おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今年2月24日から
プレミアムフライデーが始まりました。

プレミアムフライデーは、
月の最終金曜日の勤務を早めに切り上げて、
消費を促そうという官民企画です。
その効果を、総務省「家計調査」の日別支出データと
気象庁の東京の天気データから分析しました。
調査結果が下表です。
表は2回クリックして画面を切り替えると大きく表示されます。

プレミアムフライデーの2月24日は
2016年、2017年の2月の他の金曜日より、
「消費支出」と「一般外食」の金額は多く、
効果が少しあったようにも見えます。
ちなみに多くの企業が給料日としている25日は、
「こづかい(使途不明)」が多くなる傾向が見られます。
(参考までに昨年の2月25日木曜日のデータも載せました。)
2月24日は25日土曜日の前倒しで給与振込みをしている企業も
少なくないと思われ、その影響も大きそうです。
その次のプレミアムフライデー3月31日は、
月末、年度末と重なって休みにくかった状況ですし、
給料日は3月24日(金)だった企業も多いと思われるので、
消費支出への効果は小さかった可能性もあります。
3月の家計調査結果は来月に明らかになります。
2月だけでは、プレミアムフライデーの効果のある、なし、
を結論付けるにはデータが少なすぎますが、
次のプレミアムフライデー4月28日は大型連休前ですので、
中小企業は積極的にビジネスチャンスととらえましょう。
売上を伸ばせるのはチャンスに乗る企業です。
「余裕のある大企業だけ」「都会だけ」だけが休みだとしても、
その人たちの中の一部にでも
「面白い商品サービスがあったら買いたい」気持ちを
持つ人はいますから、
その人たちに喜んでもらえる商品・サービスを提供しましょう。
批判は評論家やマスコミに任せて、
商人(あきんど)の仕事に集中したいものです。
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損そん。」
プレミアムフライデー事務局のホームページから
ロゴマークの使用申請(無料)ができます。
https://premium-friday.com/使用許可が下りるのに数日かかりますのでお早めに。
コストはかけなくてもよいです。コスト倒れになるかもしれません。
知恵比べの競争です。