新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国に出されました。
緊急事態宣言は5月6日までですが延長されるかもしれません。
来店客の減少や従業員の感染リスクを考えると、
営業自粛や営業時間の短縮を継続せざるを得ない店も
少なくないと思います。
店舗が開いていないくても常連客に販売をしたい店が
考えたいのがネットショップです。
今日は新型コロナウイルス対策で
急いでネットショップを開店させたい中小企業への記事です。
中小企業の多くのネットショップは、
ネットショップや決済の仕組みを提供するASP型と
楽天などのショッピングモール型のどちらかです。
ショッピングモール型では
楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonが有名です。
ショッピングモールへの出店には審査があります。
楽天やYahoo!ショッピングでは審査に数週間かかります。
Yahoo!ショッピングの手数料は以下の通りです。
Yahoo!ショッピング:料金・費用について
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/cost/
月額利用料無料
ストアポイントなど2.5%
決済手数料およそ3~5%
売上金の振込手数料無料
楽天は販売力がとても強いですが、手数料も高く、
本気で本業として取り組む企業向きです。
Amazonはオリジナル商品のアピールにSEOが重要です。
手数料もそれなりにかかります。
ここからはASP型をご紹介します。
BASE(ベイス)

月額利用料無料
取引ごとにサービス利用料3%+決済手数料3.6%+40円
売上金の振込手数料250円
BASEは多くの中小企業が利用していて安心感があります。
STORES(ストアーズ)

フリープラン
月額利用料無料
決済手数料5%
売上金の振込手数料275円
STORESは手数料も安く、
おしゃれなショップサイトが作れます。
カラーミーショップ

月額利用料3000円~
初期費用3000円
ストアポイントなど2.5%
決済手数料およそ3~5%
売上金の振込手数料無料
カラーミーショップには
電話サポートがあり、ITが苦手な人にはお勧めです。
クレジットカードなどの決済代行会社の審査に約3週間かかります。
結論としては、小規模企業が、
新型コロナウイルスによる営業自粛や
営業時間の短縮を補うために急遽、開店する
ネットショップであれば、BASEかSTORESをお勧めします。
ネットショップでは、集客やリピーター獲得の
仕組みづくりがとても重要で、
その点でショッピングモール型は強いです。
ただ、今回は実店舗を持っていて、営業自粛のために
店の前に張り紙を掲示するような場合で
常連客をがっかりさせないためのネットショップを
想定して書いていますので、集客の仕組みは考慮していません。
また、開店までのスピードを重視し、
小規模な売上でも成り立つことを優先してご提案しました。
クレジットカード導入のスピード重視ならBASEが早くお勧めです。
張り紙やホームページに、
URLやQRコードを貼り付けておきましょう。
新たにネットショップを開店させるにあたっては、
以下の点が必要になることを念頭に置いてください。
・商品写真を用意すること
・送料を考慮して商品ラインナップや価格を決めること
・梱包資材を用意すること
・今後まめにメールチェックをすること
ネットショップを構築するのが難しい中小企業でも、
ブログ(orチラシ)に商品と
電話番号、電話受付時間を掲載して、
電話で注文を受け、銀行振込で入金を確認して
発送する方法もあります。
これならメールチェックや返信も要りません。
さらに、運送会社への送料が高くなる場合で、
地域密着型の店をやっている場合は、
近隣限定で自ら配送することも考えてよいです。
最後に、どのような形でも、
すべて通信販売になりますので、
特定商取引法の規制は守るようにしましょう。
消費者庁:特定商取引法ガイド 通信販売
https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/