研修をブランド力にする

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は午後から中小企業診断士理論政策更新研修を受講します。

中小企業診断士は登録期間が5年です。
資格を更新するためには、新しい理論を学ぶことが必要です。

その学ぶ方法のひとつが本日の研修の受講です。

ブランドの視点で見ると、この仕組みは良いことです。

中小企業診断士という資格のブランド力を考えます。

前回お話ししたサービス業の特性に「変動性」がありました。

この理論を学ぶことを義務付ける仕組みには、
品質の「変動性」を和らげる効果があります。

この仕組みが、中小企業診断士は一般の経営コンサルタントと
違って新しい理論を必ず学んでおり、
一定の品質を保っていることを担保しています。

また、この研修の仕組みは広く公開されていますので、
「中小企業診断士はこのように品質を保っています」
という外部に情報を発信する効果があります。

買い手が、経営コンサルティングの品質水準が分からないという
不安を乗り越える情報発信になります。

ブランド戦略を考えるときも、
一定以上の品質をどうやってつくるか、
その品質をどうやってお客様に伝えていくか、
がポイントになります。

そのために社員教育や品質・工程管理、マニュアル化や、
コミュニケーション戦略などを行うわけです。

中小企業の経営者のみなさん、品質を保つ仕組み、
その品質水準がクリアされていることを伝える
コミュニケーション戦略に工夫の余地はないか考えてみましょう。

最後に、中小企業診断士理論政策更新研修を
資格の更新のためにしぶしぶ受けている方もいるようですが、
私は勉強できる機会を前向きに考えています。

サラリーマンの時も勉強はしていましたが、
やはり独立してから勉強量は増えました。

よいコンサルティングをしようと思うと、
勉強の時間がますます大切に感じられます。

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