おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は目次をお届けします。
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2017年03月31日~2017年7月28日分
記事ナンバーとタイトル
620 目次(0601~0620)
619 AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展
618 小倉昌男 経営学
617 SHAKE SHACKは大人向けのおしゃれなハンバーガー店
616 AIがロゴをデザインする「Logojoy」
611~615はドイツのレポートです。
615 レジデンツ宮殿、自転車、ヴァイスヴルスト、ベルリンの壁
614 ヴィトラの家具がミュンヘン空港で体験できる
613 世界一有名なビアホール「ホフブロイハウス」
612 ドイツ博物館(2)
611 ドイツ博物館(1)
610 小さい企業も個人情報保護法の対象に
609 フリーフォントの源ノ明朝を使おう!
608 「デンマーク・デザイン」展
607 地域の人に愛される店作りをピーターパンから学ぶ
604~606は東京都中小企業振興公社での連続講座の案内です。
606 TOKYO起業塾実践コース「ビジネスプランの作り方」
605 TOKYO起業塾実践コース「売れる仕組み作り」
604 TOKYO起業塾実践コース「顧客の明確化」
603 プレミアムフライデーを家計調査と気象データで分析してみた
602 「ジュリスト」2017年4月号特集はブランド戦略と商標
601 ブログ新デザインに!
600 目次(0581~0600)
AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
パナソニック汐留ミュージアムで
「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」が
開催されています。
日本を代表するプロダクトデザイナーの個展です。
すべて写真撮影可の展示会です。
嬉しいですね。
撮影可となったのは、
展示品がすでに発売された商品ばかりだから
という理由だけではないと思います。
展示会の名前である「AMBIENT」は
「取り巻く」「周囲」といった意味です。
プロダクトだけを撮影しても、
このデザインの価値がわかりにくいところもあります。
製品を置くことによって、空間のたたずまいが
どう変わるかを展覧会会場で感じ取って欲しいのでしょう。
有名な、無印良品の壁掛式CDプレーヤーもありました。
デザインの背景を語る短文も、
半分くらいの展示にはありますので、
デザイン思想を言葉で学ぶこともできます。
時計と照明、椅子のデザインが多かったです。
空間に溶け込みながら、
人の心を動かすと私が思うデザインを
3点紹介します。
マルニ木工の「HIROSHIMA ラウンジチェア」です。
なめらかな形状と素材が、周囲になじみながら、
やさしい空気を発しています。
auの「INFOBAR」です。
とても話題になったデザインです。
錦鯉から連想したグラフィックは
自然な感じを残しながら、強い個性を放っています。
プラマイゼロの「加湿器」です。
加湿器のある空間が
やわらかく、しっとり感じられます。
会場の前には、深澤直人さんに関する映像も
流れていますし、
デザインへの考え方を学べる展示会です。
会期は10月1日までです。
パナソニック汐留ミュージアムで
「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」が
開催されています。
日本を代表するプロダクトデザイナーの個展です。
すべて写真撮影可の展示会です。
嬉しいですね。
撮影可となったのは、
展示品がすでに発売された商品ばかりだから
という理由だけではないと思います。
展示会の名前である「AMBIENT」は
「取り巻く」「周囲」といった意味です。
プロダクトだけを撮影しても、
このデザインの価値がわかりにくいところもあります。
製品を置くことによって、空間のたたずまいが
どう変わるかを展覧会会場で感じ取って欲しいのでしょう。
有名な、無印良品の壁掛式CDプレーヤーもありました。
デザインの背景を語る短文も、
半分くらいの展示にはありますので、
デザイン思想を言葉で学ぶこともできます。
時計と照明、椅子のデザインが多かったです。
空間に溶け込みながら、
人の心を動かすと私が思うデザインを
3点紹介します。
マルニ木工の「HIROSHIMA ラウンジチェア」です。
なめらかな形状と素材が、周囲になじみながら、
やさしい空気を発しています。
auの「INFOBAR」です。
とても話題になったデザインです。
錦鯉から連想したグラフィックは
自然な感じを残しながら、強い個性を放っています。
プラマイゼロの「加湿器」です。
加湿器のある空間が
やわらかく、しっとり感じられます。
会場の前には、深澤直人さんに関する映像も
流れていますし、
デザインへの考え方を学べる展示会です。
会期は10月1日までです。
小倉昌男 経営学
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ヤマト運輸が「宅急便」の値上げや
サービスの一部縮小を発表しています。
ヤマト運輸は「サービスが先、利益が後」
の理念を変えたのではないか、
と話題になりました。
そこであらためて、
宅急便の生みの親、小倉昌男さんの
「小倉昌男 経営学」を読みました。
「小倉昌男 経営学」
小倉 昌男 日経BP社
経営者の自伝としてたいへん名高い一冊です。
中小企業の経営者にもぜひ読んでいただきたいです。
経営戦略やマーケティング思考、
「宅急便」というネットワーク事業への取り組み方、
組織運営や労働組合との付き合い方、
情報システムへの投資についてなど、
自分の頭でどう考えて、どのように取り組んだか
書かれています。
たいへん聡明な方と思いますが、
情熱的で論理的で気高さも感じられる稀有な本です。
ベンチャー、起業家精神と大企業の経営者の
両方の立場も感じられます。
さて、ヤマトは小倉さんの「サービスが先、利益が後」の
理念を変えたのではないか、という点ですが、
本書第7章には、まとめると以下のような記述がありました。
原文とは異なり要約しています。
すなわち、私は、「サービスが先、利益が後」は
ネットワーク事業を成功させるため、
郵便小包と差別化するために、
サービス水準をあげ、潜在需要を掘り起こそうと
小倉さんがわかりやすく発信したものだと受け止めました。
局面が変われば、判断は変わります。
小倉さんの精神を
ヤマトが捨てたわけではないと思います。
需要が急増している中で、社員の幸せや
社内体制の整備が遅れているのであれば、
経営者が取るべき判断は変えるべきでしょう。
本書には「社員が先、荷物は後」「車が先、荷物が後」
という標語もありました。
値上げとサービス縮小を続けていては
経営にならないことは、ヤマトもわかっているでしょうから、
社内体制を整備したうえで、
いずれ先進的なサービスを行うような気がします。
ヤマト運輸が「宅急便」の値上げや
サービスの一部縮小を発表しています。
ヤマト運輸は「サービスが先、利益が後」
の理念を変えたのではないか、
と話題になりました。
そこであらためて、
宅急便の生みの親、小倉昌男さんの
「小倉昌男 経営学」を読みました。
「小倉昌男 経営学」
小倉 昌男 日経BP社
経営者の自伝としてたいへん名高い一冊です。
中小企業の経営者にもぜひ読んでいただきたいです。
経営戦略やマーケティング思考、
「宅急便」というネットワーク事業への取り組み方、
組織運営や労働組合との付き合い方、
情報システムへの投資についてなど、
自分の頭でどう考えて、どのように取り組んだか
書かれています。
たいへん聡明な方と思いますが、
情熱的で論理的で気高さも感じられる稀有な本です。
ベンチャー、起業家精神と大企業の経営者の
両方の立場も感じられます。
さて、ヤマトは小倉さんの「サービスが先、利益が後」の
理念を変えたのではないか、という点ですが、
本書第7章には、まとめると以下のような記述がありました。
原文とは異なり要約しています。
サービスとコストは二律背反の関係にあり、
経営者の仕事とは、そのときそのときで
どちらを優先するかを決断することに他ならない。
すなわち、私は、「サービスが先、利益が後」は
ネットワーク事業を成功させるため、
郵便小包と差別化するために、
サービス水準をあげ、潜在需要を掘り起こそうと
小倉さんがわかりやすく発信したものだと受け止めました。
局面が変われば、判断は変わります。
小倉さんの精神を
ヤマトが捨てたわけではないと思います。
需要が急増している中で、社員の幸せや
社内体制の整備が遅れているのであれば、
経営者が取るべき判断は変えるべきでしょう。
本書には「社員が先、荷物は後」「車が先、荷物が後」
という標語もありました。
値上げとサービス縮小を続けていては
経営にならないことは、ヤマトもわかっているでしょうから、
社内体制を整備したうえで、
いずれ先進的なサービスを行うような気がします。
SHAKE SHACKは大人向けのおしゃれなハンバーガー店
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
世界12カ国に展開しているハンバーガーレストラン、
SHAKE SHACK(シェイクシャック)をご紹介します。
ニューヨークから拡大していった店です。
アメリカでは、
マクドナルドの業績頭打ちとあわせて、
シェイクシャックの拡大が話題にもなりました。
日本では2015年11月に明治神宮外苑にオープンし、
その後、恵比寿、有楽町、新宿に出店しています。
株式会社サザビーリーグ 2015年2月18日ニュースリリース
「Shake Shack」の日本展開における独占契約を締結
http://www.sazaby-league.co.jp/news/detail/20150218_sazabyleague/
株式会社サザビーリーグ 2015年11月11日ニュースリリース
「Shake Shack」日本1号店グランドメニュー・日本限定商品を発表
http://www.sazaby-league.co.jp/news/detail/20151111_shakeshack/
有楽町で食事をする機会があったので、
少し混雑していましたが行きました。
注文すると呼び出しベルを渡されて、
10分ほど席で待っているとベルが鳴って、
カウンターに注文した品を取りに行きます。
写真はShackBurger(シャックバーガー)税抜680円と
Fries(フライズ)税抜280円です。
ドリンクを注文しなかったら、
店員さんが親切に水をくれました。
肉はホルモン剤を使用していない
アンガスビーフを使用しているそうです。
私は食の知識が乏しく、
よいポイントかわからないのですが、
他店への差別化ポイントにしています。
肉はジューシーで香ばしく、
美味しかったです。
メニューはほぼ英語です。
ソフトドリンクもありますが、
ビールやワインを積極的に売っています。
価格は他のハンバーガー店より高めです。
写真の2品で税込1000円を超えます。
ドリンクをつけるとさらに購入金額は上がります。
高齢者や子供には敷居が高いです。
ターゲットは都市部の会社員でしょう。
店舗デザインはカジュアルですが、
洗練された感じでもあり、女性客も多いです。
味だけでなく、デザインや雰囲気も
シェイクシャックの大きな魅力だと思います。
ニューヨークの魅力を
ほどよく日本に取り込んでいます。
日本にどの程度合わせるか、
立地選定やメニュー選びなど、
サザビーリーグの貢献も大きいと思います。
お酒も提供することで夜の需要も取り込んでいます。
現状の客層や価格帯を考えると、
マクドナルドのような大きなチェーンには
ならないかもしれません。
しかし、ターゲット設定やデザインは
中小企業のマーケティングとして
参考になることが多いです。
ブランド戦略や差別化戦略の見本になります。
世界12カ国に展開しているハンバーガーレストラン、
SHAKE SHACK(シェイクシャック)をご紹介します。
ニューヨークから拡大していった店です。
アメリカでは、
マクドナルドの業績頭打ちとあわせて、
シェイクシャックの拡大が話題にもなりました。
日本では2015年11月に明治神宮外苑にオープンし、
その後、恵比寿、有楽町、新宿に出店しています。
株式会社サザビーリーグ 2015年2月18日ニュースリリース
「Shake Shack」の日本展開における独占契約を締結
http://www.sazaby-league.co.jp/news/detail/20150218_sazabyleague/
株式会社サザビーリーグ 2015年11月11日ニュースリリース
「Shake Shack」日本1号店グランドメニュー・日本限定商品を発表
http://www.sazaby-league.co.jp/news/detail/20151111_shakeshack/
有楽町で食事をする機会があったので、
少し混雑していましたが行きました。
注文すると呼び出しベルを渡されて、
10分ほど席で待っているとベルが鳴って、
カウンターに注文した品を取りに行きます。
写真はShackBurger(シャックバーガー)税抜680円と
Fries(フライズ)税抜280円です。
ドリンクを注文しなかったら、
店員さんが親切に水をくれました。
肉はホルモン剤を使用していない
アンガスビーフを使用しているそうです。
私は食の知識が乏しく、
よいポイントかわからないのですが、
他店への差別化ポイントにしています。
肉はジューシーで香ばしく、
美味しかったです。
メニューはほぼ英語です。
ソフトドリンクもありますが、
ビールやワインを積極的に売っています。
価格は他のハンバーガー店より高めです。
写真の2品で税込1000円を超えます。
ドリンクをつけるとさらに購入金額は上がります。
高齢者や子供には敷居が高いです。
ターゲットは都市部の会社員でしょう。
店舗デザインはカジュアルですが、
洗練された感じでもあり、女性客も多いです。
味だけでなく、デザインや雰囲気も
シェイクシャックの大きな魅力だと思います。
ニューヨークの魅力を
ほどよく日本に取り込んでいます。
日本にどの程度合わせるか、
立地選定やメニュー選びなど、
サザビーリーグの貢献も大きいと思います。
お酒も提供することで夜の需要も取り込んでいます。
現状の客層や価格帯を考えると、
マクドナルドのような大きなチェーンには
ならないかもしれません。
しかし、ターゲット設定やデザインは
中小企業のマーケティングとして
参考になることが多いです。
ブランド戦略や差別化戦略の見本になります。