ブレラ絵画館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ミラノのブレラ絵画館をご紹介します。

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1809年に設立されました。国立の美術館のようです。

15世紀から17世紀のイタリア絵画を中心に、
12世紀から19世紀の絵画が展示されています。

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有名な作品をご紹介します。

Andrea Mantegna(アンドレア・マンテーニャ)の
Cristo morto「死せるキリスト」です。
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私の記憶に一番残った絵です。

独特の角度や構図で、
亡くなり、倒れている姿が強調されています。

他の人気作品をご紹介します。

Giovanni Bellini(ジョヴァンニ・ベッリーニ)の
Madonna col Bambino「聖母子」
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Tintoretto(ティントレット)の
Il ritrovamento del corpo di san Marco
(The Finding of the Body of St Mark)
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Gentile e Giovanni Bellini(ジェンティーレ・ベッリーニ)の
Predica di San Marco in una piazza di Alessandria d’Egitto
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Piero della Francesca(ピエロ・デッラ・フランチェスカ)の
The Virgin with Child, Angels and Saints (Pala Montefeltro)
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Raffaello(ラフェエロ)の
The Marriage of the Virgin「聖母マリアの結婚」
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他にも有名な絵画がたくさんあります。

作品も多く、見ごたえはありますので、
急いでも1時間はかかると思ってください。

それほど混んでいないので、じっくり楽しめました。

北部イタリアでも時代や作風にも幅があり充実しています。

キリストや聖母、サンマルコ広場の描き方でも
いろいろな表現があることが感じ取れるはずです。

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ブレラ絵画館の開館時間(日本語ページ)
ブレラ絵画館の観覧料(日本語ページ)

入場料は10ユーロですが、
特別展を除き、毎月第1日曜日は無料です。

日本語のオーディオガイドやパンフレットはありません。

映画「74歳のペリカンはパンを売る。」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
先日、映画「74歳のペリカンはパンを売る。」を観ました。

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渋谷のユーロスペースで上映しています。

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1942年に創業した浅草の老舗ベーカリー「ペリカン」の
ドキュメンタリーです。

「商品は食パンとロールパンの2種類のみ」
と映画では説明している、珍しいパン屋です。

パン業界では知られているお店です。

ホームページなどを見ると、
実際はコッペパンもあって3種類あるようです。

近ごろは食パン専門店なども見かけるようになりましたが、
商品の種類がこれほど少なくて
ずっと店を経営してきたことは驚きです。

開業してしばらくは
ジャムパンやクリームパンなどもあったようです。

しかし、パン店の競争がある中で、
2代目店主がパンへの想いを
食パンとロールパンだけにつぎ込んで、
誰にも負けないパンをつくろうと考えたようです。

かつては、喫茶店やホテルへの卸売が
多かったようですが、
いまや小売も大人気で行列ができたり、
予約しないと売り切れることも良くあるようです。

毎日食べても飽きないようなパン、
無性に食べたくなるようなパンを目指した
求道心を感じます。

人は「飽きる」ので、
多くの場合、お客様も、作る側、売る側も
新しい商品を求めてしまいます。

2代目店主はお亡くなりになっているので、
その決断やパン作りへの情熱は
直接、映画で見聞きすることはできません。

映画は、ペリカンのファンや
引き継いだ現在の店主などの想いが中心です。

そして、浅草という地域のパン店であることに
焦点が当たっています。

食べてみたいですね。

パン作りの秘密や、経営ノウハウがわかる
ドキュメンタリー映画ではありません。

「ペリカン」を愛する、
パンを作る人と食べる人の想いと
浅草とともにある町のパン屋を見せる映画です。

大阪や名古屋でも上映される予定です。

フィンランド・デザイン展

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
フィンランド・デザイン展
府中市美術館で開催されています。

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フィンランド独立100周年を記念した展覧会です。

フィンランド独立以前の装飾芸術から
現在までの100年に及ぶ
フィンランドデザインを紹介しています。

フィンランドといえば、ムーミンや森と湖を
連想される方も多いでしょうが、
デザインを思い浮かべる人も多いです。

ロビーには、フィンランドデザインの椅子があり、
来館者がいろいろ座って楽しんでいました。

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エーロ・アールニオの「ボールチェア」や、
子ども向けの椅子などです。

ボールチェアに座りました。

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未来を感じさせる人工的な球体に、
体を預けると視界が変わり、
自分の基地に入った感じです。

建築家アルヴァ・アアルトの「アームチェア」も
座面が適度にしなって、自然の風合いと
心地よさを感じました。

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展示室内は写真撮影ができませんので、
画像をお見せできず残念です。

次のデザインなどが展示されています。

エーロ・アールニオの「バブルチェア」
参考URL
https://metrocs.jp/products/detail/265

マリメッコ(Marimekko)のデザイナー、
マイヤ・イソラの「ウニッコ」(ケシの花)
参考URL
http://www.marimekko.jp/the-brand/designers/maija-isola

イッタラのガラス製品

トーベ・ヤンソンのムーミンの原画

他にも素敵なデザインがたくさんありました。
見入ってしまいました。お勧めです。

フィンランドに行きたくなりました。
豊かな森に通じるデザインが多いです。

府中市美術館では10月22日まで。
その後、宮城へ巡回します。

ちなみに、フィンランドのデザインを
当ブログで取り上げるのは2度目です。
5年前の記事を参考までに。

2012年12月14日:「森と湖の国フィンランド・デザイン」展
http://brand-design.seesaa.net/article/307322377.html

ミラノの家具と木工彫刻美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は、ミラノの家具と木工彫刻美術館
(Museum of Furniture and Wooden Sculpture)
をご紹介します。

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先週、ご紹介したスフォルツェスコ城博物館にあります。

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19世紀から20世紀の家具が多かったです。

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インパクトがあった展示は、下の写真、
カルロ・モリーノ(Carlo Mollino)の机「Cavour」でした。

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エットレ・ソットサス(Ettore Sottsass)のメンフィス
の本棚やたんすもあります。

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17世紀の鏡や椅子も展示されていました。

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イタリア北部、ミラノやトリノなどの
装飾や工芸の優れたデザインを見られます。

絵画館も隣接しています。
一緒に楽しんではいかがでしょうか。