京都国立博物館が今日の話題です。

明日から始まる、
琳派誕生400年記念の展覧会「琳派 京を彩る」を
楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれません。

私の訪問時には名品ギャラリーのみの展示でした。
平成知新館は、昨年秋に開館した新しい建物です。

多くの博物館、美術館の設計を手がけた
谷口吉生さんの設計です。
気づけば当ブログでもいくつもご紹介しています。
MoMAレポート(1)
http://brand-design.seesaa.net/article/194816385.html
華と穏の表現技法事例(鈴木大拙館)
http://brand-design.seesaa.net/article/293335526.html
光と風と木々が芸術と響きあう清春芸術村(2)
http://brand-design.seesaa.net/article/407206515.html
ロビーは外の光を取り込み、開放感がありながら、
展示室や収蔵庫にある日本の重要な文化財をしっかりまもる、
文化財が主役で、建築は強く主張しすぎない
印象を持ちました。

名品ギャラリーの企画展で多くの仏像や
仏教に関する経典や絵を見ました。
1階にあった大日如来坐像などを見ていると、
寺にある仏像と光の当たり方も違いますし、
迫力もより一層感じました。
また、見る私の意識も神仏を見るというより、
文化や美術的な観点で見ることもあって、
近くで体の肉付きをじっくり見るなど、
新たな魅力を感じました。
日本の思想を形にしたものをたくさん見られます。
京都国立博物館は以前、方広寺がありました。
方広寺の柱の跡の印もありました。

明治古都館(本館)は、保存改修基本計画の検討と、
発掘調査を実施のため現在休館中です。

手前の像はロダンの考える人です。