フィレンツェにあるウフィツィ美術館をご紹介します。

ウフィツィ美術館は
メディチ家のコレクションが展示されています。

人の少ない時間帯にゆっくり見たい私は
朝早い時間に予約して行きました。
人気の美術館です。予約をお勧めします。

人気の作品をご紹介します。
ジョットの「荘厳の聖母(オニサンティの聖母)」です。
1306~1310年ごろのテンペラ画です。

大きな絵で、背景がキラキラ輝いています。
写真右下が人が通る出入り口ですから、
その大きさがわかると思います。
特別に素晴らしく見えないかもしれませんが、
この時代に、遠近感があって、
自然で写実的な絵を描いたジョットは
新しい表現手法を提示したと言えるそうです。
絵画の世界に衝撃を与えたのでしょう。
「西洋絵画の父」とも呼ばれています。
ウフィツィ美術館で一番有名な絵画は
ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」でしょう。
この記事冒頭の画像の絵画です。

女神や神話の美しさを表現する
最高の作品のひとつだと思います。
「ヴィーナスの誕生」の近くに
「春(プリマベーラ)」があります。
同じくボッティチェッリの作品です。

謎を秘め、さまざまな解釈を巻き起こしている名画です。
右にいる青白い、
西風の神ゼピュロスは怖くも見えます。
特に大切なコレクションを飾っていたらしい部屋は
部屋の装飾も素敵です。

ミケランジェロの「聖家族」です。
ミケランジェロの持ち運べる絵として貴重な作品です。
装飾の施された丸い額も特徴があります。

ラファエロの自画像です。

レオナルド・ダヴィンチの「受胎告知」です。


暗い部屋でスポットライトをあてた劇的な展示が
なされていました。
前のソファに座ってじっくり鑑賞しました。
カラヴァッジョの「メドゥーサ」です。

丸くて中央が膨らんでいる立体的な盾に描かれています。
鏡のような盾をもって
メドゥーサを退治にいった話をモチーフにした作品です。
首を切られて驚いたメドゥーサ自身の姿が
盾に映っているところを絵にしたようです。
同じくカラヴァッジョの「バッカス」です。
酒の神バッカスを退廃的に描いています。

大きな美術館です。
ポイントをしぼって鑑賞すれば2時間くらいで回れます。

館内にはカフェテリアとミュージアムショップがあります。
レストランやカフェが充実しているとよいのですが、
美術館の大きさの割にはあっさりしています。
日本語のオーディオガイドもあります。
オーディオガイドは結構充実しているのでお勧めします。