デッサウのバウハウス校舎(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
先週に続いてデッサウのバウハウス校舎のレポートです。

建物に入るとすぐにビジターセンターがあります。

bauhaus006.jpg

近くのマイスターハウスとの入場券セットが13ユーロです。
日本語オーディオガイドが5ユーロ、
ガイドツアーの参加料が5ユーロ、
写真撮影許可料が4ユーロ、です。

気付いたら27ユーロも支払っていました。
商売上手です。

ビジターセンターの奥にデザインショップがあります。
デザイングッズや展示関連品が販売されています。

bauhaus007.jpg

マルセル・ブロイヤーのワシリーチェアなど
名作もありました。
スチールパイプで作られた世界初の椅子といわれています。

ワシリーチェアは、皮とパイプの椅子で
座り心地を実は疑っていたのですが、
座ってみたらさすが名作、良かったです。

ビジターセンターよりひとつ下の階には
カフェ・ビストロがありました。

bauhaus008.jpg
bauhaus009.jpg
bauhaus010.jpg

こちらの家具も良さそうなものばかりです。
コーヒーより家具目当てに入りたくなります。

アトリエ棟にはカフェテリアもありました。
何気なく使われているこちらの椅子も
マルセル・ブロイヤーの作品みたいです。

bauhaus011.jpg

また、半地下には
展示スペースもあり、企画展などをやっているようです。

bauhaus012.jpg

参加したガイドツアーの様子はまた次週に。

デッサウのバウハウス校舎(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
この夏にドイツへ行きました。
ドイツのデザインや芸術をご紹介します。

ドイツレポートの初回はデッサウのバウハウス校舎です。

bauhaus001.jpg

バウハウスは建築やデザインの教育を行った学校です。

1919年にドイツで設立され、
ナチスの影響で1933年に閉校しました。

しかし、わずか15年の中で、
モダニズム建築やモダンデザインに大きな影響を与えました。

デッサウ校舎は今も残っています。
デッサウはベルリンから電車で90分の街です。

建築家ヴァルター・グロピウスが初代校長で、
デッサウ校舎もグロピウスが設計しました。

グロピウスは次のように言ったそうです。

「各部分の具体性、そして機能を知るためには、
この建物の周りを歩いてみる必要がある。」

確かにぐるっと外を回ると、
外観からもさまざまな表情を見て取れます。

美しさと機能性、生産性の高さを
満たそうとするデザインや
挑戦的、実験的なデザインにあふれています。

工房ウイングには、大きなガラス窓や鉄のサッシの
カーテンウォールが採用されています。

bauhaus002.jpg
bauhaus004.jpg

軽やかで美しく、採光に優れています。

両サイドの工房ウイングや北ウイングの1階は、
やや地中に埋まっているのですが、
工房ウイングと北ウイングとつなぐブリッジは
ピロティの柱も高く、2.5階の位置にあるようです。

bauhaus005.jpg

アトリエ棟のバルコニーは、
住む人の気持ちを明るくさせる遊び心を感じます。

bauhaus003.jpg

校舎内のレポートは次週以降に続きます。

藤沢SSTの中にある湘南T-SITE

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
リオデジャネイロオリンピックで日本選手が頑張っていますね。
昨日は初の山の日でした。いかがお過ごしでしたか?

今日は夏休みらしく湘南の話題です。

「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(藤沢SST)」
は環境配慮や持続可能な街づくりを追求している
官民プロジェクトです。

スマートタウンは、エネルギーや情報ネットワークの
イメージがありますが、藤沢SSTは
コミュニティや遊ぶ、楽しむ要素も重視しています。

その暮らしを楽しむ視点で核となっている施設に
湘南T-SITEがあります。2014年12月にオープンしました。

湘南T-SITE01.jpg

湘南T-SITEは、代官山T-SITEの藤沢版です。
代官山T-SITEは以前ご紹介しました。

2013年09月27日:歩く時間が楽しい蔦屋書店
http://brand-design.seesaa.net/article/375915023.html

代官山T-SITEは、さわやかさで清々しい空気感ですが、
湘南T-SITEは敷地も広く、ゆったりとした感じです。

湘南T-SITE02.jpg

平日夕方に訪れたこともありますが、
適度に人がいる感じで、
混雑した印象はありませんでした。

休日は混雑しているかもしれません。

1号館から3号館までは、それぞれ

・趣味&ライフスタイル・テクノロジー
・スローフード&スローライフ
・子どもと過ごす豊かな時間

をテーマにつくられています。

さまざまな店舗がありますが、
蔦屋書店は1号館から3号館のすべてにあり、
それぞれで核店舗となっています。

湘南T-SITE03.jpg

蔦屋書店は他業態の店舗に関連したテーマの
書籍の売場を隣接して置いており、
店内を歩きながら自然に、雑誌や書籍と
商品・サービスの買物に誘導されてしまいます。

それぞれの店舗で品揃えに個性があったり、
店員に相談しながら購入できる良さがあります。

企画やディスプレイも面白く、
例えば1号館の湘南ラウンジには、
NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で
話題の「暮しの手帖」が昔の号からずらっと並んでました。

思わず手にとって見たくなりますよね。

複合業態の相乗効果の追求や、
商品の見せ方、訴え方の切り口がよいので、
マーケティング、デザイン、ディスプレイの視察に
ぜひ訪問をお勧めします。

ただし、店内での写真撮影は禁止なのでご注意を。

一方で湘南T-SITEは運営コストがかかりそうです。

都市部ではない立地で利益を出すのは
難しそうに思えましたが、
実験店舗としていた代官山で手ごたえがあったので、
出店したのでしょう。

カルチュア・コンビニエンス・クラブは、本を売って稼ぐより、
ショッピングモールの運営、ディベロッパーとして
テナント収入で成り立たせているのかもしれません。

隣にはCAR LIFE LABという、
車を中心とするライフスタイルを立体的に提案する
スペースもありました。

湘南T-SITE04.jpg

訪問時間が遅くて閉店していましたので
外観写真だけのご紹介です。

ガレージの中に車とその他の商品が
いろいろ置いてありました。

まるでお父さんのおもちゃ箱みたいで楽しそうです。

藤沢SSTに話を戻すと、スマートタウンとしては、
電動アシスト自転車のシェアや宅配ロッカーもありました。

新しいものや実験に満ちた街区です。

fujisawasst01.jpg

ビジネスチャンス・ナビ2020

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日は社長や営業部門の方は必見の情報です。
ビジネスチャンス・ナビ2020」のご紹介です。
https://www.sekai2020.tokyo/bcn/

ビジネスチャンスナビ2020.jpg

「ビジネスチャンス・ナビ2020」は、
東京都や国、オリンピック・パラリンピック関連、
民間企業の発注案件、調達情報を
まとめたポータルサイトです。

中小企業が仕事を受注できます。

東京2020オリンピック・パラリンピックの
開催を見据えて、今年4月に開設したサイトです。

開設したばかりなので、
発注、入札案件が800件以上あるのに対し、
登録企業数が2500と少なく本当にチャンスです。

サイトの使い勝手の良し悪しや受注できた企業の事例、
に関する情報は持っていないのですが、

企業が受注を希望する内容を登録しておけば、
入札や調達案件の情報がメールで通知されるそうなので、
便利だと思います。

東京都内の中小企業だけでなく、
全国の企業が登録できます。
(登録には審査が必要で数日要します。)

発注側でも登録できます。

サイトは、中小企業世界発信プロジェクト推進協議会事務局
(東京都中小企業振興公社)が運営しています。

東京都内の中小企業には、プロジェクトが他にも
さまざまな売上拡大の機会につながる支援をしていますので、
チェックしてみてください。