かわさき産業デザインコンペ2015

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
かわさき産業デザインコンペ2015のレポートです。

1月29日に川崎市産業振興会館で
公開審査会が行われました。

かわさきコンペ201501.jpg

コンペは今年で第20回を迎えました。

101点の応募があり、
グランプリには藤丸祥次さんの
「Flip Stool」となりました。

かわさきコンペ201502.jpg
かわさきコンペ201506.jpg

ステップを内側にひっくり返して
収納できるデザインで、
脚立(ステップラダー)としてだけでなく、
サイドテーブルやラックとしても使用できる機能性と
たたずまいの美しさがよいですね。

優秀賞は4作品が選ばれました。
私が気にいった2作品をご紹介します。

ひとつは、板金の特性を活かした新しい生活用品
「bend-base 風にたなびく一輪挿し」です。

かわさきコンペ201504.jpg

風で花が揺れる一輪挿しです。
板も揺れることで光の反射が変わるので、
風にたなびくことで美しさが増す作品です。

より自然界に近い雰囲気が楽しめますよね。

掃除などの手間がかかりそうではありますが、
新しい提案をしたデザインだと思います。

もうひとつは、
博物館・美術館の館内員が使用する椅子
「maro-n(まろーん)」です。

かわさきコンペ201505.jpg

こちらも館内に溶け込む外観で、
座面や収納などの機能も優れている提案でした。

過去の入選作から商品化されたデザインも
いくつか展示されていました。

かわさきコンペ201503.jpg

川崎市の中小企業にとっては、
よい商品開発のアイデアになっています。

コンペの公開審査会の後に行われた
GKインダストリアルデザイン社長の
田中一雄氏の講演もお話に深みがあって
興味深いものでした。