今日の横浜は雪です。寒さが厳しいです。
さて、リニューアルオープンした東京都庭園美術館のレポートの続編です。
朝香宮邸の復元だけでなく、新館が開館しました。

新館の構想のアドバイザーを務めたのは杉本博司さんです。
新館への渡り廊下の壁はガラス工芸です。
朝香宮邸の正面玄関のガラス工芸を意識されたようです。

あいにく曇り空でしたが、波をうつガラスは
日が射すとさまざまな影を刻一刻とつくるそうです。
新館の建築は、本館や庭園、展示作品を引き立てるような
デザインです。程よい緊張感と抑制された装飾が特徴です。
新館の中は撮影禁止でした。
新館の展示室では、内藤礼さんの「信の感情」が展示されていました。
内藤さんの作品は本館でも展示されていました。

旧朝香宮邸の本館と新館の組み合わせで
これからの企画展の可能性も広がりそうです。
庭園美術館のアプリもあります。
スマートフォンをお持ちの方はダウンロードをお勧めします。
旧朝香宮邸の音声ガイドなどの情報が得られます。
さて、庭園美術館なのに庭園の話がないではないか、
とお叱りを受けそうです。
実は庭園はまだ整備中で公開されていません。

美しい庭園はまたの機会にご紹介できたらと思います。