こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2018のレポートの続きです。
グッドデザイン・ベスト100の会場は今年もにぎわっていました。
私が注目したデザインをご紹介します。
グッドフォーカス賞(技術・伝承デザイン)を受賞した、
株式会社ニットーのウェアラブルチェア「アルケリス」です。
身に着けて歩ける椅子です。
足に装着して歩けるのですが、
腰を軽く落とすと座れます。
アルケリスは医師が手術の時に
中腰の姿勢で座れるので、体幹が安定し
細かい手先の作業がしやすくなります。
長時間の立ちっぱなしは、
医師の肉体的な負担になりますが、
この負担を軽減できることは魅力ですね。
横浜の中小企業の製品です。応援したいです。
次はパナソニックの離床アシストロボット
「リショーネPlus XPN-S10601」です。
電動ベッドの一部が車いすになります。
ベッドから車椅子への移乗介助が一人で
できるようになり、介助者の負担が減ります。
素晴らしいです!
次は、スターバックスコーヒーの
「リージョナルランドマークストア」です。
地域の象徴となる場所に建築され、
訪れる人々が
その地域の歴史や伝統工芸、文化、
産業の素晴らしさを再発見して、
地域へ絆を感じられるようにデザインしています。
写真は弘前公園前店と鹿児島仙巌園店です。
弘前は登録有形文化財の建物で和洋折衷の建築デザインです。
刺繍の工芸がクッションに施されていたり、
ブナを使った照明など、弘前の伝統や文化を取り入れています。
鹿児島も同様に地域の歴史、文化、産業の魅力が詰まっています。
現在、リージョナルランドマークストアが18店あるようですが、
旅行とカフェ巡りが好きな人は、
すべて行きたいと思うかもしれません。
それぞれの個性を活かしながら、
スターバックスらしさもどこかにある店舗にするのは
デザイン力が高いと思います。
スターバックスブランドの魅力向上にもなっています。
次は、コクヨのオフィス防災備蓄システム
「パーツフィット」です。
箱の大きさはオフィスに入れやすいものに。
カラーのタグ、イラスト、英語表記など
グラフィックデザインも整理されています。
デザインにまだ改善の余地はあると思いましたが、
こうしたデザインは企業の備蓄を促すと思います。
最後に弁護士ドットコムの電子契約システム
「クラウドデザイン」です。
契約書の作成、押印、保存は、面倒に思っていました。
たくさん契約がある会社では、管理や探す手間もあります。
契約書をネットにアップして、
電子署名によって契約できる仕組みは、
生産性の向上につながりそうです。
月10件の契約書の送信までは無料で、
それを超えると月額1万円以上しますが、
印紙税が不要になりますから、中小企業にも人気が出そうです。
優れたデザインを見ると、未来への希望が持て元気が出ます。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2018(1)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2018
(グッドデザイン賞受賞展)に行きました。
10月31日から11月4日の間、
東京ミッドタウンにて開催されました。
私が注目したデザインをご紹介します。
今年のグッドデザイン大賞は
「おてらおやつクラブ」です。
NPOおてらおやつクラブの活動です。
「おてらおやつクラブ」は、
お寺にお供えされる「おそなえ」を、
仏さまからの「おさがり」として頂戴し、
子どもをサポートする支援団体の協力の下、
経済的に困難な状況にあるご家庭へ
「おすそわけ」する活動です。
活動趣旨に賛同する全国のお寺と、
子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、
お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。
980の寺院がこの活動に参加しています。
お寺の存在価値や仏教の利他精神につながる活動だと思います。
寺院と支援と必要とする人を結びつける活動は素晴らしいです。
越後妻有アートトリエンナーレは
グッドデザイン金賞を受賞しました。
越後妻有(えちごつまり)で2000年から
開催される3年に1回の芸術祭です。
地域に内在する価値をアートを媒介に掘り起こし、
その魅力を高め、
世界に発信することで、
地域再生の道筋を築くことを目的としています。
3年に1回だけでなく、恒久展示作品や
通年の取り組みも通じて、
地域の魅力を発信しています。
今年のトリエンナーレには58万人の人が来たそうです。
私も昔からずっと行きたいと思っています。
3年後、仕事と調整して行こうと思います。
次は、グッドデザイン・ベスト100に入った
三井化学のTouchFocus(タッチフォーカス)です。
遠近両用メガネですが、
メガネのテンプル(つる)のスイッチを押すと、
遠近の切り替えができ、近くが見やすくなります。
既存の遠近両用メガネにある
「階段や運転時の距離感がつかみづらい」不満を解決し、
広い視野で、遠くや近くが見やすくなります。
これは便利そうです。私も近くお世話になるかも。
続いてキヤノンのスピードライト470EX-AIです。
被写体に影を作らないように柔らかく光を当てる、
バウンスライティングを自動でできる外部ストロボです。
フルオート機能では、被写体と天井との距離を
それぞれ測って、AIが適切な角度で発行します。
セミオート機能は、自分で設定したバウンス角を
ストロボが記憶して、カメラを縦に傾けても
設定した角度に自動で調整されます。
使い勝手がよく重宝しそうです。
本日最後にご紹介するのは、
Joseph Joseph(ジョセフジョセフ)のクラッシュボックスです。
ゴミを上から押し潰して3分の1にまで体積を圧縮できるごみ箱です。
実際にハンドルを押し込んでみましたが、
単に手で押すよりも衛生的で、力も加えやすそうです。
まだご紹介したいデザインはあります。続きは来週に。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2018
(グッドデザイン賞受賞展)に行きました。
10月31日から11月4日の間、
東京ミッドタウンにて開催されました。
私が注目したデザインをご紹介します。
今年のグッドデザイン大賞は
「おてらおやつクラブ」です。
NPOおてらおやつクラブの活動です。
「おてらおやつクラブ」は、
お寺にお供えされる「おそなえ」を、
仏さまからの「おさがり」として頂戴し、
子どもをサポートする支援団体の協力の下、
経済的に困難な状況にあるご家庭へ
「おすそわけ」する活動です。
活動趣旨に賛同する全国のお寺と、
子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、
お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。
980の寺院がこの活動に参加しています。
お寺の存在価値や仏教の利他精神につながる活動だと思います。
寺院と支援と必要とする人を結びつける活動は素晴らしいです。
越後妻有アートトリエンナーレは
グッドデザイン金賞を受賞しました。
越後妻有(えちごつまり)で2000年から
開催される3年に1回の芸術祭です。
地域に内在する価値をアートを媒介に掘り起こし、
その魅力を高め、
世界に発信することで、
地域再生の道筋を築くことを目的としています。
3年に1回だけでなく、恒久展示作品や
通年の取り組みも通じて、
地域の魅力を発信しています。
今年のトリエンナーレには58万人の人が来たそうです。
私も昔からずっと行きたいと思っています。
3年後、仕事と調整して行こうと思います。
次は、グッドデザイン・ベスト100に入った
三井化学のTouchFocus(タッチフォーカス)です。
遠近両用メガネですが、
メガネのテンプル(つる)のスイッチを押すと、
遠近の切り替えができ、近くが見やすくなります。
既存の遠近両用メガネにある
「階段や運転時の距離感がつかみづらい」不満を解決し、
広い視野で、遠くや近くが見やすくなります。
これは便利そうです。私も近くお世話になるかも。
続いてキヤノンのスピードライト470EX-AIです。
被写体に影を作らないように柔らかく光を当てる、
バウンスライティングを自動でできる外部ストロボです。
フルオート機能では、被写体と天井との距離を
それぞれ測って、AIが適切な角度で発行します。
セミオート機能は、自分で設定したバウンス角を
ストロボが記憶して、カメラを縦に傾けても
設定した角度に自動で調整されます。
使い勝手がよく重宝しそうです。
本日最後にご紹介するのは、
Joseph Joseph(ジョセフジョセフ)のクラッシュボックスです。
ゴミを上から押し潰して3分の1にまで体積を圧縮できるごみ箱です。
実際にハンドルを押し込んでみましたが、
単に手で押すよりも衛生的で、力も加えやすそうです。
まだご紹介したいデザインはあります。続きは来週に。
国際デザイン&広告賞「D&AD賞」特別レクチャー
こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
国際デザイン&広告賞「D&AD賞」のセミナーに行きました。
セミナーは、GOOD DESIGN EXHIBITION 2018の中で
国際デザイン&広告賞「D&AD賞」特別レクチャー
として開催されました。
第1部は「Creativity for Excellence - 卓越した創造力」
として、D&AD 最高執行責任者のDara Lynch氏の講演でした。
D&ADの紹介やデザイン、広告のトレンドの話がありました。
D&AD(Design & Art Direction)は、1962年にイギリスの
非営利団体として創立されました。
デザインと広告の発展、支援を目的に
創設されたD&AD賞は審査も厳しいです。
約80か国から約20,000作品の応募があり、
受賞は700作品程度です。
国別では日本は米国や英国に次いで3番目に多い受賞数のようです。
webサイトでは48の受賞がありました。
ちなみに今年の日本の受賞作品を例示として、リンクを貼ります。
ご参考まで。
https://www.dandad.org/awards/professional/2018/graphic-design/26936/laforet-grand-bazar-2017-summer/
https://www.dandad.org/awards/professional/2018/product-design/27139/cogy-wheelchair/
広告は、時代を切り取って映し出すところもあります。
今はグローバル化、難民・移民の受け入れ、
人間や文化の多様性、自国第一主義、
といったものを意識した広告やデザインが
現在のトレンドになっているようです。
第2部は「Creative Directors In Conversation-審査会から見た世界のデザイン」
として、中村至男氏(D&AD賞 グラフィックデザイン部門審査員)、
堀宏行氏(D&AD賞 デジタルデザイン部門審査員)、
Tommy Li氏(2016年D&AD賞グラフィックデザイン部門審査員/AGI中国代表)、
菅付雅信氏(モデレーター)のパネルディスカッションでした。
審査の特徴について話してくれました。
審査員も50か国から250名、男女もおよそ半々で多面的な評価をしています。
D&AD賞の審査の特徴として、審査員による議論が多いと話していました。
まるまる3日間ディスカッションするらしいです。
審査基準は次の3つですが、
An original and inspiring idea.
Exceptionally well executed.
Relevant to its context.
おおざっぱに解釈すると、
独創的であること、
丁寧に作られていること、
時代や社会・文化の流れを意識したものであること、
という感じです。
コンテクスト評価の難しさが語られていました。
その土地由来なものが外国では新鮮に映ります。
例えば、日本では魚拓になじみがあるが、
外国の審査員には刺激的に見えるようです。
世界中から審査員を集めて、
ディスカッションすることで
その地域の文化も理解しながら
審査するよう努めています。
私は最近、消費において、
文化の香りを与えることの魅力を感じます。
広告で楽しく美しい生活の提案ができるとよいですね。
11月から来年のD&AD賞のエントリーが始まっていました。
https://www.dandad.org/en/d-ad-awards/
審査料は応募する部門によって異なり、
数万円から10万円を超える部門もあります。
これからも日本のクリエイティブが
世界に積極的に発信されることを期待したいです。
国際デザイン&広告賞「D&AD賞」のセミナーに行きました。
セミナーは、GOOD DESIGN EXHIBITION 2018の中で
国際デザイン&広告賞「D&AD賞」特別レクチャー
として開催されました。
第1部は「Creativity for Excellence - 卓越した創造力」
として、D&AD 最高執行責任者のDara Lynch氏の講演でした。
D&ADの紹介やデザイン、広告のトレンドの話がありました。
D&AD(Design & Art Direction)は、1962年にイギリスの
非営利団体として創立されました。
デザインと広告の発展、支援を目的に
創設されたD&AD賞は審査も厳しいです。
約80か国から約20,000作品の応募があり、
受賞は700作品程度です。
国別では日本は米国や英国に次いで3番目に多い受賞数のようです。
webサイトでは48の受賞がありました。
ちなみに今年の日本の受賞作品を例示として、リンクを貼ります。
ご参考まで。
https://www.dandad.org/awards/professional/2018/graphic-design/26936/laforet-grand-bazar-2017-summer/
https://www.dandad.org/awards/professional/2018/product-design/27139/cogy-wheelchair/
広告は、時代を切り取って映し出すところもあります。
今はグローバル化、難民・移民の受け入れ、
人間や文化の多様性、自国第一主義、
といったものを意識した広告やデザインが
現在のトレンドになっているようです。
第2部は「Creative Directors In Conversation-審査会から見た世界のデザイン」
として、中村至男氏(D&AD賞 グラフィックデザイン部門審査員)、
堀宏行氏(D&AD賞 デジタルデザイン部門審査員)、
Tommy Li氏(2016年D&AD賞グラフィックデザイン部門審査員/AGI中国代表)、
菅付雅信氏(モデレーター)のパネルディスカッションでした。
審査の特徴について話してくれました。
審査員も50か国から250名、男女もおよそ半々で多面的な評価をしています。
D&AD賞の審査の特徴として、審査員による議論が多いと話していました。
まるまる3日間ディスカッションするらしいです。
審査基準は次の3つですが、
An original and inspiring idea.
Exceptionally well executed.
Relevant to its context.
おおざっぱに解釈すると、
独創的であること、
丁寧に作られていること、
時代や社会・文化の流れを意識したものであること、
という感じです。
コンテクスト評価の難しさが語られていました。
その土地由来なものが外国では新鮮に映ります。
例えば、日本では魚拓になじみがあるが、
外国の審査員には刺激的に見えるようです。
世界中から審査員を集めて、
ディスカッションすることで
その地域の文化も理解しながら
審査するよう努めています。
私は最近、消費において、
文化の香りを与えることの魅力を感じます。
広告で楽しく美しい生活の提案ができるとよいですね。
11月から来年のD&AD賞のエントリーが始まっていました。
https://www.dandad.org/en/d-ad-awards/
審査料は応募する部門によって異なり、
数万円から10万円を超える部門もあります。
これからも日本のクリエイティブが
世界に積極的に発信されることを期待したいです。
インテリアデザイン展示会「スペイン色彩の静物」
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペイン大使館での展示会
「スペイン色彩の静物 Spanish Chromatic Still Lifes」に行きました。
スペインのインテリア、
家具や照明器具、ラグと張り地の展示会で、
10月30日から11月1日までの短い会期でした。
スペイン貿易投資庁とスペイン大使館が、
スペインの企業の販路拡大のために開催したのでしょう。
スペインの10社の製品が展示されていました。
仕事が終わって日が暮れて、スペイン大使館へ行ったところ、
大使館前には行列がありました。
もしかして並ぶかと思いましたら、
チェロのコンサートの入場を待つ人たちでした。
大使館の活動はテレビや新聞で知っていましたが、
大使館は同じ日にさまざまな取り組みを行っているのですね。
スペイン大使館は結構大きい大使館です。
私は大使館に行くのが初めてで、入館は少し緊張しました。
トルコのサウジアラビア大使館のニュースを見てから時間が
経っていないこともあり、
日本のルールが及ばない異国の地に踏み入れる緊張感はありました。
手荷物検査を終えて入館しました。
展示室以外は写真撮影禁止です。
ただ、皆さん日本語で私に声をかけてくれます。
日本人の職員の方と思われる方も多く、明るく、フレンドリーでした。
次からはあまり緊張せずに行けそうです。
展示は会社ごとではなく、色彩ごとに各社の製品を混ぜて
ひとつの静物画のように展示していました。
大きく分けて10色の構成です。
「スペイン色彩の静物」として再編成されたような
コーディネート提案されたような面白い展示でした。
素材も、木材や植物のつる、アルミや
布地、生地など多様で、加工技術もアピールしていると思います。
写真はできるだけ人が写らないように撮ったので、
人が少なく見えますが、18時くらいにもかかわらず、
あちこちで会話、商談が行われていました。
私も日本語や英語で話しかけられました。
インテリア業界の人ではないと伝えたので、
突っ込んだ会話はしませんでしたが、
業界関係者であれば、じっくり話したいところでしょう。
照明器具のデザインがおしゃれでした。
輪が月食のように輝いて見えます。
「TATAMI MIX BLACK」というカーペットがありました。
畳からアイデアを借りて作ったのでしょう。
ござに近いです。
イグサではなく、硬い紙のような繊維で編んで作られていました。
ござよりは硬いですが、
靴を履いて過ごす文化ですから、これでよいのかもしれません。
普通の「TATAMI」として茶色のパターンもありました。
会期中には関連するスペインのデザインのセミナーも開催されてました。
各国の大使館で行われるイベントにも
興味深いものがたくさんあるのでしょうね。
スペイン大使館での展示会
「スペイン色彩の静物 Spanish Chromatic Still Lifes」に行きました。
スペインのインテリア、
家具や照明器具、ラグと張り地の展示会で、
10月30日から11月1日までの短い会期でした。
スペイン貿易投資庁とスペイン大使館が、
スペインの企業の販路拡大のために開催したのでしょう。
スペインの10社の製品が展示されていました。
仕事が終わって日が暮れて、スペイン大使館へ行ったところ、
大使館前には行列がありました。
もしかして並ぶかと思いましたら、
チェロのコンサートの入場を待つ人たちでした。
大使館の活動はテレビや新聞で知っていましたが、
大使館は同じ日にさまざまな取り組みを行っているのですね。
スペイン大使館は結構大きい大使館です。
私は大使館に行くのが初めてで、入館は少し緊張しました。
トルコのサウジアラビア大使館のニュースを見てから時間が
経っていないこともあり、
日本のルールが及ばない異国の地に踏み入れる緊張感はありました。
手荷物検査を終えて入館しました。
展示室以外は写真撮影禁止です。
ただ、皆さん日本語で私に声をかけてくれます。
日本人の職員の方と思われる方も多く、明るく、フレンドリーでした。
次からはあまり緊張せずに行けそうです。
展示は会社ごとではなく、色彩ごとに各社の製品を混ぜて
ひとつの静物画のように展示していました。
大きく分けて10色の構成です。
「スペイン色彩の静物」として再編成されたような
コーディネート提案されたような面白い展示でした。
素材も、木材や植物のつる、アルミや
布地、生地など多様で、加工技術もアピールしていると思います。
写真はできるだけ人が写らないように撮ったので、
人が少なく見えますが、18時くらいにもかかわらず、
あちこちで会話、商談が行われていました。
私も日本語や英語で話しかけられました。
インテリア業界の人ではないと伝えたので、
突っ込んだ会話はしませんでしたが、
業界関係者であれば、じっくり話したいところでしょう。
照明器具のデザインがおしゃれでした。
輪が月食のように輝いて見えます。
「TATAMI MIX BLACK」というカーペットがありました。
畳からアイデアを借りて作ったのでしょう。
ござに近いです。
イグサではなく、硬い紙のような繊維で編んで作られていました。
ござよりは硬いですが、
靴を履いて過ごす文化ですから、これでよいのかもしれません。
普通の「TATAMI」として茶色のパターンもありました。
会期中には関連するスペインのデザインのセミナーも開催されてました。
各国の大使館で行われるイベントにも
興味深いものがたくさんあるのでしょうね。
映画「日日是好日」から二十四節気、おもてなし、文化、芸術の良さを感じよう
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
映画「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)を観ました。
先日、お亡くなりになった樹木希林さんの出演作で、
お茶の世界に興味があり、映画の舞台が横浜でもあったので観ました。
二十歳の女性が茶道を学びながら気づき、大人へと成長していく話です。
とても美しく、清々しい映画でした。
主人公は、世の中には「すぐにわかるもの」と
「すぐわからないもの」の二種類がある、と語ります。
20年以上茶道を学んで、やっと気づくことがあると、
茶道の奥深さが垣間見えました。
樹木希林さんをはじめとした俳優の演技や映像は素晴らしかったです。
映画では、二十四節気にあったお茶のおもてなしや作法、
茶室のしつらえなどが出てきます。
お茶を淹れる、飲むという行為を
文化、芸術の域に昇華させている茶道は
精神の豊かさにあふれています。
映画の原作にも興味を持ち、買って読みました。
「日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」
森下典子 新潮文庫
著者の自伝随筆です。著者が茶道から学んだことを語っています。
映画の内容ををさらにかみしめることができました。
映画を見て、エッセイを読んだだけですが、
「日日是好日」、毎日が良い日と感じる感受性や
感謝の気持ちをもって生きる人生は美しいと思います。
私は二十四の季節を味わう幸せが大好きです。
ビジネスの視点から話すと、こうした幸せはプライスレスで、
季節感や文化、芸術には、お金を惜しまない豊かな層もいるのです。
戦国時代には、城をひとつ建てられるような値段で、
ひとつの茶碗が売買されたという話も聞きます。
店づくり、応接室、商品、サービス、SNSに
季節感や文化を取り入れること、
おもてなしの気持ちをもつことは
経営にも良い効果をもたらします。
映画をご覧になって、茶道から学ぶのもよいのではないでしょうか。
私も家で、ささやかに嬉野茶と栗の和菓子で一服しました。
今は霜が降り始める霜降。秋が深まっています。
来週は立冬。冬は間近です。
映画「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)を観ました。
先日、お亡くなりになった樹木希林さんの出演作で、
お茶の世界に興味があり、映画の舞台が横浜でもあったので観ました。
二十歳の女性が茶道を学びながら気づき、大人へと成長していく話です。
とても美しく、清々しい映画でした。
主人公は、世の中には「すぐにわかるもの」と
「すぐわからないもの」の二種類がある、と語ります。
20年以上茶道を学んで、やっと気づくことがあると、
茶道の奥深さが垣間見えました。
樹木希林さんをはじめとした俳優の演技や映像は素晴らしかったです。
映画では、二十四節気にあったお茶のおもてなしや作法、
茶室のしつらえなどが出てきます。
お茶を淹れる、飲むという行為を
文化、芸術の域に昇華させている茶道は
精神の豊かさにあふれています。
映画の原作にも興味を持ち、買って読みました。
「日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」
森下典子 新潮文庫
著者の自伝随筆です。著者が茶道から学んだことを語っています。
映画の内容ををさらにかみしめることができました。
映画を見て、エッセイを読んだだけですが、
「日日是好日」、毎日が良い日と感じる感受性や
感謝の気持ちをもって生きる人生は美しいと思います。
私は二十四の季節を味わう幸せが大好きです。
ビジネスの視点から話すと、こうした幸せはプライスレスで、
季節感や文化、芸術には、お金を惜しまない豊かな層もいるのです。
戦国時代には、城をひとつ建てられるような値段で、
ひとつの茶碗が売買されたという話も聞きます。
店づくり、応接室、商品、サービス、SNSに
季節感や文化を取り入れること、
おもてなしの気持ちをもつことは
経営にも良い効果をもたらします。
映画をご覧になって、茶道から学ぶのもよいのではないでしょうか。
私も家で、ささやかに嬉野茶と栗の和菓子で一服しました。
今は霜が降り始める霜降。秋が深まっています。
来週は立冬。冬は間近です。