横浜の企業、アイディア・パークの商品
「ふえピタ」がキッズデザイン賞を受賞しました。

「ふえピタ」はリコーダーの穴を
押さえやすくするシールです。
子どもは手が小さく、指が器用に動きにくいので、
リコーダーの穴を上手に押さえられないことがあります。
「ふえピタ」は、エラストマー
という滑りにくい素材でできていて、
笛穴に合わせて貼ると
指がすべりにくく、音漏れを防いでくれます。

小学校3年生くらいから
リコーダーの授業があるみたいですが、
練習してもうまく吹けなくて落ち込んでいる
子どもも「ふえピタ」で
吹ける楽しさを感じているようです。
私も実際に「ふえピタ」を手にしましたが、
素材がよく、つくりがよいと感じました。
受賞したキッズデザイン賞は、
子どもに焦点を当てて、「安全・安心」
「感性や創造性」「育てやすい」を実現する
優れた製品やサービスなどを表彰する賞です。
NPOキッズデザイン協議会が主催していますが、
経済産業省、消費者庁、内閣府が後援しており、
最優秀デザインには「内閣総理大臣賞」もある賞です。
「ふえピタ」を発明して商品化したのは、
アイディア・パークの北村ゆかさんです。
起業家として、アイデアがあっても
商品化するのは大変なことです。
製造委託先や販売先も開拓しています。
その熱意と行動力は素晴らしいです。
商品化までかなり苦労されたようです。
ブランドやネーミング、工業デザイン、
リーフレットなどのグラフィックデザインも
よく考え、特許権や商標権を取得して
事業展開されています。

価格も主婦の目線で
税抜800円と設定したのもよいと思います。
価格を抑えたので、
利益をあげるのは大変ですが、
多くの人に手に取ってほしい
という気持ちからでしょう。
北村さんは人柄もよく、
まわりから好かれる魅力の持ち主です。
見習うことは多いです。
これからますます活躍されると思います。
【神奈川ビジネスUp To Date】ビジネスのヒゲ 2016.4.11放送