前から興味があった熱海のMOA美術館に行ってきました。

2017年にリニューアルオープンしています。
日本の美術を中心に展示しています。
国宝3点、重要文化財も多数収蔵している美術館です。
長いエスカレーターを上ると円形ホールへ、
日本最大の投影された万華鏡作品がお出迎えします。


私が訪問した時は
「冨嶽三十六景と東海道五十三次」の企画展でした。

葛飾北斎「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」や
「冨嶽三十六景凱風快晴」です。


下は同じ時期に活躍した歌川広重の東海道五十三次の
「神奈川 だいのけい」です。
「だいのけい」の漢字が難しくてひらがなで申し訳ありません。

これらのおなじみの作品が展示され、
解説やクイズが出されていました。
冨嶽三十六景は36作品だと思っていたら、
全部で46作品あることもクイズで知りました。
東海道五十三次は日本橋と京都を入れて
55作品なんだそうです。
全作品を観て大満足でした。
力強い構図と鮮やかな色彩は素晴らしいです。
構図は現代のグラフィックデザインを考えるうえでも
参考になると思います。
浮世絵版画は美術品ですが、写真がなかった時代に
旅情を誘ったでしょう。
「冨嶽三十六景と東海道五十三次」の企画展は
現在終了していますが、
作品はMOA美術館のコレクションですから
また観られる機会があるはずです。
美術館の建物や風景、常設作品などはまた来週ご紹介します。