今年のデザインの話題としてはポケモンGOと
東京五輪・パラリンピックのエンブレムが
印象に残りました。
「ポケモンGO」は、ナイアンティックと
任天堂の関連会社のポケモンが、
共同開発したスマートフォン向けのゲームです。
拡張現実(AR)の技術が使われており、
現実の位置情報とゲームの世界が重なっています。
スマートフォンを持って街を歩くと、
ポケモンと会え、ポケモンを集めたり、
育てたりするゲームです。
移動しないとゲームが楽しめないしかけで、
ゲームによって、新しい場所へ出かける
動機を産みました。
ゲームに夢中になったまま移動する人もおり、
事故を誘発してしまう側面があることは
残念ですが、新しい技術の楽しみ方を
提示したことも事実だと思います。
もちろん、ヒットにはキャラクターや
ゲーム性の良さも大きいと思います。
ゲームはバージョンアップしていくようです。
よりよいゲームに進化することを期待します。
もうひとつの話題は、2020年東京五輪・
パラリンピックのエンブレムです。
最初に決定したエンブレムの撤回を
決めたのが昨年9月でした。
昨年の秋にエンブレムの公募を開始し、
今年の4月に最終候補4作品を発表しました。
そして4月25日に、野老朝雄(ところあさお)さん
がデザインした「組市松紋」(くみいちまつもん)
に決定しました。

日本らしい藍色と市松模様を活かしたデザインで、
精緻な造形も日本らしく思えます。
ちなみに、最終候補4案の中で
私が一番良いと思ったデザインでした。
エンブレムにこめられたメッセージなどは、
以下のURLをご覧いただくとよいです。
https://tokyo2020.jp/jp/games/emblem/
エンブレムが、どのように使われるかも大切です。
今後注目していきましょう。
今年一年間、当ブログにお付き合いいただき、
ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様、よい年をお迎えくださいませ。