります。
できれば少額でも寄付することが望ましいと思います。

V&Aは見ていて飽きることのないほどの収蔵量です。
写真もこのブログで34枚ご紹介しました!
尽きないところですが、V&Aのレポートは今回で終わりにします。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポート続編です。

V&Aの大きな見どころのひとつに、
充実した英国ギャラリーがあります。

華やかな大英帝国時代を感じさせる
王室のティーセット、部屋、家具、調度品が見られます。

さまざまなコーナーの中で一番広いかもしれません。
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他の国、イスラムやアジアの国の展示もあります。
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日本の展示もあります。

鎧、兜、刀、陶芸品、漆器に加えて、
印籠や根付(装飾留め具)の展示もありました。
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根付は大英博物館にもあったと記憶しています。

日本でも見かける機会が減っていますが、
結構な数がイギリスで収集されていることに驚きました。

19世紀に造られた建築もV&Aの特徴です。
増築が何度か行われたようです。

V&Aには、ウィリアム・モリスがデザインした
ティールーム「モリスルーム」があり、
世界初のミュージアムカフェだそうです。
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隣にギャンブルルームやポインタールームがあります。
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V&Aのカフェを詳しく解説しているブログがあったので、
ご紹介します。
http://apd2.exblog.jp/12216809

中庭には世界の庭を一周できるような作品もありました。
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22時まで開館している金曜の夜は長い行列ができていました。
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次週はV&Aに展示されていた現代のデザインをご紹介します。