2018年をデザインで振り返る

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今年も残り10日となりました。
2018年のデザインを振り返ります。

バーチャルユーチューバーとストローを取り上げます。

バーチャルユーチューバー(VTuber)は、
YouTubeに出演する架空のキャラクターです。

キズナアイさんが有名です。


コンピューターグラフィックで描いたキャラクターに
人が扮しています。

いろいろな作成方法があるようですが、
モーションキャプチャーを身に着けて、
人の動きと同じようにキャラクターを動かす方法を
テレビで見ました。

声の主は声優だったり、ボイスチェンジャーを使ったり、
制作者そのままだったりするそうです。

企業の活用事例としては、
一般的なユーチューバーと同じように
タイアップして商品宣伝してもらうものもありますが、
サントリーやロート製薬のように、
自社でバーチャルユーチューバーを制作する会社もでてきました。



ご紹介した動画は、しっかり広告宣伝していますが、
宣伝していない動画もあります。
宣伝が強すぎると視聴者が嫌うから、
バランスをとっているのでしょう。

単にYouTubeに動画をアップするのに比べて、
手間がかかるので、中小企業ではそれほど取り組まれていませんが、
自分ではないキャラクターを設定できる点は魅力ですし、
かわいらしいキャラクターが好きな人もいますから、
うまく運用する中小企業も近いうちに出てくると思います。

もうひとつはストローです。
プラスチックの海洋汚染が話題になり、
プラスチックストローを
紙のストローに置き換える動きが出てきました。

プラスチック製品はストローだけではないので、
ストローだけが話題になるのは変な気もしますが、
中小企業でもプラスチック削減の動きは強まると思います。

プラスチックストローが1円くらい、
紙ストローが3円くらいですので費用は増えます。

また、紙ストローは、耐久性や口で触った感触、
曲げられないなどの点でプラスチックに及びませんが、
レジ袋などの包装資材の削減とともに検討課題となるでしょう。

どんな体験を売るか、どんな社会を目指すか、
の象徴になってきています。

上に挙げた課題を解決するストローのデザインが期待されます。
来年のグッドデザイン賞では受賞するストローがでるでしょうか。