スペインのバル巡りとガストロノミーツーリズム

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は即位礼正殿の儀の祝日です。

スペインのレポートを再開します。
スペインではバル(Bar)がたくさんあり、いろいろ見てきました。

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タパ(複数形はタパス)と呼ばれる一品料理や
ワインなどを楽しみます。

ワインだけでなく、ビールや、
ワインベースの果実酒であるサングリア、
リンゴの発泡酒であるシードラなど飲みました。

下の写真の奥がシードラです。
手前右がガスバチョ、左がピンチョスです。
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ピンチョスは、パンに串に刺した料理がのっている一口サイズのつまみです。

バルは、日本のバーとは異なり昼も営業しています。
お酒を頼まなくても大丈夫です。
ノンアルコールもあります。

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立ち飲みスタイルの店では、
店内で何を注文しようか戸惑っていたら、
現地の親切なお客さんに、
「カウンター越しに注文するんだよ」と話しかけられました。

楽しそうに過ごしている地元の人と、
下手な英語で少し会話を楽しみました。

下の写真左はトルティーリャです。
ジャガイモや玉ねぎが入ったスペイン風オムレツです。
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写真の右は串に刺したつまみ、ピンチョスです。

カウンターのある立ち飲み屋のようなバルだけでなく、
レストランに近いバルもあります。

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レストランに近い店では、
ホールのスタッフが注文を取りに来てくれます。

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上の写真の奥、魚のフライは「Pescaditos Fritos」(ペスカーディドスフリートス)です。
生ハムの他に、魚やオリーブを使った料理が特徴的でした。
美味しかったです。

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バスク地方のサンセバスチャンは料理人が切磋琢磨して、
美食の街として知られています。

レストランだけでなく、バル巡りを目的に
世界中から多くの観光客がやってきます。

食事をその土地の風土や文化をともに楽しむ美食の旅は
「ガストロノミーツーリズム」と呼ばれ、
近年話題になっています。

政府もすこしづつ動き出しているようです。
観光庁「「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」における国内開催候補地の募集を開始!」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics03_000085.html

食文化を見つめることは、観光客を呼ぶだけでなく、
食を通じて地域の魅力を再認識することにもなるので、
地域おこしにも有効だと思います。

農林水産業や食品製造業にもプラスで、
地方創生や中小企業の活性化につながります。

以前は当ブログで街バルをご紹介しました。
2017年12月07日:函館西部地区バル街がグッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞
https://brand-design.seesaa.net/article/455381704.html

スペインのバルから中小企業が学べることは多いです。