イタリアの食のレベルは期待通り!

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
イタリアの食事で気づいたことをご紹介します。
まずはパスタとピザからお話しします。

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日本では細長い麺のパスタはスパゲッティと呼びますが、
イタリアではパスタ麺の太さによって、
スパゲッティやカッペリーニなど呼び名が変わります。
たくさんの種類がありました。いろいろ選べます。

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カルボナーラの有名な店で食べました。
盛り付けは大雑把で右端に麺が飛び出た状態で出てきました。

味は濃厚ですが、日本より甘さや牛乳らしさは抑えめで、
コショウがきいた大人の味です。

いくつかスパゲッティを食べましたが、
これが本場のアルデンテなのか、しっかり芯が残っています。
日本よりも麺が硬く感じる店ばかりでした。

ピザはいたるところで売っています。

焼いたピザをホットショーケースに入れて保温販売している
ファストフード店などでは、
4ユーロくらいからあって安かったですが、味はいまひとつでした。

しかし、良い店に行って焼きたてを食べるとやはり美味しいです。

フィレンツェの夕食では中央市場はお勧めです。

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2階にフードコードがあります。

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ここで、焼きたてのマルゲリータ(12.5ユーロ)を
食べましたが美味しかったです。

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シーフードや肉を焼く店などもあります。

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カプチーノやラテもイタリアが本場です。
安くて美味しいです。

スターバックスはイタリアのカフェに影響を受けて店を始めました。
世界中にあるスターバックスも
イタリアでは苦戦を見込んでいるのか見かけませんでした。

高速鉄道の中にもカフェがあり、
空港の搭乗口の近くにもカフェがあり、
ホテルでもエスプレッソ自動販売機があります。

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上の写真はローマのカフェで3ユーロ。
下の写真は鉄道ユーロスター内のカフェで2ユーロ。

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空港の立ち飲みカフェも2ユーロくらいだったと思います。

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安いのにどこもとても美味しいです。
レベルが高く、はずれはありませんでした。

ジェラートもイタリアの名物です。

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日本のアイスと違って牛乳の成分が少なく、
果物などの味がしっかりしてさわやかです。

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暑い時期に行ったので、すぐに溶け始めている写真ばかりです。
ピスタチオやレモンのジェラートがとても美味しく、
日本ではなかなか食べられない味でした。

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カップに2玉だと、3~3.5ユーロの店が多かったですが、
スペイン広場近くの有名店で
コーンにのせてもらったら9ユーロでした。

イタリア人はカットフルーツやジェラートが好きみたいです。

最後に、ヴェネツィアにはスペインのバルのような
bacaro(バーカロ)という立ち飲み居酒屋があります。

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ワインとチケッティ(つまみ)を楽しみます。
チケッティは、パンの上にちょっとした料理を乗せた
タルティーナという料理だと1.5ユーロくらいでとても安いです。

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上の写真のタルティーナ2つとワイン1杯で10ユーロもしません。
店をはしごして楽しめます。
日本の立ち飲み屋と似ていて、あまり長居はしません。
大衆的でいいですね。

イタリアグルメのレベルは高いです。
ちょっとした店でもかなり美味しいです。

イタリアの製品デザインと書体デザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
イタリアのデザインで印象的に感じたことを記します。

まずはヴェネツィアングラスです。
ヴェネツィアのムラーノ島で作られるガラス工芸が有名です。

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リアルト橋周辺の店でもコップから、
オブジェまでさまざまなものを販売していました。
色のつけ方が素敵でした。

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コップで安いものは10ユーロくらいからありますが、
写真で目立っているオブジェなどは1500~3000ユーロと高いです。
ピアスやペンダントは小さいので安いです。

製品デザインは、優美で柔らかな曲線が印象的でした。
美しさや楽しさ、欲や遊び心を刺激するデザインです。

ミラノのスフォルツェスコ城博物館の装飾芸術美術館にあった
テーブルウェアの金属工芸品です。

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スフォルツェスコ城博物館の家具と木工彫刻美術館にあった
カルロ・モリーノ(Carlo Mollino)の机「Cavour」は流れがあって優美です。
それでいてきちんと使えそうです。

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足は細く、壊れやすそうですし、
ガラスの角にぶつけたら危なそう、
と思うのですが、それでも魅力を感じます。

文字や書体のデザインは、
繊細でキレがあったり、メリハリがある印象を受けました。

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バスに記されているローマ市のロゴは、
線は細くてもOの線のふくらみが左下と右上にあって、
こちらも流れを感じさせます。

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ミラノ市のロゴは手書き風の歴史を感じさせるものでした。

パソコンでは斜体にすることをItalic(イタリック)体と言いますが、
本場のItalicを探すと、
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の
「最後の晩餐」の案内文がそうではないかなと思いました。

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斜めに傾いているのですが、筆記体のような流れがあります。
店名などの固有名詞以外に文章になっている書体は
本場イタリアでもあまりなかったです。

ミラノのリストランテSAVINI(サヴィーニ)のロゴは
文字間の詰め方が格好良かったです。

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パラペットではAとVが重なりそうなくらい文字間を詰めていますが、
ジェラートのカップでは文字間をかなり空けています。
まったく違うのに、バランスがよく格好良く見えます。

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このあたりがイタリア、ミラノのデザインセンスの高さなんでしょう。

下の写真は、イタリアの新聞「La Repubblica」(ラ・レップブリカ)です。

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見出しは、OやQのふところは大きく取りながらも文字間は目いっぱい詰めています。
イタリアでは文字をきっちり詰めているタイポグラフィーが多く見られました。

イタリアのショップデザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はイタリアの店舗やディスプレイのデザインを見ていきます。

ローマの市場として、カンポ・デ・フィオーリ広場があります。
朝から昼まで賑わっています。

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フィオーリは「花」を意味するそうです。生花店もありました。

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八百屋やパスタ店、チーズ店もありました。
チーズは25~40ユーロ/kgのものが多かったです。

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市場はにぎやかで楽しいですね。
陳列も整っているというより、ドンと積み上げた勢いを感じます。

下の写真はミラノの街中にあった食品小売店です。
こちらでも肉やチーズは量り売りしているようです。

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レストランを見ると、道路に席を設けている店も多いです。
ローマのピッツェリアです。

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リストランテは高級なレストランというイメージだったのですが、
外にはみ出て気軽な様子のレストランも見られました。

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下の写真はフィレンツェですが、やはり同じように
道路に席を設けているリストランテをいくつか見ました。

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高級ブランド店のショーウィンドウも見ましょう。

フィレンツェのサルヴァトーレ・フェラガモです。
フィレンツェはサルヴァトーレ・フェラガモの本社があるようです。

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ファッションの街、ミラノのショーウィンドウも見ましょう。
ミラノのフェンディと左はサルヴァトーレ・フェラガモです。
色の組み合わせが華やかで、おしゃれなデザインですね。

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ミラノのグッチです。

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ブルガリでは女性が自撮りしていました。

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世界中から買い物客が集まってきているようです。
買った記念に嬉しくて自撮りしたのかもしれません。

最後にミラノの紳士服店のディスプレイです。

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スーツが格好よいですが、どのマネキンも靴下を履いていませんでした。
石田純一さんのスタイルはよいのでしょうね。

私は素足に靴は汗が気持ち悪いので、
おしゃれじゃなくても靴下を履きたいです。

カピトリーニ美術館でローマの歴史を感じる

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
カピトリーニ美術館を紹介します。

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カピトリーニ美術館は、
1471年にシスト4世がブロンズ像を
ローマ市民に寄贈して誕生した美術館で、
一般市民に公開された美術館としては世界最古と言われています。

カピトリーニ美術館は、
複数の美術館と博物館がまとまった複合型の美術館です。

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紀元前の彫刻から、18世紀ぐらいまでの絵画の美術作品、
昔の建物の遺跡や記録などの展示品があります。

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フォロ・ロマーノがきれいに見える眺めの良い場所もあります。

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有名な作品を紹介すると、
「マルクス・アウレリウス帝の騎馬像」
美術館の前にあったものはレプリカで、本物はこちらです。
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ローマ建国の話にかかわる「カピトリーノの雌狼」
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カラヴァッジョ「女占い師」
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ベルニーニ「メドウーサ」
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15ユーロと入場料は安くありませんが、
複合美術館で広くて見応えがあります。
ローマの歴史と美術が感じられます。

ローマ現代美術館(MACRO)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ローマ現代美術館(MACRO、Museo d’Arte Contemporanea Roma、マクロ)をご紹介します。

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こちらはローマ市立の美術館で、歴史もあるようです。

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中に入ると、巨大な赤い立体物や吹き抜けがあります。
右手にまっすぐ先に進むと、チケット売場と書店があります。

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私の訪問時には「CROSS THE STREETS」
という企画展が開催されていました。10ユーロ。

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あまり来場者はいませんでした。

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屋外スペースにも展示はなく、
訪問タイミングが良くなかったみたいです。

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下の写真はエレベーター内の案内板です。

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2階にも展示室があり、カフェもあります。
中庭から差し込む光が落ち着きます。

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写真には写っていませんが、カフェの内装は現代アートでしたね。

3階はテラスとレストランです。
私は夕方に訪問したため、レストランは閉まっていました。

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地下鉄駅からは歩きます。
バスに乗っていくとよいですが、
いまチケットを買おうとするとwebサイトでは
18ユーロするみたいですので、
現代美術のファンでもなければ、お勧めはしにくいですね。

ホームページで企画展の情報を確認してから行くとよいでしょう。