おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
この夏にドイツへ行きました。
ドイツのデザインや芸術をご紹介します。
ドイツレポートの初回はデッサウのバウハウス校舎です。
バウハウスは建築やデザインの教育を行った学校です。
1919年にドイツで設立され、
ナチスの影響で1933年に閉校しました。
しかし、わずか15年の中で、
モダニズム建築やモダンデザインに大きな影響を与えました。
デッサウ校舎は今も残っています。
デッサウはベルリンから電車で90分の街です。
建築家ヴァルター・グロピウスが初代校長で、
デッサウ校舎もグロピウスが設計しました。
グロピウスは次のように言ったそうです。
「各部分の具体性、そして機能を知るためには、
この建物の周りを歩いてみる必要がある。」
確かにぐるっと外を回ると、
外観からもさまざまな表情を見て取れます。
美しさと機能性、生産性の高さを
満たそうとするデザインや
挑戦的、実験的なデザインにあふれています。
工房ウイングには、大きなガラス窓や鉄のサッシの
カーテンウォールが採用されています。
軽やかで美しく、採光に優れています。
両サイドの工房ウイングや北ウイングの1階は、
やや地中に埋まっているのですが、
工房ウイングと北ウイングとつなぐブリッジは
ピロティの柱も高く、2.5階の位置にあるようです。
アトリエ棟のバルコニーは、
住む人の気持ちを明るくさせる遊び心を感じます。
校舎内のレポートは次週以降に続きます。