おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
韓国の国立中央博物館のレポート続編です。
幅広い分野の展示がありますが、
仏像の展示は特に優れていると思います。
目玉のひとつが半跏思惟像
(はんかしゆいぞう)です。
出家前の釈迦が瞑想している姿だそうです。
気高さを漂わせながら
人間的な曲線もある美しい仏像です。
「延嘉七年」銘金銅仏立像
光背の裏の右上には「延嘉七年」と書かれており、
539年に制作されたと言われています。
他にも制作に関することが漢字で書かれています。
インド、中国、韓国、日本の仏像写真を
並べて見せる展示の工夫も面白かったです。
もともと中国から伝わった文化ですので、
当たり前かもしれませんが、私には
中国、韓国、日本の仏像の特徴の違いを
見つけられませんでした。
詳しい人が見たら、国による仏教信仰の違いや
当時の流行などの違いを見出せると思います。
展示のご紹介は以上ですが、
他にもレストランや喫茶店、
子供博物館もありました。
ミュージアムショップも大きく
豊富な品ぞろえで充実していました。
これだけ充実した施設が入場無料です。
国の意思を感じます。
今回、時間の都合で常設展しか見られなかったのは
もったいなかったです。
とはいえ、常設展だけでもかなり広いので
全部見るのが大変なくらいですが。
特別展は別に入場料がかかりますが、
複数の企画が開催されていますので、
何度来ても楽しめます。
またいつか見てみたいです。