こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
明日から年賀状の引受が始まります。
近頃は、年賀状を書くのが面倒だ、SNSで十分、
という声を耳にしますが、もったいないです。
年賀状は売上獲得につながります。
事例を紹介したいと思っていたところ、
年賀状を使った販売促進事例が
日本郵便のwebサイトに掲載されていました。
https://nenga.yu-bin.jp/houjin/case.html
年賀ダイレクトメールで
以下のことを実現させています。
・既存顧客のリピートを促す
・休眠顧客を再来店させる
・優良顧客のセルアップを図る
・新規顧客を獲得する
新規顧客の獲得は、
webで宛先をリストアップして郵送しています。
年賀ダイレクトメールのほかに
年賀タウンメールもあります。
宛名を記載せずに、
町丁目単位やマンション単位で、
地域を指定して戸別のポストへ郵送します。
宛名は書かないので顧客リストは要らず、
新規顧客開拓に向きます。
新聞を購読しない世帯や
チラシをポスティングできないマンションにも
届けられます。
チラシを読まずにチラシの束ごと
まとめて捨てる人もいますが、
年賀状を見ずに捨てる人は少ないと思われます。
難点は1通62円と、折り込みチラシや
ポスティングよりも高いことです。
近隣のエリアに絞って送るのがよいでしょう。
年賀状は、普通のダイレクトメールはがきと比べて、
次のメリットがあります。
・年賀状はお年玉くじが付いているので
当選番号を確認する際にもう一度見ることがある
(読んですぐに捨てられない)
・年始は時間に余裕のある人も多く、
じっくり読んでもらいやすい
一方、デメリットとしては、
年賀状が多く届くので埋もれてしまう、
ことが挙げられます。
年賀状ダイレクトメールの
業種別のテンプレートには、
多くの業種があります。
焼肉店、居酒屋、レストラン、カフェ、ベーカリー、コンビニ、ドラッグストア、スーパーマーケット、アパレル、携帯ショップ、自動車ディーラー、ガソリンスタンド、通信販売(化粧品)、スポーツクラブ、美容室、クリーニング店、引っ越しセンター、銀行、税理士事務所、学習塾、不動産販売、工務店(リフォーム)、整体院、歯科医院、幼稚園、自治体
デザインの雰囲気や訴求する内容は
参考にしてよいと思います。
テンプレートはwordファイルでダウンロードできますが、
フォントはパソコン環境に依存するので、
同じ書体にならない可能性は高いです。
年賀状ダイレクトメールの反応率を上げるには
以下のことに気を配るとよいです。
・お仕着せの文面やデザインをそのまま使わない
・クーポンをつける
・webへ誘導する(QRコードや「〇〇で検索」をつける)
・できたら手書きで一言添える
・既存顧客にはセールスモードではなく心からの新年の挨拶をすることも有効
・営業品目、メニュー、仕事の実績などを伝える
ダイレクトメールが嫌いな人であっても、
年賀状はもらって嫌な気持ちになりにくいです。
売上を上げるチャンスと考えましょう。