「ふえピタ」がキッズデザイン賞受賞

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜の企業、アイディア・パークの商品
ふえピタ」がキッズデザイン賞を受賞しました。

fuepita_tec01.jpg

「ふえピタ」はリコーダーの穴を
押さえやすくするシールです。

子どもは手が小さく、指が器用に動きにくいので、
リコーダーの穴を上手に押さえられないことがあります。

「ふえピタ」は、エラストマー
という滑りにくい素材でできていて、
笛穴に合わせて貼ると
指がすべりにくく、音漏れを防いでくれます。

fuepita_tec02.jpg

小学校3年生くらいから
リコーダーの授業があるみたいですが、
練習してもうまく吹けなくて落ち込んでいる
子どもも「ふえピタ」で
吹ける楽しさを感じているようです。

私も実際に「ふえピタ」を手にしましたが、
素材がよく、つくりがよいと感じました。

受賞したキッズデザイン賞は、
子どもに焦点を当てて、「安全・安心」
「感性や創造性」「育てやすい」を実現する
優れた製品やサービスなどを表彰する賞です。

NPOキッズデザイン協議会が主催していますが、
経済産業省、消費者庁、内閣府が後援しており、
最優秀デザインには「内閣総理大臣賞」もある賞です。

「ふえピタ」を発明して商品化したのは、
アイディア・パークの北村ゆかさんです。

起業家として、アイデアがあっても
商品化するのは大変なことです。

製造委託先や販売先も開拓しています。
その熱意と行動力は素晴らしいです。

商品化までかなり苦労されたようです。

ブランドやネーミング、工業デザイン、
リーフレットなどのグラフィックデザインも
よく考え、特許権や商標権を取得して
事業展開されています。

fuepita_tec03.jpg

価格も主婦の目線で
税抜800円と設定したのもよいと思います。

価格を抑えたので、
利益をあげるのは大変ですが、
多くの人に手に取ってほしい
という気持ちからでしょう。

北村さんは人柄もよく、
まわりから好かれる魅力の持ち主です。

見習うことは多いです。
これからますます活躍されると思います。

【神奈川ビジネスUp To Date】ビジネスのヒゲ 2016.4.11放送

講演「小さな会社の売れる仕組み作り -新規顧客を2倍にする販促チラシを作ろう-」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
東京商工会議所品川支部のセミナーで講演します。

タイトル:「小さな会社の売れる仕組み作り -新規顧客を2倍にする販促チラシを作ろう-

tokyoccishinagajpg.jpg

日時:平成29年9月20日(水)14:00~16:00
場所:品川区立中小企業センター2階 大講習室
主催:東京商工会議所品川支部
参加費:無料
定員:80名(先着順)

新しいお客様をつかむために有効な
チラシの作り方を中心にお話しします。

マーケティングの考え方から話しますので、
ホームページ制作などにも役立つ内容です。

以下のテーマを話す予定です。
・中小企業に必要なマーケティングの考え方
・お客様がお金を払うのはなぜか
・宣伝文句ネタを集める質問集
・チラシの役割を考える
・文字、色、チラシデザインの見本例
・デザイン投資を考える
・業種別の広告宣伝費
・デザイン費用の実例

お申込み・詳細は以下のURLをご覧ください。
http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-79727.html

スターバックス成功物語

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は山の日。夏休みの課題図書として
「スターバックス成功物語」をご紹介します。

スターバックス成功物語.jpg

「スターバックス成功物語」
ハワード・シュルツ、ドリー・ジョーンズ・ヤング 日経BP社

シュルツ氏はスターバックスの創業者ではありません。
別の方が創業したスターバックスを買収して
大きく成長させた経営者です。

今年4月にスターバックスの社長を退任し、
会長になったようです。

幾度の困難に負けず、情熱と誠意をもって経営に
あたってきたことが書かれています。

創業期だけでなく大企業になってからも、
経営者がどのような悩みを持ち、行動をとってきたか、
読者も一緒に追体験できるような本です。

経営者はとても勇気づけられると思います。

大きな志をもって、会社を大きく強くさせたい方には
ぜひお勧めしたい一冊です。

大きく成長させたいと考えていなくても、
経営理念、従業員との関係、ブランド、デザイン、
経営管理、リーダーシップのあり方など、
先輩経営者として彼の視点や心構えから
学べることはあるはずです。

経営理念やビジョンを
大切にしてきたのでしょう。

理念やビジョンが人々をひきつけ、
ブランドやデザインを
つくっていることがよくわかります。

ブランドについて述べている
第18章の内容をご紹介しましょう。

シュルツ氏は
ブランドの確立を目標に掲げたことはない、
と述べ、
広告にまわす資金がなかった、とも述べています。

素晴らしい企業を築き上げること、
製品が本物であること、
社員が情熱を抱くことに価値を見出す企業を
目指したそうです。

コーヒーに情熱を燃やす社員の育成に投資し、
ブランドを社員に浸透させることから始めました。

社員の知識と熱意、社員が顧客と結んだ関係が
強いブランドを築き上げた秘密だと語っています。

本書はシュルツ氏の熱意がこもっているためか、
ページ数も多いです。

序盤はシュルツ氏の生い立ちや
スターバックスとの出会いの話もあります。

ノウハウ本ではありません。

経営に関する話だけを読みたい人は、
序盤は軽く読み飛ばしてもよいですが、
ななめ読みでも構いませんので全体を読んで、
細かいテクニックではなく、
本質をつかんでほしいです。

交通広告の特長を知って上手に使う

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は交通広告の話です。

先日、株式会社キンコー様でお話を伺いました。

キンコー様は横浜市営地下鉄や横浜市営バスの
広告代理店です。

kinko-ad02.jpg

ラッピングバスや電車内の中吊り広告が有名ですが、
その他にもホームドアや駅に貼りだすポスター、
電車ドア付近のモニター広告など、
目にしている広告は多いと思います。

kinko-ad03.jpg

電車内の広告でも10種類もあります。
いろいろ教えていただきました。

どの場所にどのような広告を出すかは、
結構なノウハウです。

スペースの大きさや見る時間、
視認する人数が異なりますから、
広告の訴求内容やビジュアルも変えるべきです。

kinko-ad01.jpg

駅のポスターも、よい場所に貼りたいものです。

優秀な広告代理店の営業担当者に
いろいろノウハウを聞いて、
できるだけ良い場所に広告を出せると
地域密着型の事業は伸びると思います。

交通広告には接触頻度が高い特長があります。

通勤客へのアプローチには、
折込チラシやポスティングより向いていますし、
インターネット広告で検索してもらう手前の
広告としても有効だと思います。

認知度はブランド・エクイティのひとつの要素です。
良い商品、サービスができたら
認知させていくことを考えましょう。