おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2021年をブランドで振り返ります。
今年はSDGsやLGBTQ+を耳にする機会が多くなりました。
中小企業も経営にプラスになると考えたいテーマです。
SDGsは「持続可能な開発目標」として国連で採択された目標です。
以下の17のゴールがあり、
地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
企業が世界や社会を考え、少数の人にも思いをはせ、
この地球を壊さないように取り組むかどうかが
ブランド価値にも影響するようになりました。
食料や資源を大切にしているか、
自社の商品・サービスをさまざまな人が利用できるか、
会社の姿勢が問われています。
高級ブランドを手掛ける企業も姿勢を変えています。
Fotbes「米ブランドの『廃棄処分』に抗議するTikTok動画が話題に」
https://forbesjapan.com/articles/detail/43795
そしてLGBTQ+は、性的マイノリティである次の人たちを指します。
レズビアン(女性の同性愛者)、ゲイ(男性の同性愛者)、
バイセクシャル(両性愛者)、
トランスジェンダー(身体の性と心の性が合わない人)
クエスチョニング(自分の性がわからない、定まっていない人)/クィア(性的少数者)
「+」(これら以外のさまざまな性の人)
LGBTの詳細は法務省のページをご覧ください。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/LGBT/index.html
企業は、さまざまな方がいることを理解して
経営を行う必要があります。
10月27日にアメリカ国務省は男性・女性どちらにも該当しない性別“X”とするパスポートを発行
https://esta-center.com/news/detail/023300.html
無印良品は来春にも衣料品の半分を男女兼用にするそうです。
日本経済新聞「『無印』衣料、半分が男女兼用に 多様な消費者に配慮」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC28BL70Y1A420C2000000/
大企業は大きな市場を求めますが、
中小企業は市場規模が小さくても事業は成立しますので、
少数者に向けた事業は中小企業の方がやりやすいとも言えます。
同性愛者向けの結婚相談所なども昔からあります。
こうした生きづらさを感じている方に配慮した職場づくりで
多様で能力の高い人材を社員に多く迎えることもできます。
社会の変化を経営者は認識していきましょう。
この記事が今年最後のブログ更新です。
今年もありがとうございました。良い年をお迎えくださいませ。