おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2021年4月1日より、消費税込みの価格を表記することが義務づけられます。
1000円+税、1000円(税別)などの表記から、
1100円、1100円(税込)、1100円(税抜価格1000円)
などに変える必要があります。
すべての価格を税抜きで表記して、
「当店の価格は全て税抜表示となっています。」
と店内で掲示することも現在は認められていますが、
4月からできなくなります。
「980円+税」のように値ごろ感を出した価格設定に
している企業にとって、
「1078円」では消費者の購買心理に影響することは
避けられず、悩ましいです。
ユニクロやジーユーのように9.1%の値下げする店もありますが、
値下げできる中小企業は多くありません。
価格を変えない場合、消費者の買い物意欲を減らさないためには
プライスカードに「980円(税込1078円)」と表記することを
私はお勧めします。
プライスカードに書く文字数が増えますが、
売上に影響しますので
値ごろ感のある価格の提示には手間を惜しまないことです。
月末までにプライスカードの準備を進めましょう。
消費税の総額表示義務化の詳細は
下のリンクをご覧ください。主なQ&Aも掲載されています。
財務省「消費税の総額表示義務と転嫁対策に関する資料」
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/d03.htm