おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は祇王寺をご紹介します。
祇王寺は京都の嵯峨にある小さなお寺です。
美しい庭を目当てに来る方が多いです。
私は拝観時間が始まる朝9時に行きました。
朝の竹林や苔庭は清々しかったです。
雨が降っていたので、
苔は輝きを増していたように思います。
苔庭に落ちた小枝や落ち葉などを
丁寧に拾っている清掃担当の女性に尋ねたところ、
毎朝掃除をしているそうです。
毎日の手入れがこの庭を作っているのですね。
作庭は誰かわかりませんが、
竹林が外の世界の音を消し、苔が悠久の時間を感じさせます。
祇王寺は、平清盛という権力者から
愛されなくなってしまった祇王の
悲恋の尼寺として知られています。
もののあわれを感じる方もいらっしゃると思います。
ただ、私は寂しさよりも自然の豊かさを感じました。
竹や苔がやわらかさを生み出し、
水琴窟や草庵を見ても、
お寺にしては寂しさを感じさせません。
落ち着いた豊かな自然の中で
仏道に励んだのかもしれないと思いました。
嵐山駅からは徒歩で30分くらいかかります。
嵯峨野の竹林と合わせて散歩するのもよいでしょう。
祇王寺のwebサイトは、
ITの新しい技術も盛り込まれています。
http://www.giouji.or.jp
webサイトの写真も美しく、面白いです。
webサイトのデザインも芸術的です。
日本古来のオープンテラス!鴨川納涼床
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は納涼床(のうりょうゆか)の話です。
秋も深まりつつある今、
京都の方はよくご存じのテーマで恐縮です。
京都の夏の風物詩の納涼床、
私が行ったのは鴨川の納涼床です。
貴船や高雄にもありますが、
そちらは川床(かわどこ)と呼ぶことが多いそうです。
鴨川で床席を設けている店は、京料理、和食だけでなく、
イタリア料理や焼肉店など業種も豊富です。
高級感のある祇園と異なり、庶民的な店も多く、
人通りも多いです。
床席の柱の下にも川が流れています。
床席から鴨川を眺めながら食事や酒を楽しむのは
気持ちがいいですね。
涼しい風を感じながら、月と川を眺めて一杯は最高でした。
鱧や茄子があるとさらにいいですね!
鴨川の納涼床の起源は江戸時代です。
暑い京都を涼しく過ごす知恵です。
日本にも昔からオープンテラスストリートがあったということでしょうか。
先斗町(ぽんとちょう)には外国人の姿も多かったのですが、
納涼床と和食の魅力を外国もっと発信できるといいですね。
河川管理や安全面の問題もあるのでしょうが、
京都だけでなく他の地域でも納涼床はやってほしいです。
鴨川の納涼床は、5月と9月は昼間も営業しています。
6月から8月は夜のみの営業です。
訪れた時は営業はしていませんでしたが昼の写真はこちらです。
今日は納涼床(のうりょうゆか)の話です。
秋も深まりつつある今、
京都の方はよくご存じのテーマで恐縮です。
京都の夏の風物詩の納涼床、
私が行ったのは鴨川の納涼床です。
貴船や高雄にもありますが、
そちらは川床(かわどこ)と呼ぶことが多いそうです。
鴨川で床席を設けている店は、京料理、和食だけでなく、
イタリア料理や焼肉店など業種も豊富です。
高級感のある祇園と異なり、庶民的な店も多く、
人通りも多いです。
床席の柱の下にも川が流れています。
床席から鴨川を眺めながら食事や酒を楽しむのは
気持ちがいいですね。
涼しい風を感じながら、月と川を眺めて一杯は最高でした。
鱧や茄子があるとさらにいいですね!
鴨川の納涼床の起源は江戸時代です。
暑い京都を涼しく過ごす知恵です。
日本にも昔からオープンテラスストリートがあったということでしょうか。
先斗町(ぽんとちょう)には外国人の姿も多かったのですが、
納涼床と和食の魅力を外国もっと発信できるといいですね。
河川管理や安全面の問題もあるのでしょうが、
京都だけでなく他の地域でも納涼床はやってほしいです。
鴨川の納涼床は、5月と9月は昼間も営業しています。
6月から8月は夜のみの営業です。
訪れた時は営業はしていませんでしたが昼の写真はこちらです。
目次(0501~0520)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は目次をお届けします。
気になる記事があったらクリックしてください。
2015年6月5日~2015年10月16日分
記事ナンバーとタイトル
520 目次(0501~0520)
517~519は、京都のデザインを紹介しています。
519 京都国立博物館
518 わびさびの龍安寺の石庭
517 源光庵の「迷いの窓」と「悟りの窓」は最高のデザイン
516 Adobe Color CCで配色の悩みを解消しよう!
515 センスは知識からはじまる
504~508、510~514は韓国のデザイン、アートのレポートです。
514 ハンガラムデザイン美術館
513 芸術の殿堂にあるハンガラム美術館
512 韓国国立現代美術館ソウル館
511 韓国国立民俗博物館
510 サムスン美術館「Leeum」
509 「No Museum, No Life?―これからの美術館事典」展
508 韓国国立中央博物館(2)
507 韓国国立中央博物館(1)
506 東大門デザインプラザ(3)
505 東大門デザインプラザ(2)
504 東大門デザインプラザ(DDP)
503 講演「夢をかなえる創業セミナー」
502 シンプルなかたち展 美はどこからくるのか
東京商工会議所の無料相談窓口にも、
約半年でさまざまな方にお越しいただいています。
501 東京商工会議所の窓口専門相談員に就任しました
500 目次(0481~0500)
今後ともよろしくお願いいたします。
今日は目次をお届けします。
気になる記事があったらクリックしてください。
2015年6月5日~2015年10月16日分
記事ナンバーとタイトル
520 目次(0501~0520)
517~519は、京都のデザインを紹介しています。
519 京都国立博物館
518 わびさびの龍安寺の石庭
517 源光庵の「迷いの窓」と「悟りの窓」は最高のデザイン
516 Adobe Color CCで配色の悩みを解消しよう!
515 センスは知識からはじまる
504~508、510~514は韓国のデザイン、アートのレポートです。
514 ハンガラムデザイン美術館
513 芸術の殿堂にあるハンガラム美術館
512 韓国国立現代美術館ソウル館
511 韓国国立民俗博物館
510 サムスン美術館「Leeum」
509 「No Museum, No Life?―これからの美術館事典」展
508 韓国国立中央博物館(2)
507 韓国国立中央博物館(1)
506 東大門デザインプラザ(3)
505 東大門デザインプラザ(2)
504 東大門デザインプラザ(DDP)
503 講演「夢をかなえる創業セミナー」
502 シンプルなかたち展 美はどこからくるのか
東京商工会議所の無料相談窓口にも、
約半年でさまざまな方にお越しいただいています。
501 東京商工会議所の窓口専門相談員に就任しました
500 目次(0481~0500)
今後ともよろしくお願いいたします。
京都国立博物館
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
京都国立博物館が今日の話題です。
明日から始まる、
琳派誕生400年記念の展覧会「琳派 京を彩る」を
楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれません。
私の訪問時には名品ギャラリーのみの展示でした。
平成知新館は、昨年秋に開館した新しい建物です。
多くの博物館、美術館の設計を手がけた
谷口吉生さんの設計です。
気づけば当ブログでもいくつもご紹介しています。
MoMAレポート(1)
http://brand-design.seesaa.net/article/194816385.html
華と穏の表現技法事例(鈴木大拙館)
http://brand-design.seesaa.net/article/293335526.html
光と風と木々が芸術と響きあう清春芸術村(2)
http://brand-design.seesaa.net/article/407206515.html
ロビーは外の光を取り込み、開放感がありながら、
展示室や収蔵庫にある日本の重要な文化財をしっかりまもる、
文化財が主役で、建築は強く主張しすぎない
印象を持ちました。
名品ギャラリーの企画展で多くの仏像や
仏教に関する経典や絵を見ました。
1階にあった大日如来坐像などを見ていると、
寺にある仏像と光の当たり方も違いますし、
迫力もより一層感じました。
また、見る私の意識も神仏を見るというより、
文化や美術的な観点で見ることもあって、
近くで体の肉付きをじっくり見るなど、
新たな魅力を感じました。
日本の思想を形にしたものをたくさん見られます。
京都国立博物館は以前、方広寺がありました。
方広寺の柱の跡の印もありました。
明治古都館(本館)は、保存改修基本計画の検討と、
発掘調査を実施のため現在休館中です。
手前の像はロダンの考える人です。
京都国立博物館が今日の話題です。
明日から始まる、
琳派誕生400年記念の展覧会「琳派 京を彩る」を
楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれません。
私の訪問時には名品ギャラリーのみの展示でした。
平成知新館は、昨年秋に開館した新しい建物です。
多くの博物館、美術館の設計を手がけた
谷口吉生さんの設計です。
気づけば当ブログでもいくつもご紹介しています。
MoMAレポート(1)
http://brand-design.seesaa.net/article/194816385.html
華と穏の表現技法事例(鈴木大拙館)
http://brand-design.seesaa.net/article/293335526.html
光と風と木々が芸術と響きあう清春芸術村(2)
http://brand-design.seesaa.net/article/407206515.html
ロビーは外の光を取り込み、開放感がありながら、
展示室や収蔵庫にある日本の重要な文化財をしっかりまもる、
文化財が主役で、建築は強く主張しすぎない
印象を持ちました。
名品ギャラリーの企画展で多くの仏像や
仏教に関する経典や絵を見ました。
1階にあった大日如来坐像などを見ていると、
寺にある仏像と光の当たり方も違いますし、
迫力もより一層感じました。
また、見る私の意識も神仏を見るというより、
文化や美術的な観点で見ることもあって、
近くで体の肉付きをじっくり見るなど、
新たな魅力を感じました。
日本の思想を形にしたものをたくさん見られます。
京都国立博物館は以前、方広寺がありました。
方広寺の柱の跡の印もありました。
明治古都館(本館)は、保存改修基本計画の検討と、
発掘調査を実施のため現在休館中です。
手前の像はロダンの考える人です。
わびさびの龍安寺の石庭
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は龍安寺の石庭の話です。
世界文化遺産登録されています。
龍安寺は1450年に建てられました。
枯山水の有名な石庭は1499年につくられたとされています。
東西25メートル、南北10メートルの
石庭の作者は不明で、石庭の狙いも不明です。
砂に15個の石が配置されているだけですが、
見る者によって、空や海、山、宇宙などの
想像をかきたてる究極の豊かな庭です。
わびの世界です。
雨の日に行きました。
広大な世界を小さく閉じた簡素な庭で
表現したことで、心が自らに向くような気がします。
諸行無常であったり、豊かさが問われたり
しているような気がします。
私は物心の本質に迫る庭だと受け止めました。
設計もかなり練られた作庭です。
排水を考えたわずかな高低や、
錯覚で奥行きを感じさせるように壁にも工夫が
施されています。
詳しくは「石庭の謎」のページをご覧ください。
http://www.ryoanji.jp/smph/garden/index.html
菜種油を混ぜた土で造られた油土塀によって囲まれ、
配置された石には苔が生えています。
時間が流れることによって変化した塀や石からは、
さびが感じられます。
龍安寺の石庭からは、
わびさびの美意識、世界観が味えます。
日本のブランド、デザインを考えるうえで、
理解しておくべき世界観です。
今日は龍安寺の石庭の話です。
世界文化遺産登録されています。
龍安寺は1450年に建てられました。
枯山水の有名な石庭は1499年につくられたとされています。
東西25メートル、南北10メートルの
石庭の作者は不明で、石庭の狙いも不明です。
砂に15個の石が配置されているだけですが、
見る者によって、空や海、山、宇宙などの
想像をかきたてる究極の豊かな庭です。
わびの世界です。
雨の日に行きました。
広大な世界を小さく閉じた簡素な庭で
表現したことで、心が自らに向くような気がします。
諸行無常であったり、豊かさが問われたり
しているような気がします。
私は物心の本質に迫る庭だと受け止めました。
設計もかなり練られた作庭です。
排水を考えたわずかな高低や、
錯覚で奥行きを感じさせるように壁にも工夫が
施されています。
詳しくは「石庭の謎」のページをご覧ください。
http://www.ryoanji.jp/smph/garden/index.html
菜種油を混ぜた土で造られた油土塀によって囲まれ、
配置された石には苔が生えています。
時間が流れることによって変化した塀や石からは、
さびが感じられます。
龍安寺の石庭からは、
わびさびの美意識、世界観が味えます。
日本のブランド、デザインを考えるうえで、
理解しておくべき世界観です。