東京ミッドタウンアワード2022デザインコンペのレポートです。

テーマは「TRIP」で、
1218点の応募の中からグランプリ、優秀賞、
ファイナリストとなった計10作品のデザインが
2022年10月13日から11月6日まで
東京ミッドタウンで展示されていました。
グランプリはツルタシュリさんの「souvenyl chair」です。

紙の椅子の型に、ビニール袋をかけてアイロンで熱を加えて
旅先でもらうお土産袋をつかった「お土産のような椅子」が
できるというデザインです。
ビニール袋で補強して強い椅子になること、
訪れる地域や作る人によってデザインが変わること、
などが評価されたようです。
優秀賞は3点。一つ目は
「情景を重ねるポストカード」です。

葉書に「物語の情景を探しに行く」という
旅の新しいきっかけを与えました。
文庫本と一緒に売ることを考えているようです。
小説の一節と情景の組み合わせを考えて楽しむのは、
素敵なデザインだと思います。
二つ目は「器になる個包装」です。
菓子の包装紙がお皿にもなるデザインです。

和菓子と折り紙文化は外国人だけでなく、
日本人にも喜ばれそうです。
もう一作品「icetream」も優秀賞を受賞しました。
ファイナリストの6作品にも
商品化されそうなデザインが見られました。
こうしたデザインを見ると、
デザインの魅力が感じられて嬉しくなります。
ご紹介できなかった入賞デザインは下のリンク先に載っていますのでご覧ください。
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2022/design.html