貂明朝、IBM Plex Sans JP、Kintoに注目

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

Adobe Fonts(無償版)の日本語フォントの中から私が注目した
「貂明朝」「IBM Plex Sans JP」「Kinto」
3つのフォントをご紹介します。

まずは「貂明朝」から。
「てんみんちょう」と読みます。
Adobeが自ら作成して提供しています。

流れるような手書きの要素もある書体で
かわいらしく、雰囲気も出せる感じです。

tenmincho.jpg

Adobeも次のように語っています。
Adobe Typekit Blog日本語版「可愛らしくも妖しい『貂明朝』登場」
https://blog.typekit.com/alternate/ten-mincho/

「貂明朝を従来の明朝体から際立たせている特徴は、
躍動感のある手書きの文字の特徴に加え、
江戸時代の瓦版印刷に見える
運筆の特徴も取り入れていることです。」

「伝統的な明朝体の画線の先端を丸め、
やや太めに仕上げ、ふところは小さめにしています。」

貂明朝は短めの本文でも使えるような汎用性もあります。

次にIBM Plex Sans JPはIBMが提供している書体です。

IBM Plex Sans JPは、
Thin、ExtraLight、Light、Regular、
Text、Medium、SemiBold、Bold
の8種類の太さがあるゴシック体の書体です。

IBMPlexSansJP03.jpg

8種類あるのでデザインの幅が広がります。

IBM THINK Blog Japan
「オープンソース・フォント『IBM Plex』誕生の経緯

https://www.ibm.com/blogs/think/jp-ja/how-ibm-plex-an-opensource-font-was-born/

Kintoは、サイズやバランスを欧文フォントに合わせた
ユーザーインターフェイス用日本語フォントです。
https://github.com/ookamiinc/kinto/blob/master/README.md

日本語を少し小さくしてバランスをとっています。
日本語と英語を交ぜて使う時に
簡単にきれいに並べられて便利です。

kintoSans02.jpg

一般的な書体では英語が小さく読めます。
下は源ノ角ゴシックです。英語が日本語より小さく見えます。
小さい差なので画面では見づらくて申し訳ありません。

genno01.jpg

ちなみにIBM Plex Sans JPもバランスを配慮しているように見受けられます。

KintoもIBM Plex Sans JPも
ユニバーサルデザインのような見やすさと
美しさのバランスもを考えていると思います。