知財教材「デザイナーが身につけておくべき知財の基本」

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。

特許庁が昨年秋に
「デザイナーが身につけておくべき知財の基本」
という教材を公開しました。
https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/chizai_kyozai-designer-kihon.htm

jpodesigntext01.jpg

この教材は主にデザインを学ぶ大学生向けの
講義で使えるようなパワーポイントスライドです。

著作権が特許庁にあることを示し、非営利であれば、
スライドを改変したり、複製できたりします。

15コマに沿ったスライドで、
以下のようなことが学べます。

・デザインに関わる知的財産権
・デザインとビジネス
・J-Platpatを利用した意匠権の権利調査
・デザインに関する契約に関する知的財産権のポイント

内容は「基本」から始まりますが、
初心者には難しい発展的な内容も含まれています。

知的財産権を初めて学ぶ人は
スライドだけを読んで理解するのは難しいかもしれません。
補足説明が欲しくなるでしょう。

楽しく、わかりやすく理解してもらうには
講義する側の力量が問われます。

デザインと知財の実務に詳しくないと、
面白い講義にするのは難しそうです。

しかし、かなり本格的な教材です。
私は2年前までは日本デザイナー学院の講師をしていました。
この教材があったら私も使いたかったです。

プロのデザイナーや、デザインを発注する中小企業側に
とっても役に立つ内容と思います。
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:34Comment(0)知的財産権