デザインマネージメントの授業を行っています

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

日本デザイナー学院で4月から
「デザインマネージメント」という
新しい科目を担当しています。

ビジュアル科3年生への授業です。

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クライアントとのコミュニケーションだけでなく、
カメラマンやコピーライター、コーダーや営業など、
さまざまな人たちとのコミュニケーションを意識した授業です。

生徒の皆さんは最初は新入社員ですが、
いずれなるであろうマネージャー、ディレクターには
必要な力になると思います。

授業の中身としてはプレゼンテーション、
提案力もやるようになっているのですが、
私としては、むしろ傾聴をしっかりお伝えしたいです。

デザイン思考にからむ話も入れますし、
著作権、商標権、意匠権などの知的財産権なども
授業で扱います。

人との関わり合いの中で品質、価格、納期を満たす
デザインができるマネージャー育成を目指します。

学校では、マネージャーの古典的手法?
「飲みニケーション」が教えられないのが残念です(笑)

休館前のブリヂストン美術館「ベスト・オブ・ザ・ベスト」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
愛川欽也さんが亡くなったそうです。
明るく人情味があって好きでした。残念です。

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さて、ブリヂストン美術館が5月18日から休館します。
休館前に「ベスト・オブ・ザ・ベスト」が開催されています。

ブリヂストン美術館は、ブリヂストンの創業者である
石橋正二郎さんが1952年に
西洋美術を見られる美術館として創りました。

まだ国立西洋美術館もない時です。

都市の中心にあるニューヨーク近代美術館に
感銘を受けたそうです。

東京ステーションギャラリーや三菱一号館美術館など、
近ごろは東京駅近くにも美術館が増えましたが、
さきがけとなった美術館です。

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「ベスト・オブ・ザ・ベスト」ということで、
さまざまな分野の素晴らしい作品が少しずつ見られます。

印象派の絵画や日本の近代洋画、現代の絵画に
彫刻もあります。

日本の良さ、西洋の良さを簡単に見比べられます。
作家の個性だけでなく、
その時代のそれぞれの国の文化まで感じられたら
素晴らしいですね。

ブリヂストン美術館201503.jpg

休館後に新築されて数年後に開館する予定です。
ゴールデンウィークのお出かけにいかがですか。

J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)が開始

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

工業所有権情報・研修館が3月23日から、
特許情報プラットフォーム
(略称:J-PlatPat、じぇいぷらっとぱっと)を始めました。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp

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ネット上で特許、実用新案、意匠、商標に関する公報などを
見られるwebサイトとして、
特許電子図書館(IPDL)に替わるサービスです。

IPDLに比べてインターフェイス(画面表示、操作性)が
良くなった気がします。

商標を検索すると、一覧画面にイメージも表示されるなど、
表示項目も増え、見やすいです。

操作にも早く慣れそうです。

ブランド戦略やデザイン戦略に産業財産権は密接に関係します。
うまく使いこなせるようになりたいですね。

クラウドソーシングの発注例

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜は桜が満開です。新しい年度が始まりました。

さて今日は、クラウドソーシングの取引イメージを見ていきましょう。

クラウドソーシングのサイトには次のようなものがあります。
クラウドワークスhttp://crowdworks.jp
ランサーズhttp://www.lancers.jp

クラウドソーシングの業務依頼の仕方は、
「プロジェクト型」「コンペ型」「タスク型」
に分類されます。

プロジェクト型は、お互いに相談しながら仕事を進めるものや、
見積もりを取りたいものに向いている形式です。
webサイト制作や保守などの仕事があります。

コンペ型は、ロゴマークやキャッチコピーなどの依頼に
使われることが多いです。

提案を複数もらって、
その中から気に入ったものを採用する形式です。
製作期間や予算を明示して募集します。

タスク型は、特別な技術を必要としない作業を
多くの人に依頼します。アンケートのデータ入力など
1件当たりの発注価格は低いものが多いです。

どのタイプにせよ、ネットでのやり取りから始まりますので、
仕事に求められる成果や予算ははっきりさせておかないと、
手を挙げる受注者が誰もいない状況になりかねません。

クラウドソーシングのサイトも数十はあると見られ、
幅広い分野の業務を扱う総合型だけでなく、
例えばデザインといった業務分野を特化したサイトや、
プロジェクト型はなく、タスク型に特化したサイトなどもあります。

しばらくはサイト間での競争は激しいものとなりそうです。

ちなみに、クラウドソーシングサイトが受け取る手数料は、
サイトによってまちまちですが、概ね契約金額の10%程度
と思っておけばよいでしょう。

2014年版中小企業白書p.389、事例3-5-3には
発注企業の事例として次のような話が掲載されています。

クラウドソーシングの活用によって、
自社内では対応できない
データ移行の業務を外注できるようになり、
今まで受注できなかった業務も受注できるようになった。

ホームページの機能追加、会社ロゴや名刺の作成、
チラシやポスターのデザイン等も発注している。

クラウドソーシングのメリットとして、
費用を抑えられ、品質も満足できるものである、
デザインのコンペであれば多くの提案から
一番良いものを選べることを挙げています。

また、受注者は土日も働くことが多いため、
一般企業への外注に比べて納期が早い、としています。

p.390、事例3-5-4には
ホームページとチラシの制作を依頼した個人事業者の例、
p.391、事例3-5-5には
ロゴやラベルのデザインを依頼した農園の事例
がそれぞれ掲載されています。

こうした事例を参考にデザイナーへの依頼も
検討してはいかがでしょうか。