おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は目次をお届けします。
気になる記事があったらクリックしてください。
当ブログも500記事となりました!
2015年1月16日~2015年5月29日分
記事ナンバーとタイトル
500 目次(0481~0500)
499 21_21 DESIGN SIGHT 単位展
498 超感性経営 ソニー伝説のストラテジストが授けるデザインマネジメント・メソッド25
497 ソニーの「格安スマホ」はギリギリの選択か?
496 無印良品は、仕組みが9割
495 デザインマネージメントの授業を行っています
494 休館前のブリヂストン美術館「ベスト・オブ・ザ・ベスト」
493 J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)が開始
492 クラウドソーシングの発注例
491 クラウドソーシング発注業務の首位はデザイン
490 クリエイティブコモンズは著作権フリーではない
489 クリップアート終了に見えるマイクロソフトの焦り
488 スイスデザイン展
487 デザイン開発にかかる技術が特定ものづくり基盤技術に追加
486 ブランド論
485 講演「成約を勝ち取る展示会出展のコツ!」
484 かわさき産業デザインコンペ2014
483 東京都庭園美術館の新館
482 リニューアルオープンした東京都庭園美術館
481 21_21 DESIGN SIGHT 活動のデザイン展
480 目次(0461~0480)
今後ともよろしくお願いいたします。
21_21 DESIGN SIGHT 単位展
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
21_21 DESIGN SIGHTで現在開催されている企画展
「単位展」のレポートです。

単位という観点で、私たちの生活を取り巻く
さまざまな時間、長さ、重さなどを考える企画です。

展示の雰囲気は「デザインあ」の世界に近い感じがあります。
子供も多く来場して楽しんでいました。


遊びの要素もある、軽い内容の展示が多いです。
私の関心を惹いたのは、曲尺(かねじゃく)のコーナーでした。
大工さんの道具ですが、作業効率や数学的な工夫が詰まっています。
面白かったです。

行った当日はトークイベントも行っていて盛況でした。

ミュージアムショップとして開店している
単位コンセプトショップ「Measuring Shop」もにぎわっていました。

コンセプトの視覚化を考えるには参考になると思います。
会期は5月31日まで。
21_21 DESIGN SIGHTで現在開催されている企画展
「単位展」のレポートです。

単位という観点で、私たちの生活を取り巻く
さまざまな時間、長さ、重さなどを考える企画です。

展示の雰囲気は「デザインあ」の世界に近い感じがあります。
子供も多く来場して楽しんでいました。


遊びの要素もある、軽い内容の展示が多いです。
私の関心を惹いたのは、曲尺(かねじゃく)のコーナーでした。
大工さんの道具ですが、作業効率や数学的な工夫が詰まっています。
面白かったです。

行った当日はトークイベントも行っていて盛況でした。

ミュージアムショップとして開店している
単位コンセプトショップ「Measuring Shop」もにぎわっていました。

コンセプトの視覚化を考えるには参考になると思います。
会期は5月31日まで。
超感性経営 ソニー伝説のストラテジストが授けるデザインマネジメント・メソッド25
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
先週はソニーブランドに関する記事を書きました。
今日は、かつてソニーのデザインセンター長だった
渡辺英夫さんの本のご紹介です。

超感性経営
ソニー伝説のストラテジストが授けるデザインマネジメント・メソッド25
渡辺英夫、「超感性経営」編集委員会(共著)、ラトルズ
私が持っている本を撮影した上の写真では
背表紙の方を中心にヤケた跡があります。
実際の地の色はきれいな青一色です。
この本は2009年に出版された本です。
たくさん売れた感じではなさそうですが、
私は何度も読み返しています。隠れた名著です。
渡辺英夫さんは黒木靖夫さんとともに
ソニーのデザインの中心的な存在だったそうです。
渡辺さんは自分のデザインマネジメント論を
まとめようとしていたところで、
病に倒れて亡くなってしまいました。
渡辺さんと親交のあった人たちが、その遺志をついで、
本人から直接聞いた話、出版メモや大学での講義録などを
まとめた一冊です。
ソニーでどのようにデザインマネジメントと
ブランドマネジメントを行ってきたか、
デザイナーはどうあるべきか、イノベーションの起こし方、
ビジネスとしてのデザインの追求、などが
エピソードを混ぜながら語られています。
論理と感性、仮説推論(アブダクション)、
暗黙知を経営に生かすとはどういうことか、
実例を示したわかりやすい一冊です。
ソニーの人のやらないことをやる、つねに一歩先んずるという理念を
守っていくブランド、デザインマネジメントに
関する実話をぜひ楽しんでください。
内容はとても深いですが、
ひとつひとつの話はエッセンスを
短く区切って読みやすく、わかりやすくまとめられています。
同時に、井深大さん、盛田昭夫さん、大賀典雄さんが
名経営者であることも、あらためてよくわかる一冊です。
先週はソニーブランドに関する記事を書きました。
今日は、かつてソニーのデザインセンター長だった
渡辺英夫さんの本のご紹介です。

超感性経営
ソニー伝説のストラテジストが授けるデザインマネジメント・メソッド25
渡辺英夫、「超感性経営」編集委員会(共著)、ラトルズ
私が持っている本を撮影した上の写真では
背表紙の方を中心にヤケた跡があります。
実際の地の色はきれいな青一色です。
この本は2009年に出版された本です。
たくさん売れた感じではなさそうですが、
私は何度も読み返しています。隠れた名著です。
渡辺英夫さんは黒木靖夫さんとともに
ソニーのデザインの中心的な存在だったそうです。
渡辺さんは自分のデザインマネジメント論を
まとめようとしていたところで、
病に倒れて亡くなってしまいました。
渡辺さんと親交のあった人たちが、その遺志をついで、
本人から直接聞いた話、出版メモや大学での講義録などを
まとめた一冊です。
ソニーでどのようにデザインマネジメントと
ブランドマネジメントを行ってきたか、
デザイナーはどうあるべきか、イノベーションの起こし方、
ビジネスとしてのデザインの追求、などが
エピソードを混ぜながら語られています。
論理と感性、仮説推論(アブダクション)、
暗黙知を経営に生かすとはどういうことか、
実例を示したわかりやすい一冊です。
ソニーの人のやらないことをやる、つねに一歩先んずるという理念を
守っていくブランド、デザインマネジメントに
関する実話をぜひ楽しんでください。
内容はとても深いですが、
ひとつひとつの話はエッセンスを
短く区切って読みやすく、わかりやすくまとめられています。
同時に、井深大さん、盛田昭夫さん、大賀典雄さんが
名経営者であることも、あらためてよくわかる一冊です。
ソニーの「格安スマホ」はギリギリの選択か?
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
4月20日からソニーモバイルコミュニケーションズの
スマートフォン「Xperia J1 Compact」が
イオンにて販売されています。
ソニーモバイルコミュニケーションズの3月19日のニュースリリース
http://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2015/0319_1_xperia_j1-compact.html
イオンの3月19日のニュースリリース
http://www.aeon.info/news/2015_1/pdf/150319R_1.pdf
今年1月に、ソニーが格安スマホ市場に参入する、
という見出しのニュースが流れました。
旧モデルの端末をSIMフリーで販売する
というような内容でした。
ソニーブランドは、
人のやらないことをやる、つねに一歩先んずることを
掲げてきましたから、私は気になっていました。
今回発売された「Xperia J1 Compact」は
webの「週アスPLUS」の記事によると、
2014年夏モデルと同等のスペックのようです。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/316/316605/
最新とは言えませんが、性能が著しく劣る印象はありません。
また、端末の価格は税抜で54,800円と安くはありません。
データ通信料は確かに安いのですが、それは通信会社の話です。
私が見る限りでは、今回の端末は、
「格安スマホ」の分類の中においては
トップクラスの価格設定、性能のようです。
ソニーもイオンも「格安スマホ」の宣伝文句は避けているようです。
通信費を抑えながら、今までの「格安スマホ」端末よりも
性能の良い端末を発売したと言えるでしょう。
今回の機種に先進性は感じられませんが、その一方で
「旧モデル」「安売り」というイメージは持たれないように
できるだけ意識されたのではないでしょうか。
ソニーの携帯電話事業は業績があまり良くないようです。
持っている経営資源を生かした業績回復のため、
苦しい中でのギリギリの決断だったのかもしれません。
ソニーとしては当然売れてほしいのでしょうが、
売れれば売れるほど、
ソニーブランドには痛しかゆしになるかもしれません。
サブブランドをつける、
Xperiaをオーサーとして別ブランドにする、
などの戦術もあったと私は思いますが、
ソニーの判断がどうなるか見守りたいと思います。
4月20日からソニーモバイルコミュニケーションズの
スマートフォン「Xperia J1 Compact」が
イオンにて販売されています。
ソニーモバイルコミュニケーションズの3月19日のニュースリリース
http://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2015/0319_1_xperia_j1-compact.html
イオンの3月19日のニュースリリース
http://www.aeon.info/news/2015_1/pdf/150319R_1.pdf
今年1月に、ソニーが格安スマホ市場に参入する、
という見出しのニュースが流れました。
旧モデルの端末をSIMフリーで販売する
というような内容でした。
ソニーブランドは、
人のやらないことをやる、つねに一歩先んずることを
掲げてきましたから、私は気になっていました。
今回発売された「Xperia J1 Compact」は
webの「週アスPLUS」の記事によると、
2014年夏モデルと同等のスペックのようです。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/316/316605/
最新とは言えませんが、性能が著しく劣る印象はありません。
また、端末の価格は税抜で54,800円と安くはありません。
データ通信料は確かに安いのですが、それは通信会社の話です。
私が見る限りでは、今回の端末は、
「格安スマホ」の分類の中においては
トップクラスの価格設定、性能のようです。
ソニーもイオンも「格安スマホ」の宣伝文句は避けているようです。
通信費を抑えながら、今までの「格安スマホ」端末よりも
性能の良い端末を発売したと言えるでしょう。
今回の機種に先進性は感じられませんが、その一方で
「旧モデル」「安売り」というイメージは持たれないように
できるだけ意識されたのではないでしょうか。
ソニーの携帯電話事業は業績があまり良くないようです。
持っている経営資源を生かした業績回復のため、
苦しい中でのギリギリの決断だったのかもしれません。
ソニーとしては当然売れてほしいのでしょうが、
売れれば売れるほど、
ソニーブランドには痛しかゆしになるかもしれません。
サブブランドをつける、
Xperiaをオーサーとして別ブランドにする、
などの戦術もあったと私は思いますが、
ソニーの判断がどうなるか見守りたいと思います。
無印良品は、仕組みが9割
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
5月の連休はどのように過ごしますか。
稼ぎ時の企業はしっかりがんばりましょう!
さて、今日は書籍のご紹介です。

「無印良品は、仕組みが9割」
松井忠三、角川書店
良品計画の会長が書いた本です。
無印良品は、ファンも多くデザインの評価も高い企業です。
マスコミやインターネット、書籍などでは、
商品開発やデザインに焦点が当たっていて、
無印良品のデザインの良さが、
良品計画の業績の良さにつながっていると
まとめられている文章もよく見かけます。
私もそれらの意見に賛成する部分も多いのですが、
デザインが良ければ経営がうまくいく、
というほど経営は単純ではないと思うことも多いです。
この本を読むと、「MUJIGRAM(ムジグラム)」を
はじめとする業務マニュアルの導入や、
組織での仕事の進め方の改善が、
良品計画の企業再建に大きく影響したことがわかります。
大きな会社のトップマネジメントが語る
ビジネスプロセス論は面白く、
実際に本の売れ行きも好調のようです。
業務改善や現場で働く人の声を集める仕組みが
詰まっています。
デザインの肝を守っていくデザインマネジメントや、
デザイン改善に生かす仕組みとしても参考になる
経営の取り組みです。
優れたマネジメントが良いデザイン、
良いブランドを作ることを示す好例です。
見た目のデザインをパッと変えるのと違い、
業務改善は長い時間を掛けて忍耐強く取り組んで、
じわじわ効果が出るので、トップの胆力も求められます。
5月の連休はどのように過ごしますか。
稼ぎ時の企業はしっかりがんばりましょう!
さて、今日は書籍のご紹介です。

「無印良品は、仕組みが9割」
松井忠三、角川書店
良品計画の会長が書いた本です。
無印良品は、ファンも多くデザインの評価も高い企業です。
マスコミやインターネット、書籍などでは、
商品開発やデザインに焦点が当たっていて、
無印良品のデザインの良さが、
良品計画の業績の良さにつながっていると
まとめられている文章もよく見かけます。
私もそれらの意見に賛成する部分も多いのですが、
デザインが良ければ経営がうまくいく、
というほど経営は単純ではないと思うことも多いです。
この本を読むと、「MUJIGRAM(ムジグラム)」を
はじめとする業務マニュアルの導入や、
組織での仕事の進め方の改善が、
良品計画の企業再建に大きく影響したことがわかります。
大きな会社のトップマネジメントが語る
ビジネスプロセス論は面白く、
実際に本の売れ行きも好調のようです。
業務改善や現場で働く人の声を集める仕組みが
詰まっています。
デザインの肝を守っていくデザインマネジメントや、
デザイン改善に生かす仕組みとしても参考になる
経営の取り組みです。
優れたマネジメントが良いデザイン、
良いブランドを作ることを示す好例です。
見た目のデザインをパッと変えるのと違い、
業務改善は長い時間を掛けて忍耐強く取り組んで、
じわじわ効果が出るので、トップの胆力も求められます。