おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
代官山の旧朝倉家住宅に行ってきました。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/bunka-shisetsu/asakura/asakura_00004.html
「フランス人がときめいた日本の美術館」
(ソフィー・リチャード、山本 やよい訳)という本を読み、
いつか行こうと思っていた場所です。
渋谷の日本デザイナー学院で
かつて毎週授業をしていたのですが、
近くにこんなに美しい場所があるとは知りませんでした。
旧朝倉家住宅は、東京府議会議長を務めた
朝倉虎治郎氏によって、大正8年に建てられた邸宅です。
国の重要文化財に指定されています。
農林大臣公邸や、経済企画庁の経済安定本部、渋谷会議所
としても使われていたそうです。
110年前の建築ですが、状態もよいです。
大きな邸宅で応接間や広間、茶室、洋間もありました。
上質なつくりで、趣向を凝らした装飾も美しく、
職人の技が光ります。
和洋折衷のデザインは少なめで、
応接間や広間の書院造りと、
杉の間や茶室、円窓の部屋の数寄屋造りの
両方の日本建築を堪能できます。
見学者の約半分が外国人で、日本建築を楽しんでいました。
庭園も見事です。
坪庭も美しかったですが、
杉の間や中の間から見る庭も美しいです。
この日本庭園の美しさも外国人をひきつけていると思います。
家を出て庭だけを散策することもできます。
崖線に庭があり、歩きながら景色の変化を楽しめます。
大名庭園のような広さはありませんが、
植えてある植物も多様で、灯籠も立派で
本当に素晴らしい日本庭園です。
近代日本のデザインを学ぶには最適です。
観覧料も100円と安く、おすすめです。ぜひ。