世界一やさしい YouTubeビジネスの教科書 1年生

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
書籍のご紹介です。

youtube1nensei.jpg

世界一やさしい YouTubeビジネスの教科書 1年生
KYOKO、ソーテック社

私は、売上を増やしたいとおっしゃる中小企業の多くに
YouTube動画活用を勧めています。

参考になる書籍の一つとしてご紹介します。

この本はチャンネル登録者数10万人超の
ビジネス系ユーチューバーが書いています。

YouTubeで集客したいという中小企業に
第2章の「YouTubeのSEOとアルゴリズム」
が役に立ちます。

また、YouTubeで直接収入を得たい方にもおすすめです。

広告やアフィリエイト、
自社オリジナルコンテンツの販売に
ついての記述もあります。

ネタが見つからない時の対策や、
YouTubeアナリティクスの使い方など
稼ぐためのYouTubeが幅広く書いてあります。

取引先のインボイス登録を確認しよう

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はインボイスについてです。

「インボイス登録はもうしたから大丈夫です」と
先日、訪問した中小企業は話してくださったのですが、
取引先の登録の確認は、まったく考えていないようでした。

ただ、継続的に取引している仕入先などには
10月からの取引に向けて、
取引先がインボイスを発行するかどうか確認しましょう。

invoice_torihikisaki.jpg

消費税の本則課税(簡易課税ではない)の企業は、
取引先が発行した
インボイス(適格請求書)の保存が必要になります。

本則課税と簡易課税のどちらかわからない場合、
売上が5000万円以上だったら本則課税と思ってください。

取引先がインボイスを発行する場合は
登録番号を提出してもらいましょう。

取引先が年商1000万円以下であれば、
免税事業者の可能性があり、
インボイスを発行しない選択をする事業者もいます。

インボイスを発行しない取引先ですと、
令和11年9月までは50%~80%を
仕入税額控除できますが、
全額の仕入税額控除はできなくなります。

インボイスを発行しない取引先から仕入れると
消費税の自社の納税額が増えますので、
必要に応じて価格の見直し等を相談しましょう。

(令和8年9月30日までは仕入税額相当額の80%、
令和11年9月30日までは仕入税額相当額の50%、
は控除できる経過措置の特例があります)

「必要に応じて価格の見直し等を相談しましょう。」は
国税庁のwebサイトに書いてあります。
https://www.nta.go.jp/about/organization/okinawa/invoice_setsumeikai/pdf/12220904.pdf

一方的に引き下げると、
独占禁止法や下請法違反になる可能性もあるので、
発注企業としてはとても困るところです。

ちなみに、3万円未満の公共交通機関の交通費、
自動販売機での3万円未満の商品購入
従業員に支払う通勤手当、出張旅費、日当、
ポストに投函する郵便物の切手代は
インボイスがなくても仕入税額控除ができます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/qa/01-13.pdf

日本民芸館西館

中小企業診断士の山口達也です。
残暑お見舞い申し上げます。夏休みの中小企業も多いと思います。

先週の日本民芸館本館に続いて、
今日は日本民芸館西館の紹介です。

mingeikan08.jpg

西館は柳宗悦が住んでいた家です。
日本民芸館本館の向かい側に立っています。

mingeikan09.jpg

先に建ったのは西館で、本館が後です。
柳は家の前に日本民芸館を建てたのです。

西館も本館同様に東京都指定有形文化財になっています。

mingeikan10.jpg
mingeikan02.jpg

本館で受け付けしてから入ります。

館内の写真はありません。

印象に残っているのは音楽室や客間、
それに2階にある柳の書斎です。
素敵でさすがの美意識でした。

知識、教養も豊かだったことが部屋からもうかがえました。
かっこいいです。憧れます。

西館は、展覧会開催中の
第2水曜、第2土曜、第3水曜、第3土曜日のみ
公開しています。
1か月に4日間しか開いていませんのでご注意を。

mingeikan11.jpg

日本民芸館「美しき漆 日本と朝鮮の漆工芸」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
日本民芸館に行きました。東京の目黒区駒場にあります。

mingeikan01.jpg

日本民芸館は、柳宗悦(やなぎむねよし)が企画して、
初代館長を務めました。

柳は、無名の職人達が作った民衆的工芸品を「民藝」と名づけ、
日常に使われるものに宿る美の良さを説きました。

日本民芸館では、柳が収集した陶磁器や染織、絵画などが
収蔵、展示されています。

mingeikan02.jpg

日本や朝鮮の美しいものがたくさんあります。

私が訪問した時は、
特別展「美しき漆 日本と朝鮮の漆工芸」が
開催されていました。

撮影が一部できました。ご紹介します。

mingeikan03.jpg
mingeikan04.jpg

江戸時代の漆絵の盃です。

mingeikan05.jpg

朝鮮時代の螺鈿の箱形枕です。

螺鈿(らでん)は貝を漆に塗って貼り付けた装飾です。
とても立派で、これはそれなりの偉い人が
使っていたように思います。

mingeikan06.jpg
mingeikan07.jpg

沖縄の三段重や、根来塗(ねごろぬり)の茶入もありました。

今回の特別展は漆なので、少し高級な品も多かったですが、
民芸らしく名もなき職人の手作業による、
一般の人々が使っていた日用品などの収蔵、展示もあります。

また、民芸館の建物もとても素晴らしいです。

日本家屋を基調としていますが、西洋のものも混じっています。
民芸館の建物そのものも鑑賞して楽しんでほしいです。

それほど広くはないのですが、
見どころがギュッと詰まってたくさんあり、
見応えがあります。

ミュージアムショップにもお客様がたくさんいました。